観測にまつわる問題

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太平洋のサメが絶滅へ

2013-01-13 13:14:13 | 日記
太平洋のサメが急減 フカヒレ目当ての乱獲で(MSN産経ニュース 2013.1.12 23:52)

>日本も漁獲している太平洋のサメ類が1995~2010年の間に推定で年率5~17%の割合で急激に減少したとの調査結果を、南太平洋の島国を中心とする「太平洋共同体」の研究グループが12日までにまとめた。

このままのペースで行けば、サメは絶滅してしまうだろう。生物多様性の観点からサメ自体を保護しなければならないし、もし捕食者が絶滅してしまえば、生態系がどうなるかも分らないということもある。

>中華料理の食材として高い価格で取引されるフカヒレ目当ての乱獲が一因とみられるという。

フカヒレ目当てでサメを獲り過ぎ、フカヒレが食べられなくなるというのも皮肉なものだ。

中国のしばらく続く人口増と経済発展を考えると、フカヒレの需要は今後高まる可能性が高い。そうなると、幾ら規制したとしても、密漁の甘みが高まることになり、規制は上手く機能しないだろう。必要なのは規制を強める(サメ漁は禁止し、マグロ漁のついでに獲れるサメだけもったいないから利用すればいい)こととともに、フカヒレの需要を下げる(有り難がらない)ことだ。先進国では規制が進むだろうが、問題は中国なのである(サイの乱獲の原因に漢方でサイの角を有り難がることがある)。

環境保護団体は本当に危機に瀕する動物を保護しなければ嘘だと思う。

中国は「海洋強国」を目指すと言うが、彼らが海洋(西太平洋)で幅をきかせるような事態になれば、海が貧しくなってしまう以前書いたように、日本は儲かる漁業(漁獲高を制限して魚を大きくする)を目指すべきなのだが、海は広く繋がっているので、(特に西)太平洋諸国が共同歩調をとることが肝要であり、要するに中国のような国(韓国も結構乱獲するというが)が強くなれば、ロクなことがない。