Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

のち陽光…(コノハガニ)

2016-04-15 19:13:11 | エビ・カニ類

早朝はパラパラ雨交じり…。

でも時間とともに晴れ渡っていった本日のやんばるです。

風は北寄りでややヒンヤリでしたが、陽光はパワフルで夏日になりました。

明日以降も夏日が続きそうですが、ゆっくりと下っていくような予報…。

今年の梅雨入りは早まるかも…、なんて予想も聞こえてきたり…。

風は北東。雨交じりの曇、のち晴天。

〈クモガニ科コノハガニ属コノハガニ Huenia heraldia 16年3月24日 沖縄島安和グスク〉

夜間に活発に活動し、昼間は海藻の根本付近に隠れすむという本種。

撮影時間は日中ですので、隠者の姿です。

額に海藻をくっつけ、隠蔽型擬態中です。

『うつらうつら』という感じなのでしょうか。それとも『ぐーすか』という感じなのでしょうか。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

ところで、昼間はどのくらい不活性なのでしょう。

例えばこの画像を撮影した3月の後半は、日の出が6:30過ぎくらい、日没が18:30過ぎくらい。

この間、ず~っと、じ~っと潜んでいるのでしょうか。

なぜそんなことを思ったかといいますと…

活性から不活性へと移る早朝(あるいは未明かも)や、不活性から活性に移る夕暮れ時(あるいは午後遅く)に、この額の隠蔽型擬態が、捕食に対しても有利に働いていないだろうか…なんて思えたりもするのです。

自身が捕食者から隠れるためと同時に、捕食対象から自身を隠すためにも働いてはいないだろうか、と。獲物を容易に接近させるという意味で。

つまり攻撃型擬態としても機能していたりしないのかなぁ…とか考えてみたり…。

防衛のための擬態と攻撃のための擬態は、実は表裏一体なのでは…とか思えたりもするのです。

 

コメント
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