Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

仕切り壁(アミメサンゴガニ)

2018-10-18 18:59:51 | エビ・カニ類

前半はドンヨリぎみ、後半は陽光サンサンだった本日のやんばるです。

気温は後半にギリ夏日まで上昇したようです。

ただ今週は平年よりやや低めで推移しているのだとか。

それでも日差しがあると心地良い感じでした。

風は北東。曇のち晴れ間。

■■

1912年4月14日23時40分、ホワイト・スター・ラインが保有する3隻のオリンピック級客船の2番船が、北太平洋で氷山に衝突しました。

当時世界最大級の客船であったこの船は、衝突時には2,224人を乗せていました。衝突から2時間40分後の4月15日2時20分にこの船は沈没。1,500人以上が亡くなったといわれています。これは1912年当時の海難事故の最大死者数なのだそうです。

この船の名は『タイタニック』

タイタニック号沈没事件は、数々の映画や小説のモデルとなっていますので、たぶんご存じない方はいないのではないでしょうか。

タイタニック号には、当時としては高度な安全対策が施されていたのだとか。

船底は二重になっていて、船体は防水隔壁で16区画に区分され、そのうち2区画(船首部では4区画)浸水しても沈没しない構造になっていたのだそう。

21世紀の技術水準から見てもタイタニック号は極めて安全な船と言われているのだとか。

しかし氷山に衝突したタイタニック号は、船首部の5区画に浸水し、防水隔壁の限界を超えてしまったのだそう。

設計上の想定外の出来事だったのですね…。

この事故を教訓に、主要な隔壁は浸水を一つの区画に局限するという明確な目的の下に設けられるようになったのだそうです。

■■

さて…

〈サンゴガニ科サンゴガニ属アミメサンゴガニ Trapezia septata 18年8月28日 沖縄島崎山〉

学名種小名は『隔壁』の意。

甲やはさみ脚の赤褐色の網目模様からでしょうか。

この網目模様は成熟度によって変化がみられ、若い個体では大きくて粗く、成体では細かいのだそう。

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

同じ珊瑚にもう1個体。ペアで暮らしてました。

 

コメント
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