雨交じりの日が続いてますやんばるです。
まあ、前線が沖縄島の近くにありますから…。
次の週末までは、こんな感じの空模様が続きそうです。
風は北~北東。曇ときどき雨。
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『オーストラリアとニューギニアの間にあるトレス諸島。その中の一つ、木曜島では、明治時代から太平洋戦争前まで、海底にいる白蝶貝を採るためにダイバーが活躍していた。サメの恐怖、潜水病との戦いに耐えつつ、異国の海に潜り続けた男たちの哀歓と軌跡』
とこれは、司馬遼太郎作『木曜島の夜会』のあらすじ。
トレス諸島はオーストラリア、ニューギニア、小スンダ列島との間に広がるアラフラ海という海域にあります。異国の海に潜り続けた男たちとは、当時和歌山県串本町から出漁した人たちのことです。
白蝶貝は、高級服用ボタンの材料だったのだそうです。
僕は以前串本町のダイビングサービスで働いてましたが、そのときの船の母港が袋港という名の港でした。
その袋港で築船された船も、アラフラ海に向けて出帆したという記録を見つけたりして、何となく懐かしさを感じたり…。
アラフラ海のアラフラとは、自由人という意味の古いポルトガル語に由来するのだそう。
これは同じアラフラ海に浮かぶ、アルー諸島の人たちを形容しているのだとか。
どんな感じの人たちだったのでしょう。
細かなことにはこだわらない、おおらかな人たちなのでしょうか。
アラフラが自由人なら、アラフラ海は自由人の海という意味ですよね。
一度行ってみたいなぁ…、と思ってしまう響きですね。
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さて…
〈スズメダイ科スズメダイ亜科ミスジリュウキュウスズメダイ属ミスジリュウキュウスズメダイ Dascyllus aruanus 18年8月28日 沖縄島新里〉
画像は幼魚。
学名種小名は『アルー諸島の』の意。
まあたぶん、タイプ標本が採取された産地なのでしょうね。
名前的には、自由人なスズメダイです。