じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

レ・ミゼラブル 2回目

2005-12-18 17:59:38 | 観劇記
12月16日のマチネ、大阪レミゼ2回目の観劇です。3階B席だったんですけど、センターブロックだったし、照明の演出を思いっきり堪能できて良かったです レミゼ、1階の後方席よりは上の階の方がいいかもしれないなぁ~なんて

今回はもう……思いっきり泣かされてしまいました。第2幕なんてボロボロ……涙が乾く暇なんてありませんでした。

今井バルジャン:
CDで聞いていたのが今井バルジャンだったので、いつか舞台でお会いしたいと思っていたんですけど……ほ~んと、優しいバルジャンでした 歌声も包み込むような温かさがあるし、山口バルのように「うぅっ」と思わせるようなフワフワした歌声も入らないので、現実に引き戻されずにずっとバルジャンの気持ちが伝わってきて……ただ、リトルコゼットとのシーンは山口バルジャンの方が好きかな

今井バルジャン、本当に本当に優しいんですよ 第1幕最後の「ワン・デイ・モア」でコゼットの小さい頃の洋服や人形を愛しそうに見つめて大切にトランクに詰める仕草は涙モノだし、弱っていくファンテを抱きかかえるところは温かい空気が広がっていて……一緒に観劇した友人は、ファンテとバルジャンの関係って結局どうだったの?って言っていたんですけど、今井バルジャンだとファンテとの が見える気がするって……な~るほど、納得です

今回、最高潮に涙したのはやっぱりエピローグ。神父さまにもらった銀の蜀台を見つめるところから既に号泣……ファンテが現れて「神の許へ~」と言われた時の安堵の表情、バルジャンの人生が頭を過ぎって切なくて切なくて コゼットに最後の告白をするシーン、「別れは早すぎる」と泣きじゃくるコゼットを抱き寄せるところ、じいの最近の家庭の事情とオーバーラップしたところもあるんですけど、それ以上に今井バルジャンの優しさ、慈しみが伝わってきてすすり泣くどころか、鼻水は出るわ、嗚咽になるわ、涙は止まらないわ、もう、大変でした

今ジャベール:
最初に懺悔させてください 今井バルジャンの歌声を聞いてると、それに対決するのは内野さんのジャベールを思ってしまうんですよ。じいが持ってるCDがその組み合わせなので ちょっとだけ、2003年レミゼが観たかったなぁ~なんて思ってしまったダメダメじいでした。

ただ、↑の懺悔を除いたとしても、今ジャベール、ゴメンナサイm(__)m じいは苦手かも。歌は悪くないし、時に感情むき出しで怒鳴った感じに歌うのもジャベの気持ちが伝わってきて全然悪くないんですけど、な~~んか物足りないんですよね ジャベールの持つ執念みたいなものとか、プリンシパルに必要なオーラみたいなものとか……特に感じたのが「対決」のシーン。はっきりいって最初からバルジャンに負けてるんですよ。歌がかみ合っていないなぁ~っていうところもあるんですけど、今井バルジャンの放つ光 に圧倒されていてジャベールがものすご~~く小さく感じて

新妻エポニーヌ:
前日の坂本エポよりもお姉さんでアバズレっぷりが凄かったけど、マリウスと同じ目線で恋愛していたように感じました。その分、片思いがとにかく切なくて……しかも、新妻さん、自分の世界を創り出すのがとっても上手 「オン・マイ・オウン」では完全に会場全体の視線を自分の方に向けていました。この一曲でエポニーヌの恋を歌い上げてしまうなんて……じいは前日同様、涙涙だったんですけど、同時に圧倒されてしまいました。あと、コゼットとマリウスが愛を囁きあっている姿を門の外で見つめるシーン、エポニーヌの存在感が凄いんですよ 好きなマリウスが喜ぶことをしてあげようとするいじらしさ、好きな人が他の女性と仲良くしているのを見つめる辛さが伝わってきてウルウル……と、同時に、最後に幸せになってしまうこのカップルには昨日以上に怒り

藤岡マリウス:
歌うというよりもセリフを喋っているような感じでした。悪くはないんですけど、話しているように歌うならもう少し感情を込めてほしかったなぁ~ ずっと一定の声で歌っていたのがちょいと気になったような……

井料ファンティーヌ:
友人は苦手だそうで……ビブラートの効かせ過ぎが気になるみたい。じいはCDで聞いていて慣れていたせいもあるのか、気にならなかったし、井料ファンテの歌う音程の方が心に響いてきて涙を誘うんですよね~~エピローグで学生たちが歌うpeople's songでファンテの声が重なるところとかは、頭のてっぺんから抜けるような高音が聞こえてくる方がじいの好みなので。ただ、母親の持つ優しさと表裏一体の強さという面に関してはシルビアファンテや帝劇で観たマルシアファンテの方がイイかな

さてさて、すっかりレミゼのスイッチが入ってしまったじい このままの勢いで、来月またまた梅芸に出没してたり……ってことはないと思うんですけど。来月はベガーズでいっぱいいっぱいですから。でも、別所バルジャンを観たいんですよね~~もちろん綜馬ジャベの組み合わせで。4月の日生までは待てないし、取れるかどうかも分からないし……な~んか、名古屋に行ってしまいそうな予感。今のところ3月は観劇予定もないし。ただ、有給は絶対に無理、というか、他の観劇のために取っておきたいので(←救いようのないアホ)2公演しか該当する公演がない上に、人に言ったら「大バカ」としか言われないような日程になりそうで……どうしよう
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レ・ミゼラブル 1回目

2005-12-18 17:44:49 | 観劇記
12月15日のマチネ、5月の帝劇以来7ヶ月ぶりのレミゼでした。キャストはほぼ帝劇で観た時と同じ。今回は2回目のレミゼだったしCDを聞いていて内容は頭に入っていたので、登場人物に感情移入することもできたし、レミゼの世界を堪能できました。梅芸は初めて 今回は1階最後列で、後ろでS席ってどうなの?と思ったんですけど、結構観やすい席でした。レミゼを1階で観劇するのは初めてだったんですけど、やっぱりジャベの自殺シーン等は分かりにくいですね~~ 翌日は3階席だったんですけど、普段は1階派のじいもレミゼは上の階の方がいいかも……ただ、前列でカテコのお花キャッチは1度やりたいですね~

今回の観劇で、何となくじいの好みのキャスティングが分かってきたような もちろんレミゼは果てしない数の組み合わせがあって全部観たわけではないんですけど……ま、前置きはこれくらいにして、各キャストの感想等など

山口バルジャン:
さすがに祐サマ 市長姿はカッコイイし、歌は文句なし 「彼を帰して」の安定したピアニッシュモに神々しいオーラ、心に響きました。バルジャンのひたむきな思いとコゼットに対する愛情が溢れてて涙涙 でしたわ。あと、祐サマのバルジャンでお気に入りなのは、やっぱりリトルコゼットとのシーン 「名~前をおし~え~て~」「……はい、コゼット」のところでコゼットが手を差し出すところが可愛くて……その後の「ラ~ララララ~」のハモリ、山口さんは相手の声を生かすようなはもり方をされるので二人の声が溶け合ってて素敵なんですよね~~『レプリークbis』のインタでもおっしゃっていましたけど、相手役を輝かせるためにいかに反射するかを考えていらっしゃる感じで……じいもリトルコゼみたいに一緒に歌ってみた~~い、ついでにグルグルもしてもらいた~~いなんて、アホなことを考えてしまいました
祐サマのバルジャンって、ちょっとお茶目な雰囲気があるんですよね。コゼットに人形を渡すシーンは「ほいっ」って感じの渡し方だし、バリケードのシーンではもうちょっと戦おうよ~ と思わせるような動きだし。ま、そんなところも含めてかっこ可愛くてじいは好きなんですけど……ただ、油断するとエリザの時に見たような“意味不明な手の動き”が垣間見られるし、ファルセットっぽくフワフワって感じの歌い方が全体の流れに合ってなくて浮いてるのでは と思わせるところもあって……一瞬、もしかして、じいは祐サマ苦手 とか思ってしまったんですけど。う~~ん、でも、あの歌声は麻薬ですよ。また聞きたいと思わせるんですから。

綜馬ジャベール:
今回の観劇で確信 じいのジャベールは綜馬さんで決まり もう、素敵すぎて 原作や初演の感想を読んだり、「対決」の歌詞にある「牢獄で~ジャベール~~俺は生まれた~お前と同じ~うじ虫なのだ」というのを考えると、綜馬ジャベはかっこよすぎるし、ノーブルすぎるのかもしれないけど、じいは大好きなんですよ 特に「対決」と「STARS」は最高~~山口バルと対等に歌で対決できるのは綜馬ジャベだけですよぉぉ~~
あと、今回ふと思ったのが、砦が陥落して学生たちの死体の中からバルジャンを探すシーンで砦の上でジャベールが座り込んでいるんですけど、バルジャンの行方を考えているだけではない感じがしたんですよね バルジャンがジャベを逃がしてくれたことや学生たちの死の意味を考えていたような気がして……それが下水道のところでマリウスを担いだバルジャンを逃がした心境の変化、戸惑いにつながるのでは?と思ったんですけど。

坂本エポニーヌ:
ちょっとカワイイ感じのエポニーヌでした。岡田マリウス相手だとお兄さんみたいに慕ってるように見えるんですよね~~ちょいと恋愛感情には足りない ようにも思ったんですけど、切ないし、いじらしいですよね~~やっぱり「オン・マイ・オウン」では泣いてしまいました。あと、「恵みの雨」でマリウスに抱かれて死ぬシーン、帝劇の時はマリウスへの怒り &瀕死の重傷なのになんで力強く歌ってるの?と思って引いちゃったんですけど、今回の二人は感情を込めて歌ってくれたので号泣でしたわ。最期にマリウスにキスするシーン、妹みたいなカワイイ女の子が精一杯「女性」として愛の表現をした感じが、これまた涙を誘って……

岡田マリウス:
悔しいけど(?)かっこいいですわ。歌も だし、演技も自然だし。岡田マリウスなら少々鈍感なところも許せ……ないですね、やっぱり。一緒に観劇した友人も言ってました。「共に飲もう」では、さっきまでエポニーヌが死んで泣いてたのに、もうコゼットはどこ?って、あんたね~~ アホにも程があるって感じで もちろん、岡田クンには何の罪もないんですけど

シルビアファンティーヌ:
シルビアさん、じいは生で歌を聞くのは初めてだったんですけど、母親の強さや優しさが表れてて素敵でした。CDでは井料ファンテだったので、キーが低くて違和感があって、感情移入まではできなかったんですけど、友人はシルビアファンテがお気に入りだったみたい。

河野コゼット:
声量もあったし、可愛かったし、良かったです 帝劇で観た知念コゼが だったけど今回は大満足 でも、コゼットというキャラは相変わらず させてくれます 観劇後、開口一番に「コゼット、むかつかない?」でしたから 何も知らなかったで許されるわけ?と思っちゃうんですよね^^; バルジャンはコゼットを幸せにしようと一生懸命だし、エポニーヌはマリウスのためにコゼットを探し出すし……で、結局あんたは最後に綺麗なドレスを着て幸せになってるじゃん みたいな……

小鈴アンジョルラス:
カッコイイ ついついバルジャン&ジャベールに注目してしまうんですけど、アンジョの魅力に目覚め始めてしまったような People's song の歌い出しにもメロメロ~~バリケードの戦いで旗を振る姿にはウルウル~~

カテコでは祐サマと綜馬さんがガッチリと握手。この二人の間には確かな絆があるんですよね~~エリザ初演時の思い出話とか読んでると 何度も全員で出てきてくれて……大阪の方は熱いですね~~いろんなところで掛け声が飛んでました アナウンスで注意がありましたけど、そんなことは東京ではなかったのでビックリ
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