日常

ザギン

2013-03-05 19:01:26 | 生活
ツイッター風の断想


ある仕事において、真にプロフェッショナルであると言うためには、そのジャンルの王道はもとより、その周辺領域もすべて、偏見なくカバーしないとプロじゃないんじゃないかと、よく思う。


医療全体が向かっている方向性がすこしずれている気がする。特にアカデミズムの世界。
王様は裸だ!
と言いたくなる自分。
道化のふりをして実際にそう言ってみるのだけど、あまり伝わっていない。


文学ではヘッセに、はまっている。
心理描写がすごい。さすがノーベル文学賞とっただけある。


ある出版社の会社設立祝いパーティーにいった。
あまりに違うジャンルの人が大勢いて、観察していて非常に面白かった。夢中になって観察した。


話を聞いていたら、今は『セミナー』がはやっているらしい。
基本コンセプトは自己啓発セミナー類似のもの。ビジネス関連とミックスするといいと。
基本的にはポジティブシンキングになるのが目標のようだ。あと、運がよくなるとか。

人は、天啓のようなものを無意識に求めているのか。それを意識的にやろうとするとそうなる。気持ちはわからないでもない。
信じられないほど大勢の人が参加しているらしい。巨額のお金が動くらしい。

超売れっ子セミナー講師のような人と話した。
言葉の端々からそういうことを知った。名刺の裏には数多くのセミナー成功体験が!

その超売れっ子セミナー講師(名前は教えれませんが)は、異常にハイテンションだった。
顔面の筋肉の動きが奇妙だった。


横尾忠則さんの画集「森羅万象」を改めて見直している。
グウの音もでないほどすごい、と改めて思っている。
偉大な芸術家。ピカソより偉大だ、と個人的に思っている。


築地で食べる寿司はうまいと思った。やはり目の前で職人さんに握ってもらうのは違う。
ランチだと1500円くらいとかで普通に握ってもらえる。


銀座マリアージュで紅茶を飲んだ。あまりのおしゃれ空間に、驚いた。紅茶1000円くらいで高いが、4杯分くらいのポットで出てくるので、おしゃれ妄想にふたる値段としては高くないと思った。


銀座に出たついでに、思わずDover Street Market Ginzaによってしまった。
コムデギャルソンの総合ショップ。
洋服なんてまるで買う気がなかったのに、思わず数着買ってしまった。久しぶりに贅沢をした。


COMME des GARÇONSは、相変わらずとんがっててかっこいい。ただ、このHPを見ると何がなんだかよくわからない。
ただ、忙しすぎて、服を買っても着る暇がない。


嗚呼、論文を書かなければ。
日々、追われている。

かなり頑張って書いても、専門家集団しか読まないので、それはそれでそれなりの空しさも残る。
でも、そういう専門家向けの玄人肌の仕事も必要。
そんな言い訳する暇あれば、早く書けば。
いやいや、なかなか書く時間がとれなくて。
時間がないとかそういうのは、単なる言い訳でしょ。

・・・・
そういうことが、何千回も頭の中を往復している気がしてならない。


学術論文をPubmedなどで検索していると、毎日恐ろしい数の原著論文が出現している。この情報の洪水はすごい。
このエネルギーをもっとよりよい何かのために総結集すれば、もうすこし社会や地球はよくなるのではないか、と、妄想する。


ただ、善と悪は、やはりある種のバランスをとるのだろうか。
統合と分離も、やはりある種のバランスをとるのだろうか。
謎。
人類や地球や宇宙の未来は、あまりにも謎が多すぎる。


人間の「自我(エゴ)」というのは不可思議なものだ。
この自然が与えた『エゴ』という奇天烈な結節点は、宇宙の中で何を意味するのか。


あまり考えても答えが出ないので、たいていもとに戻る。
起きて、ご飯食べて、トイレ行って、仕事して、人と話して、ご飯食べて、仕事して、人と話して、ご飯食べて、本でも読んで、風呂入って、歯を磨いて、寝る。
結局、こういう無限輪廻の日常生活に溶け込んでゆく。


すこし暖かくなって、梅の花がいい感じに咲いてますね。
猫がニャーとないています。

2 コメント

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ガラス玉演戯 (いなば)
2013-03-08 17:24:47
>>Yutaさん
そうなんです。読書会で「デミアン」を読むこともあり、デミアンを読んでみたら、とんでもない本で、ヘッセにはまりました。笑

ユングとも関係があったようで、強烈にユング心理学を思い出してしまい、今は河合先生の影の現象学を再読しています。

デミアンは、すごい本ですね。
ノーベル賞を受賞したきっかけになった<ガラス玉演戯 >が、ネットで見ると(Fukkan.com)という復刊でしかなく、通常の新潮文庫や岩波文庫の新品で買えないというのは驚きました。角川文庫は正式に復刊してくれないんですかねぇ。


ヘッセの『シッダールタ』、あれを読んだときは仏教の流れの中で読んだので、あの当時はまだ仏教を深く知らなかったような気がします。仏教も奥が深く、勉強すればするほど面白い。ブッダも偉大な人です。
自分はランディさんのダイアログ研究会にはなるべき出るようにしているので、そちらにお越しいただければ。 それ以外は最近あまり外に出ないですねぇ。なかなかバタバタしていて・・・お恥ずかしい限りなのですが。 仕事もためにためていて、日々自分のことながら、情報処理能力のなさにウンザリします。笑
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ご無沙汰してます (YUTA)
2013-03-07 12:11:37
ヘッセにはまっていると聞いて嬉しくなりました。覚えていらっしゃると思いますが、ちょうど2年前、このブログで『シッダールタ』について書かれていて、私もコメントし、さらに語り合いたいと思っていたところに大震災が起こってしまいました……。私は新潮文庫はもちろん全集も読破したほどのヘッセファンなので、この魅力を知ってほしいと思っています。

それから久々にお会いしたいのですが、これほどお忙しいようだと難しいですね。私は今年になってインフルエンザで39度以上の熱が出るなど大変な目に遭いましたが、いなばさんもお体を大事にしていって下さい。
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