Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

愛しい人(ハナビラクマノミ)

2018-10-23 19:13:08 | スズメダイ科

気持ちのいい秋晴れになった本日のやんばるです。

風はゆる~く、気温も真夏日に近い陽気になりました。

台風26号が発生してますね。まあまだトラック諸島近海で、今後の進路は定まっていませんが。

ただ26日くらいには猛烈な勢いまで発達しそうな予報です。

今年の台風シーズンはもう終わったかな…、とか思っていたのですが…。

風は東のち北西。晴れ。

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ハワイ旅行をしたことのある方ならば、ホテル到着時などに「アロハ」の挨拶と共に首に花の首飾りの『レイ』をかけられて歓迎されるという経験をしたことがあるのではないでしょうか。

観光客にとっては色鮮やかな花のレイが一般的ですが、他にも海草・貝殻・羽毛、果実・鮫の歯などいろいろな種類のレイがあるのだとか。もちろん観光客に記念として渡されるだけではなく、誕生日・結婚式・卒業式・葬式など日常の様々なシーンで用いられるのだそう。

その起源は、12世頃にハワイに移り住んできたポリネシア人によってもたらされたものなのだとか。国や文化を問わず、装飾品のそもそもは大抵信仰や呪術的な意味合いを持っているものですが、ハワイのレイもそのよう。

様々な種類のレイを贈り合うことによって、自然を通してマナ(神秘的な力の概念)を得るという、ハワイ古来の自然崇拝信仰から来ているのだそう。

ハワイ語の「アロハ」には挨拶の意味の他に、レイを贈るときのいろいろな気持ちを総括した言葉としての意味もあるのだとか。

『レイ』にも、『花輪』の意味の他に『愛しい人』という意味があるのだそうですよ。

■■

さて…

〈スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属ハナビラクマノミ Amphiprion perideraion 18年9月3日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『首飾り』の意。

鰓部分にある白い筋模様からでしょうか。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

和名と合わせると、花の首飾りになるなぁ…なんて思ってしまったわけです…。

 

コメント
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