エコノミスト8月8日号でシェアリングエコノミーの特集がありました。
筆者などはホ~ンで済ませるガラケー人間ですが、1兆円市場とも言われ、その新市場創出効果は経済通の間で注目も大きいようです。
中国のシェアリングエコノミーもその市場の大きさから注目されているようです。
爆発する中国「シェアリングエコノミー」 市場規模は57兆円(Forbes Japan 2017/06/04 08:00)
元々は欧米で始まったようですが、新興国の巨大市場も期待されているようです。日本は残念ながら出遅れているようです。個人の権利意識が強く老朽化マンションも建て替えられない問題がありますから、日本に向いてないのかもしれませんし、あるいは単に何となく変化を嫌っているのかもしれませんが、良く分からないまま取り残されている感じはあまり好ましいものではないような気はします。
シェアリングエコノミー -サステナブル社会に向けた新たな価値創造-(情報センサー2014年8月・9月合併号 EY Institute)
>米サンフランシスコで始まり、今、欧米で急速に拡大しているのが、P2Pシェアリングです。
>米国で急速にP2Pシェアリングエコノミーが拡大した理由は、金融危機以降、人々が節約し、持ち物を利用して副収入を得ることが必要だったためといわれています。P2Pシェアリングを利用することで、通常よりも安くサービスを利用でき、さらに珍しいものやオリジナルなサービスを受けられる、うれしさがあります。
>先進国で発達するシェアリングエコノミーは、BOP(Base of the pyramid)とMOP(Middle of the pyramid)を合わせて約54億人(World Resources Institute「THE NEXT 4 BILLION」2007年)という人口規模からみて、新興国・途上国に巨大な潜在市場が存在すると考えられます。新興国には、シェアリングエコノミーに欠かせないインターネットや携帯電話が既に普及していることも有利です。経済力がまだ発展途上なため、高価な物を手ごろな値段で借りられれば、消費者にとって大きな魅力になるでしょう。また、車や物の数が減るため、交通渋滞やゴミ問題などの社会課題解決にもつながると思われます。
日本だとま~たデフレ要因かよ!という思いもありますが、アベノミクスはきっと給与上げに繋がり穏やかなインフレをもたらすと思いますので、これぐらいはやってもいいのではないかと思います。節約志向と言えば日本向きのような気もしないでもなく、金持ちの節約が更に景気を停滞させたら困ってしまいますが、カツカツの低所得者層は消費性向も高いですから、節約して浮いた分はそれなりに使うと考えられます。別に低所得者層イジメがしたい訳でもありません。
よ~分かりませんが、これから発達するであろう新興国での市場の取り合いは激しいものがあるんでしょう。これを日本がとる未来はあまり考えられませんが、起業家の方々頑張れ~と適当に応援しておきます。