

赤織「ヤバイヤバイヤバイヤバイ

結界内の空気が薄くなってゆく・・・。
蛇毒「くくくっ


身体の自由が奪われる恐怖は

怖いか


空間の酸素濃度が低下すると、人間は
意識も筋肉も動かなくなる・・・。
しかし、とんでもないこと考えるヤツだなぁ~

透明「あの~


蛇毒「くくくっ


透明「いやいや


これ、止めといた方が良いですよ

蛇毒「

赤織「お、お兄ちゃん

結界がドンドン狭まってゆく

透明「アカ


赤織「えっ


結界が私達を押しつぶそうと迫ってくる・・・が

何故か、私達をすり抜け、蛇毒気神に絡みつく

透明「もういいよ

赤織「えっ


蛇毒「ぐっ


透明「だから止めといたほうが良いって言ったのに

蛇毒「な、なぜ

透明「あ~

結界をちょこっとイジってたんだよねぇ~

テヘペロ

蛇毒「き、きさまぁ~~~~っ

赤織「うわ


透明「おいおい


策士と呼んでくれ


あの~っ

止めてもらっていいですか

透明「ということで、封印完了

後はアカに任せたよ

赤織「えっ

透明「お前、全然活躍できてないと、
大将に怒られるよ

赤織「あっ


そう言うと、私はその場から少し離れる・・・。
「ドゴ~~~~~~~ッ

蛇毒「ぎゃ~~~~~~っ

落雷が落ちたような音と共に、
蛇毒気神の叫びが聞こえてくる・・・。
しばらくして・・・赤織が鳥居から現れる

透明「お疲れ


赤織「えっ


透明「いや


赤織「・・・お兄ちゃん


透明「あ~~~



色々な仕事をしてゆけば、こういった経験を
沢山するだろうから、これを学びにして
次に活かせればいいんだよ

赤織「・・・・・はぁ~

まだ敵わないなぁ~

透明「当然

負けないよ

赤織「あ~~~っ


透明「・・・勘弁してくれ・・・

そんなこんなで、任務完了

それから数日後・・・。
先日の報酬を受け取った私は、
中に入っていた手紙を握りしめ叫んでいた。
透明「あ~の~や~ろぉ~~~~

こんな量のミカンどうするんだよ~

私の部屋には、段ボールがびっちり

透明「くっ



おのれ~っ



てなわけで、お後がよろしいようで・・・
・・・とほほっ


完







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