Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

夏日続き…(ハナビラウツボ)

2016-04-08 18:30:43 | ウツボ科

夏日が続いてますやんばるです。

今日も日中は日差し鋭く、もう夏そのものって感じの空模様でした。

まあ、水温はまだ少しヒンヤリしてますが…。

天気図を見るとまるで梅雨のよう。

というわけで、ぎらぎら陽光が降りそそいでいたと思ったら、急速に曇だして強雨になるという梅雨のような天気の流れに。

週末も、そんな感じの天気になりそうです。

風は南~南西。晴れ、午後遅くに強雨。

〈ウツボ科ウツボ亜科ウツボ属ハナビラウツボ Gymnothorax chlorostigma 16年3月10日 沖縄島安和〉

学名種小名は『黄緑色の斑点』の意。

画像の個体は白斑点ですが……、まあ名は体を表す系ということで。

また本種は、シモフリタナバタウオが擬態するそのモデル種。

シモフリタナバタウオはこちら

前後が逆で尾っぽの方をハナビラウツボの顔に、眼状班を目に見立てているのだそう。

で、自身の顔を岩陰に隠して、岩の狭間から顔を出すハナビラウツボになりすましているのだそう。

普通に正面を向いていても似ているように、僕には思えたりもしますが。口の大きさは違いすぎるけど…。

この擬態もベーツ型擬態だとか。

有毒の方ではなく、有害な生物に似せる方。

有害というとどこか違和感がありますが、危険な種に似せているということでしょう。

ハナビラウツボの成魚は体長が1メートルに達するそうですから、容易には襲われないのでしょう。

シモフリタナバタウオの大きさは15センチほどですから、この擬態にはかなり効果があるように思えます。

生息場所やその様子もよく似ている印象ですし。

 

コメント
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