Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

少々ヒンヤリ…(プセウドパグリステス・モノポルス)

2016-04-12 18:45:02 | エビ・カニ類

季節が後退した……というほどではないですが、少々ヒンヤリした本日のやんばるです。

しかしながら風はゆる~く、海は凪。

後半は日差しもありで、ポカポカ感もありな一日でした。

明日はまた夏日になる予報です。

風は北東のち東。雨のち曇、日差しあり。

〈ヤドカリ科ミギキキヨコバサミ属プセウドパグリステス・モノポルス(和名なし) Pseudpaguristes monoporus 16年3月10日 沖縄島安和〉

『人を呪わば穴二つ』

ということわざがあります。

なんだかおどろおどろしい響きに思えることわざですが、人に害を与えようとすれば、やがて自分も害を受けるようになるという意味だそう。

この場合の穴とは、墓穴のことだとか。

つまり誰かを呪い殺せば、自分も報いを受けて命を失うことになり、結局墓穴が二つ必要になるということ。

やっぱりおどろおどろしい…。

穴の話で始めたのは、本種の学名種小名が『一つの穴』の意味だから。

さて本種の方のこの穴とは何の穴なのでしょう。

まあ墓穴でないことは当然として、それが一つであることが本種の特徴なのでしょうか。

例えば鼻の穴が一つだとか、耳の穴が一つだとか、口の穴が…いやこれはもともと一つだった…。

まさかと思いますが鍵穴が一つだとか。いやこれも一つが当然ですよね。

鍵が二つの生物は知っていますが、鍵穴が二つの生物は僕は知りません。

もちろんヤドカリ類は鍵穴二つがスタンダードだ、なんて話も聞いたことがありません。

ここでいう鍵や鍵穴は、当然本来の鍵や鍵穴のことではありません。

なんというか……

例えばあるフジツボの雄の鍵は本体の8倍の長さがあって、これは体のサイズに対する相対比で動物界最長とか…。

また例えばサメやエイ、いわゆる板鰓類の雄の鍵は二つがスタンダードとか…。

鍵穴の方は研究が進んでいなくて、こういう例えはあげられなかったり。

まあそもそも、鍵穴にはあまりバラエティーがないのかもしれませんが…。

もう、お分かりですよね…。

 

コメント
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