Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

再命名で…(パンダツノウミウシ)

2017-02-21 19:30:58 | ウミウシ

昨日は南、今日は北。

風はガラリと変わりましたけど、日差しのおかげで寒さは感じなかった本日のやんばるです。

明日はまた南で、明後日は北へと変化するのだそう。

目まぐるしいですね…。

風向がコロコロ変わるとうねりがねぇ…。

風は北東。晴天。

■■

パンダといって真っ先にイメージされるのは、やっぱり白と黒のクマのほうでしょうか。

ちょうど今上野動物園で繁殖中のあの…。

しかしながら、最初にパンダだったのは、レッサーパンダのほうだったのです。

後にジャイアントパンダが発見されたときに、もともとパンダと呼ばれていた生物をレッサーパンダと呼ぶことにしたのだとか。

レッサーパンダとは、『小さい方のパンダ』という意味なのだそう。

いわゆる再命名(レトロニム)というやつですね。

当時は2種が類縁関係にあると考えられていたのでこうなってしまったのですが、その後の研究により類縁関係は否定されています。

なんだか結局の所、レッサーパンダのほうが〈パンダ〉という名前を奪われただけのような印象を受けたり…。

ついでに知名度も、相当奪われてるように感じますし。

■■

さて…

〈ネコジタウミウシ科ツガルウミウシ属パンダツノウミウシ Trapania naeva 17年1月24日 沖縄島安和グスク〉

一昔前、AE80系と呼ばれたトヨタの〈カローラ・レビン〉や〈スプリンター・トレノ〉は、〈パンダレビン〉・〈パンダトレノ〉と呼ばれていたりしたのだそう。

それは黒と白のツートンカラーだったから。

あのドリフトしまくる某豆腐店の車として有名なやつです。

つまり「白と黒のもの」を指す言葉として、パンダという表現は普通なのでしょうね。

さらに〈パンダ〉とはネパール語で『竹』を意味する言葉に由来するのだとか。

おそらくそもそもの〈パンダ〉であるレッサーパンダが、温帯・亜熱帯の竹林に生息する生態からだと思うのですが…

〈パンダ〉+〈竹〉といえば、これはジャイアントパンダしか浮かばないですよね。

なんだかもうレッサーパンダが不憫に思えてきたり…。

もっとも、この画像を見て僕が感じるのは、〈パンダ〉というより〈ホルスタイン〉ですけど

 

コメント
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