田口ランディさんの新刊『「ありがとう」がエンドレス』晶文社 (2015/5/30)、すごく面白かった!
付箋がたくさんになってしまった。
ランディさんと娘さんとの対話。
そのTwitterが本になっている。
●田口ランディ(Randy Taguch)@randieta(Twiitter)
************************
<内容紹介 Amazonより>
わたしの娘も今年から、一人暮らし。
娘のために語ったことばを、本にまとめてみました。
みなさんのお役に立ちますように。
母として、先輩としてのアドバイスです。
ちゃんとごはんをたべて、しあわせにね。
高校生から大学生になってひとり暮らしを始めるというのは、人生のなかで一番刺激的で楽しい時期。
この春、一人娘を大学へ送り出した著者が、いま娘に伝えておきたい言葉をまとめたメッセージ集。
人間関係のルール、自分とのつきあいかた、学ぶことの意味、恋愛について……
母から娘たちに渡す、しあわせになることばの贈りもの。
【目次】
◎月曜日
人間関係の交通ルール。
お先にどうぞ、ありがとう!
◎火曜日
目が覚めたら、
まず「起きた」って喜ぼう!
◎水曜日
やってやれないことはない!
やらない言い訳は癖になる。
◎木曜日
「ありがとう」がエンドレス。
それが、幸せってこと。
◎金曜日
全力を出しきる快感。
幸せ者はその味を知っている。
◎土曜日
仕事が楽しいのは、
人の役に立てるから
◎日曜日
脳は不安症の怠け者。
脳のご主人様におなり!
************************
この本の1ページずつ大きく書いてあるスタイルは、岡本太郎の『強く生きる言葉』を思い出させるスタイル。
文学も旅も精神世界も、、、、あらゆる領域を渡り歩いたランディさんの言葉は、シンプルで深い。しかも文体が簡潔で切れ味スッキリ。
自分は大学生のころからランディさんを尊敬して慕っている。
「自分が発する言葉を大切にする」というシンプルなことはランディさんのような文学をなり合いにしている言葉の専門家の背中から学んだこと。
自分が発した言葉は独り歩きする。
それはまるで、自分が生んだ子供が巣立ったようなもので。新しい独立した生命体のよう。
だからこそ、自分が発する言葉を丁寧に丁寧に使わないといけない。言葉は自分がいないところでも生き続けているから。
そういうことを、心地よい文体を持つ方の文章を読むたびに思う。
先日、町田宗鳳さんの<ありがとう禅>に参加したばかり。
(→○町田宗鳳 WEBサイト)
今回の本は、<「ありがとう」がエンドレス>。
ちなみに、<ありがとう禅>は、まさに<ありがとう>をエンドレスに発し続ける禅です。素晴らしかったのです。
最近は、「ありがとう」の波動に包まれまくっています。
いつも、ありがとうございます。
以下、この本から好きな一節を抜粋。
===============
◎月曜日
■
社交っていうのは「人間関係の交通ルール」みたいなものなの。
接触事故を回避するためにみんなが守っているルールがある。
ちょっと粗っぽい運転や、強引に割り込んでkる鵜車がいたら、譲った方が安全。
スムーズに気持ちよく人生街道を走るために、社交はとっても大事なのよ。
===============
■
世の中には本音しか言えない人もいるよね。
たとえば発達障害の人は、ひたすら正直。空気読めない。
そういう人はね、正直が好きな人に好かれるんだよ。
だからね、少ない人と深い友情や愛情で結ばれる。
それはね、とってもすてきなことだから、それでいいんだ。
人それぞれに幸せがある。
===============
◎火曜日
■
ものごとには必ず良い面と悪い面があるよ。
なにをやっても批判される。
政治家を見ていればわかるでしょう?
大丈夫。
おもしろく生きていたら批判する暇がない。
===============
◎水曜日
■
「お母さん、謙遜とか謙虚っていうのがよくわからない。礼儀もよくわからない。」
「謙虚、謙遜には必ず感謝がふくまれているの。感謝がない謙遜とか謙虚、尊敬はありえないのよ。」
===============
■
対話をするときもね、相手との相違点や相手の間違いを指摘ばかりしていると平行線。
共通の部分、有益な部分に着目して、そこを積み上げていくの。
志を高く置くんだよ。
志はね、必ず高い方に引き寄せられる。
そうやって人類は、成長してきたんだよ。
===============
■
人間ってね、自分の上がいると文句言えるの。
でも、自分が一番上になると、もう誰にも文句が言えないのね。
責任が増えるほど、文句が減るの。
文句が出るって、下っ端ってことなんだよ。
===============
◎木曜日
■
人生がおもしろいかどうかは「おもしろい」ってインプットしたかどうか、それだけなんだ。
才能も学歴も収入も、なにも関係ないんだよ。
おもしろいことを、発見して楽しく生きよう。
===============
■
いやなことがあっても幸せな気分でいられる工夫をすること。
人はそれぞれに工夫して、気分を落ち込ませない努力をしているんだよ。
子どもは、ほったらかしておいても幸せ気分に戻れるの。
大人になるとぐちぐち考えてしまうから、なかなか幸せな気分に戻れない。
だから、幸せになるノウハウ本が売れるのね。
===============
■幸せになるのに、ノウハウはいらない。
あのね「ありがとう」って言えばいいの。
「友だちがいてもありがとう」
「今日も元気でありがとう」
「寝坊ができてありがとう」。
「ありがとう」がエンドレス。それが、幸せってこと。
===============
◎金曜日
■
瞑想も座禅も、愚痴をストップさせるための方法です。
そんなことをしなくても、愚痴を言わないためには、優しい言葉を話、感謝して、人に親切にすればいいの。
当たり前のことを一生懸命にすればいいの。
===============
■
言葉はあなた以上にあなただから
あなたのようなふりをして残り
伝わっていくから
言葉を上手に使うのよ
優しい言葉で、どうか人をはげましてください
===============
■
「お母さん、川崎で中学生がリンチされて怖いよ。」
「同情しない。灯をともせ。」
「それ、お母さんの口癖だね」
「うん。母さんも、わたしの母さんからずーっと言われてきた。
かわいそうだ、かわいそうだと思うんじゃない。
暗いことが起きたら、あなたが灯をともしなさい。」
===============
◎土曜日
■
働くってね、人のためになにかしてあげることなのね。
ほとんどそうなの。
ものをつくるのでも、サービス業でも、だれかのために何かしてあげることなのね。
だれのためにもならないお金もうけは犯罪なのね。
仕事するって、素敵なことでしょう?
===============
◎日曜日
■
人間って他人と言う存在がないと、自分を育てられないんだよ。ありがたいね。
===============
いやはや、深いなー。
活字を読みたくない時でも気軽に読めます。
ササさっと読めるようなスタイルになってますが、内容は実に深いです。
プレゼントも含め、色んな方にお奨めです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
付箋がたくさんになってしまった。
ランディさんと娘さんとの対話。
そのTwitterが本になっている。
●田口ランディ(Randy Taguch)@randieta(Twiitter)
************************
<内容紹介 Amazonより>
わたしの娘も今年から、一人暮らし。
娘のために語ったことばを、本にまとめてみました。
みなさんのお役に立ちますように。
母として、先輩としてのアドバイスです。
ちゃんとごはんをたべて、しあわせにね。
高校生から大学生になってひとり暮らしを始めるというのは、人生のなかで一番刺激的で楽しい時期。
この春、一人娘を大学へ送り出した著者が、いま娘に伝えておきたい言葉をまとめたメッセージ集。
人間関係のルール、自分とのつきあいかた、学ぶことの意味、恋愛について……
母から娘たちに渡す、しあわせになることばの贈りもの。
【目次】
◎月曜日
人間関係の交通ルール。
お先にどうぞ、ありがとう!
◎火曜日
目が覚めたら、
まず「起きた」って喜ぼう!
◎水曜日
やってやれないことはない!
やらない言い訳は癖になる。
◎木曜日
「ありがとう」がエンドレス。
それが、幸せってこと。
◎金曜日
全力を出しきる快感。
幸せ者はその味を知っている。
◎土曜日
仕事が楽しいのは、
人の役に立てるから
◎日曜日
脳は不安症の怠け者。
脳のご主人様におなり!
************************
この本の1ページずつ大きく書いてあるスタイルは、岡本太郎の『強く生きる言葉』を思い出させるスタイル。
文学も旅も精神世界も、、、、あらゆる領域を渡り歩いたランディさんの言葉は、シンプルで深い。しかも文体が簡潔で切れ味スッキリ。
自分は大学生のころからランディさんを尊敬して慕っている。
「自分が発する言葉を大切にする」というシンプルなことはランディさんのような文学をなり合いにしている言葉の専門家の背中から学んだこと。
自分が発した言葉は独り歩きする。
それはまるで、自分が生んだ子供が巣立ったようなもので。新しい独立した生命体のよう。
だからこそ、自分が発する言葉を丁寧に丁寧に使わないといけない。言葉は自分がいないところでも生き続けているから。
そういうことを、心地よい文体を持つ方の文章を読むたびに思う。
先日、町田宗鳳さんの<ありがとう禅>に参加したばかり。
(→○町田宗鳳 WEBサイト)
今回の本は、<「ありがとう」がエンドレス>。
ちなみに、<ありがとう禅>は、まさに<ありがとう>をエンドレスに発し続ける禅です。素晴らしかったのです。
最近は、「ありがとう」の波動に包まれまくっています。
いつも、ありがとうございます。
以下、この本から好きな一節を抜粋。
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◎月曜日
■
社交っていうのは「人間関係の交通ルール」みたいなものなの。
接触事故を回避するためにみんなが守っているルールがある。
ちょっと粗っぽい運転や、強引に割り込んでkる鵜車がいたら、譲った方が安全。
スムーズに気持ちよく人生街道を走るために、社交はとっても大事なのよ。
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■
世の中には本音しか言えない人もいるよね。
たとえば発達障害の人は、ひたすら正直。空気読めない。
そういう人はね、正直が好きな人に好かれるんだよ。
だからね、少ない人と深い友情や愛情で結ばれる。
それはね、とってもすてきなことだから、それでいいんだ。
人それぞれに幸せがある。
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◎火曜日
■
ものごとには必ず良い面と悪い面があるよ。
なにをやっても批判される。
政治家を見ていればわかるでしょう?
大丈夫。
おもしろく生きていたら批判する暇がない。
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◎水曜日
■
「お母さん、謙遜とか謙虚っていうのがよくわからない。礼儀もよくわからない。」
「謙虚、謙遜には必ず感謝がふくまれているの。感謝がない謙遜とか謙虚、尊敬はありえないのよ。」
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■
対話をするときもね、相手との相違点や相手の間違いを指摘ばかりしていると平行線。
共通の部分、有益な部分に着目して、そこを積み上げていくの。
志を高く置くんだよ。
志はね、必ず高い方に引き寄せられる。
そうやって人類は、成長してきたんだよ。
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■
人間ってね、自分の上がいると文句言えるの。
でも、自分が一番上になると、もう誰にも文句が言えないのね。
責任が増えるほど、文句が減るの。
文句が出るって、下っ端ってことなんだよ。
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◎木曜日
■
人生がおもしろいかどうかは「おもしろい」ってインプットしたかどうか、それだけなんだ。
才能も学歴も収入も、なにも関係ないんだよ。
おもしろいことを、発見して楽しく生きよう。
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■
いやなことがあっても幸せな気分でいられる工夫をすること。
人はそれぞれに工夫して、気分を落ち込ませない努力をしているんだよ。
子どもは、ほったらかしておいても幸せ気分に戻れるの。
大人になるとぐちぐち考えてしまうから、なかなか幸せな気分に戻れない。
だから、幸せになるノウハウ本が売れるのね。
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■幸せになるのに、ノウハウはいらない。
あのね「ありがとう」って言えばいいの。
「友だちがいてもありがとう」
「今日も元気でありがとう」
「寝坊ができてありがとう」。
「ありがとう」がエンドレス。それが、幸せってこと。
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◎金曜日
■
瞑想も座禅も、愚痴をストップさせるための方法です。
そんなことをしなくても、愚痴を言わないためには、優しい言葉を話、感謝して、人に親切にすればいいの。
当たり前のことを一生懸命にすればいいの。
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■
言葉はあなた以上にあなただから
あなたのようなふりをして残り
伝わっていくから
言葉を上手に使うのよ
優しい言葉で、どうか人をはげましてください
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「お母さん、川崎で中学生がリンチされて怖いよ。」
「同情しない。灯をともせ。」
「それ、お母さんの口癖だね」
「うん。母さんも、わたしの母さんからずーっと言われてきた。
かわいそうだ、かわいそうだと思うんじゃない。
暗いことが起きたら、あなたが灯をともしなさい。」
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◎土曜日
■
働くってね、人のためになにかしてあげることなのね。
ほとんどそうなの。
ものをつくるのでも、サービス業でも、だれかのために何かしてあげることなのね。
だれのためにもならないお金もうけは犯罪なのね。
仕事するって、素敵なことでしょう?
===============
◎日曜日
■
人間って他人と言う存在がないと、自分を育てられないんだよ。ありがたいね。
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いやはや、深いなー。
活字を読みたくない時でも気軽に読めます。
ササさっと読めるようなスタイルになってますが、内容は実に深いです。
プレゼントも含め、色んな方にお奨めです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。