◯二◯二パニック
・３５瑠璃「あ、あれ
透明は
」昴「ああ
さっき、天啓があったとかで、急いで荷物もって、電波の届く所まで
行くって言ってたぞ
」瑠璃「ひぇ～
わざわざ、山降りたの
なんか常に神仏と繋がってるのって
大変だね・・・
」
昴「まあ、アイツの場合は自ら繋げなくても
繋げられることも多いから、日頃の
ルーティーンみたいなものなんじゃないのか」
瑠璃「ひぇ～っ」
大変だね・・・
」昴「まあ、アイツの場合は自ら繋げなくても
繋げられることも多いから、日頃の
ルーティーンみたいなものなんじゃないのか
」瑠璃「ひぇ～っ
」しばらくして・・・。
透明「ごめん
ごめん
」昴「早かったな
」透明「いや～っ
ちょっと、やばいメッセージが来たもんだから、ブログをね
」昴「まあ、その話は後で俺ら全員にも聞かせてくれ
」瑠璃「透明、大丈夫なの
」透明「大丈夫
大丈夫さて、何からやるか
」昴「まずは、各々の属性を引き上げてから
弱点克服だな
」透明「昴は慣れてるから良いとして、瑠璃は何する
」瑠璃「う～ん
・・・属性能力の向上かぁ～どうやったら一番良いんだろう
」透明「それじゃぁ～さぁ～
こういうのはどう」
地母属性地母属性は、大地の力を操り、
壮大で優しさ溢れる属性として
人から好まれる人が多い属性です
しかし、芯は強く、いざという時、
一番頼れる強さがあり、まさに母なる大地の
イメージにそうような寛大な心の持ち主です
能力としては、大地の気質はもちろん
鉱物の力も引き出し、時として蜃気楼のような
エネルギー反射さえ制御できる属性とも
言われています
能力向上方法地母属性は大地と共に
皆さんには、大地の気質に触れて、その気質を
制御する練習をしていただこうと思います
やり方は、至って簡単
まずは、どこのものでも良いので土を用意します。
この時、土は少し湿ったものを使いましょう
次にその土を１つの山にしていただき、
両手の平を土に向かって広げ包むようにします
このとき、手は直接土には触らず、
１０センチ程度は空間をあけておいてください
その状態で土の気質を使い、土を乾燥させる
イメージを土に直接与えてゆきます
簡単に言えば、土に含まれている水分を土自体が
追い出し、上に蒸発させてゆくイメージ
(蜃気楼を作り出す方法)
このイメージは、人によって想像する方法が
違ってくるかもしれませんが、オススメとしては
土の中心の気質が、水分を外へ追いやる感じで
イメージするとやりやすいかもしれません
このイメージをもったら、次に心の中で
こう唱えましょう
「土は砂へ、大地の気、我の気、
共に乗算し、我に従え
ふるべ・ふるべ・ゆらゆらと
」(つちはさへ、だいちのき、われのき、
ともにじょうさんし、われにしたがえ
ふるべ・ふるべ・ゆらゆらと)
この方法で、土と自分の意識が共感してくれば
徐々に土が乾きだし、色が変わってゆきますので
しっかりと集中してやってみてください
練習すれば、１分程度で土が乾いていくように
なりますので、そこまで練習してくださいね
瑠璃「わかった
それでやってみる
ところで、透明はどうするの
」透明「う～ん
・・・そうだなぁ～」瑠璃「そういえば、透明の属性ってなんだっけ
」昴「こいつは、無量属性だよ
」瑠璃「無量属性
そんなのあったっけ」昴「つまり、属性が存在しないんだ
といっても、元はあったんだろうけど、
こいつの観似手が属性を分解してしまって
特定属性が存在しない状態になって
しまったんだよ
」瑠璃「そ、そうなの
」透明「ま、まあね
」昴「ただ、その代わり、属性が無い分、
どの属性の気質も、ある程度は操れる
っていう、わけのわからん状態になって、
俺らにとっては、天敵にも最大の味方にも
なれるようになったわけだ
まあ、もちろん属性を極限まで高めた相手
には、透明でも対応が難しいだろうけどな
つまり、こいつはどの属性もある程度は
操れる器用貧乏っていうことになる」
透明「言い方
私はどの属性も最大値まで修行で高める
つもりだから、昴にも負けないけどね～
」昴「む、ムカつく
」透明「今回の修行で、器用貧乏から脱出するぞ～
」昴「結局、認めんのかよ
」瑠璃「な、なんか
・・・大変そうだね」透明「憐れむな～
そして、ちょっと引くな～～～」瑠璃「あはははっ
ごめんごめん」次回は、昴きゅんの修行です
続く・・・。
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