Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

女子、騎士、声明(オビテンスモドキ)

2018-10-26 19:54:10 | ベラ科

陽光サンサン、気持ちのいい青空だった本日のやんばるです。

風向が全く気にならないくらいにゆるやか~な風でした。

台風26号は西進し、沖縄島には接近しないようですが、うねりは入るような予報です。

週末は少しだけ寒気も入りそうな…。

風は北東のち北西。快晴。

■■

『リボン』といわれてイメージするのは、やっぱり女の子の装飾品のリボンでしょうか。

髪や衣服に多くは蝶結び、別名リボン結びで飾り付けられたひも状織物ですね。

あるいはプレゼントのラッピングにも用いられたりもしますが、これも同じような装飾の役割なのでしょうね。

歴史的には、古代ギリシャ・ローマ時代にはすでに頭髪をリボンとピンで美しく結っていたのだとか。

中世になると男性も襟や袖口などをリボンで飾るようになっていたのだそう。

つまり女性だけでなく、男女ともに用いられた装飾品というわけですね。

また、ササン朝ペルシャの初代国王の叙任式(226年)に、リボンのついた王冠を授与する図が残っているのだとか。

リボンは権威の象徴としても用いられ、勲章についていたもしますよね。あるいはメダルを首に下げるのにも使われていたりとか。

騎士はその身分をあらわすために、首や肩からリボンをかけ勲章を吊したのだそうです。

さらに最近では、リボンといえばアウェアネス・リボンなるものも。

これは、社会運動や社会問題に対してさりげない支援や賛同の声明をだす方法なのだとか。

いろいろな色の輪状に折ったリボンのステッカーが車に貼ってあるのを見かけたりしますよね。

リボンには実に幅広い使用形態があるのだなぁ…なんて思えたりします。

■■

さて…

〈ベラ科オビテンスモドキ属オビテンスモドキ Novaculichthys taeniourus 18年9月13日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『リボンの尾の』の意。

このリボンは、やっぱり装飾品のリボンからなんでしょうね。

 

コメント
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