連日真夏日の沖縄島です。
風もゆるく、コンディション良好な日が続いています。
浅場の水温は26℃を記録するようになりました。
相変わらず、梅雨っぽさは微塵も感じられない日々。
週間予報を信じるなら、来週は梅雨を感じられるはずなのですが。
先週も同じようなこと書いてましたからねぇ…。
風は南。晴天。
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『波あるいは波浪』とは、水面の高低運動のこと。
『波・波浪』は風によって起こり、『風浪』と『うねり』の2種類があります。
『風浪』とは、その場で吹いている風によって引き起こされる波で、『風波』とも呼ばれる波。
『うねり』とは、他の海域で風によって起こされた波が伝わってきた波のこと。
これらの他にも、いろいろな波の名称がありますね。大波、小波、さざ波、津波、あるいはうねりに関連する土用波とか。
また物理学的には、波はその水深によって、深海波・浅海波・極浅海波という3種に分類されたりするのだそう。
波は人にとって身近な自然現象で、波のつく名字もたくさんありますよね。
そしてウミウシの名前にも…。
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例えば…
〈イロウミウシ科Goniobranchus属シラナミイロウミウシ Goniobranchus coi 18年4月10日 沖縄島安和〉
しらなみ(白波)とは、発達した風浪の波頭が、砕けて白く見える波のこと。
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あるいは…
〈イロウミウシ科ミアミラウミウシ属ヨセナミウミウシMiamira sinuata 18年3月26日 沖縄島安和〉
よせなみ(寄せ波)とは、打ち寄せてくる波。引き波の逆。
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そして…
海の波の名称以外にも、波のつく言葉はたくさんありますよね。
波乱とか余波とか、波及とか地上波とか。
さらには電磁波とか重力波とか、あとは波動砲とか…。
〈イロウミウシ科Goniobranchus属フジナミウミウシ Goniobranchus fidelis 18年4月16日 沖縄島安和〉
ふじなみ(藤波/藤浪)とは、藤の花房のこと。風に揺られて波のように揺れるさまからこういうのだとか。
万葉集に由来する言葉なのだそうです。
雅な波ですね。