行ってきました、大和市文化創造拠点シリウス

時間も予定も充実感も詰まりすぎて

写真を撮るのをすっかり忘れてしまいましたが(笑)サロン風

の図書館があったりギャラリーもある新しくて綺麗で素敵な空間でした

ホールの入り口はとてもシンプルで公演のある日は簡易的に区切ってあるだけのような……ホール内は結構高低差があるのかなぁ~~入ってすぐ左手に階段があって1階でも後方席はこちらから……ちとビックリ。でも木製で温かみのある作りでした。
始まってすぐよっ

最貧前線の題字が出てきた時点でもう目に水分が



既に始まる前から遠くの地で見守る内野友からのメールで涙腺が開いていたのですが、随所で涙涙

2幕もず~~っとウルウルしていて後半は大号泣でした



観劇記は後日改めて
記憶が鮮明なうちに大カーテンコールのことをば

基本ストプレにはあまりない終演後の挨拶。今回も当然ながら期待はしていなかったので思わぬプレゼントを貰ったような……最近はなかった千秋楽の挨拶だったので嬉しかったです。
キャスト全員が横に並んで一礼、は通常通り。今日はその後に内野さんが「ありがとうございました。ここまで無事にこぎつけました」と話し始め……っていうかいきなり噛んで言い直してたよね


そしてこの作品を生み出した脚本の井上さんと演出の一色さんを舞台に呼ばれてお二方が登壇。既に涙涙だった旺志郎くんが客席後方から舞台に向かう2人をエスコートする感じで……でも段に上がる時に躓いた?内野さんが「初舞台なので」とツッコミフォローしてました。
本当の“かしら”である一色さん、、、満員の客席、作品を育ててもらったことへの感謝から始まり、最初から最後まで内野船長に前へ前へと引っ張ってもらってここまで辿り着けてありがとうと……。次にこの作品を生み出した総元締めの井上さん。風間君が自分のヘッドマイクの向きを変えて井上さんに貸してあげるという気遣い……っていうか一色さんの両隣にいたオトコたちは何やってたんかいっ!と内心ツッコミましたが(笑)井上さんは、この作品は無事に帰って来られた人たちの話だけど、実際には多くの人たちは戻って来られなかったという史実に基づいて作られたものであるとのこと。なので、脚本を書いている途中からこれは鎮魂の物語だと思っていた、そういう人たちがいなければ出来なかった作品であること、それを噛みしめて生きていかないといけない時代でありそういう作品を届けることが大事だと仰っていました。思わずラストシーンが浮かびましたね~~船長さんの言った「命、繋げていきましょう。それでええんではないですか。みんなきっとそれを望んでいる」というセリフが蘇って泣いてしまった自分

その後は吉祥丸のセットを動かしてくれた裏方さんたちも出来る限り多くの人たちに感謝を込めて板の上に召集した内野さん。なーんかね~~こういうのが凄く好きなんです。気遣いとか礼儀とかを超えて出てくる感謝の実践

自分たちも良いものが生み出せたからこそ極々自然にスーッとそれ以上のものが生まれる瞬間というか言葉にはならない充実感が溢れている瞬間。。。
そして風間君の仕切りでキャストの皆さんが挨拶。いきなり振られてビックリしていた溝端君からスタート

台風で被災した人たちへのお見舞い、たくさんの人たちに支えられて感謝していること、1回休演になったことは悲しくて悔しいことでしたが、命の大切さをテーマにしているこの作品を今やる意義が増したのではないかと思い毎回毎回頑張りました!と挨拶。最後は「この船に乗れたこと、名誉に思います」と通信長のセリフでキッチリとした締めくくり

次に大号泣の前田旺志郎君。公演中から既に舞台袖で泣いていたことを溝端君に関西弁で暴露されていました

今回が初舞台で何も分からないことだらけだったのですが、スタッフやキャストの皆さんに支えられて大千秋楽を迎えることができましたと涙涙で感謝の挨拶。客席からは温かい大拍手が送られていましたが、ホント見習いのはじめ君みたいに純粋で気持ちの良い存在感。この初々しさは一生で一回きりのことだけど毎回毎回その時の初めてを生み出していってほしいなぁと思いました。
次に最長老のベンガルさん。旺志郎君の初々しさを受けて、僕の初舞台は45年前で今日は泣きませんでしたが、やっと千秋楽でセリフが入ったかなぁと笑いを誘い……親分より全然年なので稽古とか足を引っ張らないように頑張りました、皆さんのおかげで幸せな時を過ごせたことに感謝していますとベテランの素敵な挨拶。そしてMC役の(爆!)風間君。全ての公演のお客さんへの感謝、このメンバーでなければこの長い航海は乗り切れなかったとスタッフとキャストの皆さんへの感謝を述べ、この物語は最後に帰っていくけど、客席の皆さんもこの後に今日の記憶を携えながら日常に戻っていく。舞台は皆で集まってくれて素晴らしい時間があって、それを携えて日常に戻っていく、そこまでが舞台……って帰るまでが遠足の変形バージョンかっ


僕たちと航海した記憶を云々って自分たちが送り出すみたいって自己ツッコミしていましたが、この記憶が皆さんの人生に彩を与えていたら良いなと思いますと若いのに(苦笑)立派な挨拶ができて惚れ惚れ
ラストはもちろん我らが“かしら”の内野さん

風間君の立派な挨拶に「美しくまとめていただいて何も言うことはありません」と……ヲイヲイ

今回のお芝居は常に新しい試みがいっぱいだったのでどうなることやらというのが一番にあったこと、人の思い、家族の思い、平和への思いをこれだけストレートに伝えられる芝居だったので何とか成功したいというのが一番あって、でも観てくれる人がいなければ成立しなかったからと感謝の言葉をいただきました。他のキャストの方々もそうでしたが、まだ役が抜けきっていない中だったので何となく船長さんの言葉にも思えたような

でもね、、、挨拶の途中からふと思ったのよね~~相変わらずジッとしてないしモゾモゾ手とか動いたり体のどこかを触っていたり……お辞儀はこの上なく美しいのに。やっぱりそこはうっちーでした
最後は内野さん、風間君、ベンガルさん、旺志郎君、そして下手側にはけた溝端君を呼んで(最初のカテコの時にお前だけあっち!みたいな弄りをされてた

)拍手に応えて皆でバイバイ

あ~~~名残惜しくて別れ難かったけどめいいっぱいの感謝とお疲れ様の拍手を送りました。本当に本当に素晴らしい舞台でした!!!