日常

円空仏

2016-02-10 23:08:20 | 芸術
<寺子屋ブッダ>の企画で、手の平サイズの円空仏を彫ってきました。

梅原猛先生の『歓喜する円空』(新潮文庫)という本は素晴らしくて。


仏像をどこで見ても円空の個性は常に際立っている。
円空は生涯で12万体もの仏像を彫っているからタダごとではない。


今回の手の平サイズの円空仏では、先生のお手本を見ながら製作。
無我夢中で彫り続けて2時間30分。無事に完成。

他の方の作品と比べると、自分の円空仏はなぜか頭がとんがってます・・・。
一つとして同じものはできない、というのが、生命の多様性と調和を物語っています。


自分の中の仏を掘り出すように、木の中の仏を掘り出していく。
というのは、やってみるとよくわかります。
万物には、掘り出しさえすれば仏様が宿っているんですね。


道具


手の平サイズの檜


先生のお手本と見比べながら


鉛筆で印を


彫り出す


さらに彫り出す


少しずつ


千里の道も一歩から


ふうむ


近づいてきた


全体像


少しずつ


顔が出てくると一気に変化する


もう少し


あと一歩


完成!


一人立ち


他の方々の円空仏と


先生の作品を参考に


大きめの作品も参考に


整列するとかっこいい









(自分の円空仏は頭がとんがってます)

2 コメント

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Unknown (みみ)
2016-02-11 22:07:15
万物には仏様が宿っているのですね。

いなさんの掌から
先のとんがった仏様が
掘り出されました。

山好きな、
頂(いただき)好きないなさん。
てっぺんとんがりましたね。

ひとりひとり皆違うお姿。「個性」
たとえ一人の人が二つ目を掘っても
同じでない。「個性」
同じものはふたつとない。

生命の多様性と調和、頷けます。
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無心に一途に (INA)
2016-02-19 17:34:06
>みみ様
コメントありがとうございます。
そうなんです。
山が好きだからなのか、電波を受信しているからなのか、先のとんがった仏様が「おのずから」掘り出されてしまいました。。。。

木から彫り出す作業は本当に無心に一途になれる時間で、最高に濃密な時間でした。
ときどき、ふと掘り出してみたいと思っています。(^^
みみさんも、是非!
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