Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

あどけなさ…(ハタタテサンカクハゼ)

2016-09-02 19:33:02 | ハゼ科

昨日唐突な感じで台風12号が発生しましたが、今日には去って行きました。

といっても、そもそも沖縄島にはそんなに接近してないので、去って行ったという表現は正確ではないかもしれませんが。

で、沖縄島は北寄りの風にもかかわらず、少しムシッとした灼熱~な感じでした。

風は北東。晴れ。

〈ハゼ科ハゼ亜科サンカクハゼ属ハタタテサンカクハゼ Fusigobius inframaculatus 16年7月14日 沖縄島崎山〉

画像は幼魚。

本種はミニチュア型幼魚で、成長過程で体色・模様が大きく変化するわけではありません。

しかしながら、画像をじっと見つめると、確かに幼魚であること、幼魚らしさを感じたり…。

撮影時、この個体を見つけたときには、その大きさから幼魚であることは明らかでしたけれど、ファインダーを覗き込んだ瞬間に…

『あどけないなぁ…』

と思ったりしたのです。

うまく説明はできませんが、この感覚って何でしょうね。

〈あどけない〉という言葉は、〈あどない〉という言葉が語源で、それが変化したものなのだそう。

で〈あどない〉とは、一説によると、幼児の足下の不安定さをあらわす言葉なのだとか。

そこから『無邪気な・子供っぽい』という意味で用いられるようになったよう。

すると〈あどけない〉は、元々動作あるいは立ち居振る舞いを指して使う言葉なのかな。

となると見た瞬間にあどけないと感じるのは、少しおかしいのかも。

でも、確かにその姿に、あどけなさを感じたりするのですけどねぇ…。

 

コメント
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