ようやく厳しい寒さがやわらぎ、陽光もタップリで過ごしやすかった本日のやんばるです。
海も落ち着きました。
明日以降はさらに風も弱まり、その先も当分暖かな日が続きそうです。
風は北。晴れたり曇ったり。
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結婚指輪のことを〈マリッジリング〉と呼びますが、これは和製英語なのだとか。
正確には〈ウェディングリング wedding ring〉というのだそうですよ。
永遠の愛を誓うシンボルのような指輪ですが、その起源は、略奪してきた花嫁を捕らえておくための環だったという説も。
古代ローマではすでに結婚指輪の習慣が始まっていて、鍵の模様が入っていたのだそう。
これには夫の心を開く鍵だという説もあれば、『夫の財産の半分は妻のもの』ということを表していたのだという説も。
何だか神聖な愛から離れていくなぁ…。
日本では、弥生時代から指輪を装身具として身につけていたよう。
ただこれは、アニミズム(精霊信仰)的な意味合いだったようです。
日本での結婚指輪の歴史は浅く、その習慣は50~60年前からのことなのだそうですよ。
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さて…
〈ヨウジウオ科ヒバシヨウジ属オイランヨウジ Doryrhamphus (Dunckerocampus) dactyliophorus 16年1月19日 沖縄島崎山〉
学名種小名は『輪あるいは指輪を持っている』の意。
本種の特徴である横縞模様からでしょうか。
いっぱい持ってる…。
強固に永遠の愛を誓っているのでしょうか。
それとも信仰心が旺盛なのか…。
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〈同種同個体 同日 同ポイント〉
和名の〈オイラン〉は〈花魁〉から。
〈花魁〉は吉原遊郭の最高位遊女のこと。江戸時代の高級娼婦という感じですか。
〈おいらん〉という言葉の起源も諸説あるそうですが、妹分たちが「おいらの所の姉さん」と呼んだことからきているという説も。
つまりは、「おいらんとこの姉さん」とでも呼んでいたのが、「おいらんとこ」になり「おいらん」になったのでしょうか。
〈花魁〉という漢字は当て字ということですね。
ところで妹分たちの一人称は『おいら』だったということですよね。
吉原で一人称といえば『あちき』が浮かびますが、それは花魁だけが使っていたのでしょうか。
なんだか、〈花魁〉という字面と〈おいらん〉という響きにギャップを感じたり…。