12月15日のマチネ、5月の帝劇以来7ヶ月ぶりのレミゼでした。キャストはほぼ帝劇で観た時と同じ。今回は2回目のレミゼだったしCDを聞いていて内容は頭に入っていたので、登場人物に感情移入することもできたし、レミゼの世界を堪能できました。梅芸は初めて

今回は1階最後列で、後ろでS席ってどうなの?と思ったんですけど、結構観やすい席でした。レミゼを1階で観劇するのは初めてだったんですけど、やっぱりジャベの自殺シーン等は分かりにくいですね~~

翌日は3階席だったんですけど、普段は1階派のじいもレミゼは上の階の方がいいかも……ただ、前列でカテコのお花キャッチは1度やりたいですね~
今回の観劇で、何となくじいの好みのキャスティングが分かってきたような

もちろんレミゼは果てしない数の組み合わせがあって全部観たわけではないんですけど……ま、前置きはこれくらいにして、各キャストの感想等など
山口バルジャン:
さすがに祐サマ

市長姿はカッコイイし、歌は文句なし

「彼を帰して」の安定したピアニッシュモに神々しいオーラ、心に響きました。バルジャンのひたむきな思いとコゼットに対する愛情が溢れてて涙涙

でしたわ。あと、祐サマのバルジャンでお気に入りなのは、やっぱりリトルコゼットとのシーン

「名~前をおし~え~て~」「……はい、コゼット」のところでコゼットが手を差し出すところが可愛くて……その後の「ラ~ララララ~」のハモリ、山口さんは相手の声を生かすようなはもり方をされるので二人の声が溶け合ってて素敵なんですよね~~『レプリークbis』のインタでもおっしゃっていましたけど、相手役を輝かせるためにいかに反射するかを考えていらっしゃる感じで……じいもリトルコゼみたいに一緒に歌ってみた~~い、ついでにグルグルもしてもらいた~~いなんて、アホなことを考えてしまいました

祐サマのバルジャンって、ちょっとお茶目な雰囲気があるんですよね。コゼットに人形を渡すシーンは「ほいっ」って感じの渡し方だし、バリケードのシーンではもうちょっと戦おうよ~

と思わせるような動きだし。ま、そんなところも含めてかっこ可愛くてじいは好きなんですけど……ただ、油断するとエリザの時に見たような“意味不明な手の動き”が垣間見られるし、ファルセットっぽくフワフワって感じの歌い方が全体の流れに合ってなくて浮いてるのでは

と思わせるところもあって……一瞬、もしかして、じいは祐サマ苦手

とか思ってしまったんですけど。う~~ん、でも、あの歌声は麻薬ですよ。また聞きたいと思わせるんですから。
綜馬ジャベール:
今回の観劇で確信

じいのジャベールは綜馬さんで決まり

もう、素敵すぎて



原作や初演の感想を読んだり、「対決」の歌詞にある「牢獄で~ジャベール~~俺は生まれた~お前と同じ~うじ虫なのだ」というのを考えると、綜馬ジャベはかっこよすぎるし、ノーブルすぎるのかもしれないけど、じいは大好きなんですよ

特に「対決」と「STARS」は最高~~山口バルと対等に歌で対決できるのは綜馬ジャベだけですよぉぉ~~
あと、今回ふと思ったのが、砦が陥落して学生たちの死体の中からバルジャンを探すシーンで砦の上でジャベールが座り込んでいるんですけど、バルジャンの行方を考えているだけではない感じがしたんですよね

バルジャンがジャベを逃がしてくれたことや学生たちの死の意味を考えていたような気がして……それが下水道のところでマリウスを担いだバルジャンを逃がした心境の変化、戸惑いにつながるのでは?と思ったんですけど。
坂本エポニーヌ:
ちょっとカワイイ感じのエポニーヌでした。岡田マリウス相手だとお兄さんみたいに慕ってるように見えるんですよね~~ちょいと恋愛感情には足りない

ようにも思ったんですけど、切ないし、いじらしいですよね~~やっぱり「オン・マイ・オウン」では泣いてしまいました。あと、「恵みの雨」でマリウスに抱かれて死ぬシーン、帝劇の時はマリウスへの怒り

&瀕死の重傷なのになんで力強く歌ってるの?と思って引いちゃったんですけど、今回の二人は感情を込めて歌ってくれたので号泣でしたわ。最期にマリウスにキスするシーン、妹みたいなカワイイ女の子が精一杯「女性」として愛の表現をした感じが、これまた涙を誘って……


岡田マリウス:
悔しいけど(?)かっこいいですわ。歌も

だし、演技も自然だし。岡田マリウスなら少々鈍感なところも許せ……ないですね、やっぱり。一緒に観劇した友人も言ってました。「共に飲もう」では、さっきまでエポニーヌが死んで泣いてたのに、もうコゼットはどこ?って、あんたね~~

アホにも程があるって感じで

もちろん、岡田クンには何の罪もないんですけど
シルビアファンティーヌ:
シルビアさん、じいは生で歌を聞くのは初めてだったんですけど、母親の強さや優しさが表れてて素敵でした。CDでは井料ファンテだったので、キーが低くて違和感があって、感情移入まではできなかったんですけど、友人はシルビアファンテがお気に入りだったみたい。
河野コゼット:
声量もあったし、可愛かったし、良かったです

帝劇で観た知念コゼが

だったけど今回は大満足

でも、コゼットというキャラは相変わらず

させてくれます

観劇後、開口一番に「コゼット、むかつかない?」でしたから

何も知らなかったで許されるわけ?と思っちゃうんですよね^^; バルジャンはコゼットを幸せにしようと一生懸命だし、エポニーヌはマリウスのためにコゼットを探し出すし……で、結局あんたは最後に綺麗なドレスを着て幸せになってるじゃん

みたいな……
小鈴アンジョルラス:
カッコイイ



ついついバルジャン&ジャベールに注目してしまうんですけど、アンジョの魅力に目覚め始めてしまったような

People's song の歌い出しにもメロメロ~~バリケードの戦いで旗を振る姿にはウルウル~~
カテコでは祐サマと綜馬さんがガッチリと握手。この二人の間には確かな絆があるんですよね~~エリザ初演時の思い出話とか読んでると

何度も全員で出てきてくれて……大阪の方は熱いですね~~いろんなところで掛け声が飛んでました

アナウンスで注意がありましたけど、そんなことは東京ではなかったのでビックリ