今日は生憎の雨
足元ぬれぬれ
になりつつミーマイ観劇に行ってきました。いや~~元気になれる演目
梅雨空を吹き飛ばすような清々しい気持ちで帰ってきました。思わず「Me and My Girl~離れられな~い
」なんてノリノリになっちゃったりして
まさに“雨に唄えば”
なんちゃって
今日はリビング新聞の貸切公演。なので、司会進行役に中井美穂さん登場
開幕前に挨拶があったり、幕間に抽選会があったり(じいは当選しませんでしたが、仮に当たっても……困ります
)、終演後に瀬奈じゅんさんのインタビューがあったり。。。お得な公演でした。そういえば、以前行った某カード貸切の時にはこういうのはなかったな~~やっぱりサンケイグループだから、か
本日のお席は2階のA席。いや~~やっと取れたチケだったんですよね
先行×一般×で諦めてた時に知った貸切公演だったので。1幕ラストのランベスウォークは、やっぱり1階の方が楽しめるな~
と思うんですけど、2階にも下級生数人踊りにきてくれたし、何げに観やすくて楽しめました。ただね~~1つだけちょっと
建物のセットの2階部分は見えないんですわ
なので、1幕冒頭やパーティー前のマリア&ジョンとジャッキー&ジェラルドのやり取りはお腹辺りから下が見えるだけ……そこは残念でした
あと、、、ランベスウォーク
東宝の時は開演前に塩ちゃんのレクチャーあり、1幕ラストは客席総立ちで一緒にあの振付ができたんですけど、今回は座って手拍子だけ
お尻がウズウズして体に悪すぎっ
まさにメタマクの、拳を上げて
一緒にヘドバンしたいのに我慢してジッと観劇してないといけない、それが観劇のマナーDEATH(久々に使った~~
)って感じで。1階席だとメインキャストの方々なんですよね~~ファンには溜まらない
何が何でも1階前方に座りたいってところなんでしょうね~~←その気持ちは良く分かります
じいもベガの時はそうだったから。あの楽しいリズムを聞かされたら踊らずにはいられないですぅ~~そういうところはやっぱり東宝ミーマイが良いですね
参加型作品、まんざらでもない……っていうかむしろ好きなので
じい、ミーマイは生で観たのは2年前の帝劇。ヅカ版は13年前の再演版DVDを見てたんですが、友人=じいのヅカ力
の先生の家で見て終わった時には……
になってたんですよね、天海ビルに
他にも、じいの閣下@ヅカ版も出てたし、他もわりかし
だったので、アレがある意味自分の中の
ベスト
なんですよね~~なので、ついつい比較してしまうところがあるんですけど。。。
悪くはなかったですね~~
実は最近と言っても去年以前ですが「女」を感じさせる雰囲気の男役に遭遇することが多くてゲンナリ
ってことが多かったので
瀬奈ビル、それなりに……
しました。最初は天海ビルのイメージが強くて入り込めないところがあったんですが、話が進むにつれて惹かれていく部分もなきにしもあらず
ただね~~全体的に真面目すぎ
堅すぎ
丁寧に、自分の持てる力を精一杯発揮しようとしているのは分かるんですが、ど~にも重苦しい雰囲気というか。。。テンポが悪いんですよね。もちろん演奏されるテンポが今まで聴いてきたのとは違うせいもあるんですけど、テンポがゆっくりならゆっくりなりに軽やかさがあった方がいいかな~~と思いました。キャストのやり取りも……随所に笑える会話や絡みが満載なんですが、真面目すぎて余裕というか“遊び”
の部分が足りない気がしたんですよね~~いや、悪いわけではないんですよ
でも、「遊び心」的な雰囲気が大事だと思うんですわ、この作品には。そういう“粋”で思わずクスリッ
と吹き出す?笑っちゃうようなやり取りこそミーマイらしいというか、イギリスっぽいというか……2幕のジョン卿との場面@図書室では比較的自然な感じで堅さが取れてるかな~とは思ったんですけど、全体的にはもう少し、良い意味での「テキトーさ」があるといいんじゃないかな~~
終演後は中井さんによる瀬奈さんへの短いインタビューあり。ビル役を演じることについて、「お客様にハッピーを届けたい」「(演じ手である)自分が一番楽しんでいる気がする」「恥ずかしく感じるセリフもあるけど、コメディー作品をやることが多いので大丈夫」とのこと。また、この公演で退団する娘役トップの彩乃さんについて、「役としてお互いに信頼し合って演じることを一番に考えている」という話がありました。で、最後に瀬奈さんの挨拶で締めくくって終了~~これぞ、貸切公演の醍醐味
だからこそ
ファンの人たちにとっては外せないんでしょうね~~って他人事のように言ってる場合じゃないですよね
10月の貸切@クリエの時もこういうのがあると嬉しいんですけど……いや、ここまでの「イベント」じゃなくても貸切恒例の挨拶だけは、、、清く正しく美しくできなくてもいいので(むしろできないのを期待しちゃう
)お願いしたいですね~~愛しの君に
以下はいつもの如く、言いたい放題のキャスト感想でっす
瀬奈ビル:
前回会ったのは3年前、しかもシシィで女役だったという……
男役としてはお初
でしたが、正統派な宝塚の男役
って感じがしました。無駄に客席にハ~ト
を飛ばすような仕草や目線はありませんでしたが、自然でいいのではないかと
ビルとして大健闘~~
どうしても天海ビルと比べてしまうところがあるんですが、瀬奈ビルはいじられキャラの男の子って感じでした。ジャクリーンやマリア夫人の前では小さ~~くなってて
そういうところは可愛かったです。天海ビルだと可愛い中に一人前の男のやんちゃさがあるって感じがしたので。育ちの悪さや奔放さを表わそうとしてる点は理解できたんですけど、もう少し「良いいい加減さ」があるといいかな~と思いました。笑わせ処の後のちょっとした「間」も足りないというか……どんどん次に進んでいくので、メリハリが感じられなくて同じ調子で続いていくところが辛かったかも
彩乃サリー:
ビルを思う優しい面がいっぱい垣間見られるサリーでした
歌はちょいと弱い部分があったんですけど、切な~い女心はちゃんと伝わってきました。図書館で王冠を抱きしめながら「一度ハートを失ったら」を歌うところはホロリ
胸が痛かったです。でも、優しさだけじゃなくて元気で負けん気が強くてお転婆な面の方も、もっともっと表現してもらえると良かったですね~~その緩急があるからこそ、パブの場面でジョン卿がサリーの気持ちを聞いて心が変化していくところや2幕最初の見せ場「顎で受けなさい」のソロで存在感が増すと思うので。
霧矢ジョン卿:
う~~ん、ちょっと若すぎっ
包容力があるんだけど可愛い面もあるオジサマっていうのがジョン卿の魅力だと思うんですけど……どうしても大人の面が弱いんですわ
マリアへの恋心を吐露する場面や肝心な瞬間でオロオロするシーンも、どうしても少年っぽく見えてしまって
じいの中の年上love
を呼び起こしてくれるようなジョン卿をお願いしたいですね~~
出雲マリア:
どこかで聞いたことがある名前だと思ったら……宙エリザのゾフィー様だったんですね
エトワールを務めるだけあって歌はさすが
でも、、、マリア叔母様らしくはなかったですね~~これまた若くて
ずっと強い調子でビルを躾けたりサリーを疎んだりするので、ただの意地悪おばさんにしか見えなかったんですよね
マリアって一見とっつきにくくて意固地でお堅くてアイスドールみたいな女性に見えるんですけど、実は素直になれない部分があって、可愛い頑固さがあって……そういう可愛らしい面も感じさせてくれないと
特に最後にビルがヘアフォードを出て行くといった時に「あなたの叔母様にキスをしなさい」「あなたは本当にこのヘアフォード家の跡取りなのですよ」と言ったところ
淡々と喋ってるだけでマリアの本心が感じられなかったのは残念だったなぁ~
遼河ジェラルド:
あの、、、ね
学芸会じゃないんだから。一生懸命喋ってるのは分かるけど、棒読み寸前&変化のない喋り方は勘弁してほしいですぅ~~
ジェラルドが真面目でど~する
と思うくらい堅かったです。放蕩息子、肝っ玉が小さい、不器用等など、演じる役に自分なりの「色」を付けてくれないと……いてもいなくても構わない役ではないんだから。う~~ん、ストレス溜まったかも
城咲ジャクリーン:
やりたい放題、大人の女
まさに女狐っぽいセクシーかつワイルドな女性を演じてたのは良かったと思います。もう少し強い感じもあると良かったかな~と思うところもあるんですが、、、ちょいとサリーと同様の「可愛さ」を感じられるのうな表情があったので……やんちゃな悪女っぽさがあるといいかな