茨城の開発というお題で筆者の中でひとつの重要なファクターは鹿島神宮(ウィキペディア)になります。鹿島神宮は鹿島神社(ウィキペディア)の総本山ですね。
>全国にある鹿島神社の総本社。千葉県香取市の香取神宮、茨城県神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社。また、宮中の四方拝で遥拝される一社である。※鹿島神宮
>東北地方・関東地方を中心として全国に約600社あり、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮を総本社とする。多くは鹿島神宮から勧請して創建され、神宮と同じ武甕槌神を祀っている。※鹿島神社
>武甕槌神は、香取神宮(千葉県香取市)の経津主神とともに中臣氏・藤原氏の氏神とされたことから朝廷・中央貴族の信仰を受け、武神であることから武家の崇敬も受けた(鹿島信仰)。※鹿島神社
鹿島神社は神社としてはかなり著名な神社で日本文化や神道に興味がある人の中では誰でも知っている部類の神社だと思います。筆者の中では、鹿島と言えば剣術で塚原卜伝(ウィキペディア)は著名ですね(>塚原 卜伝(つかはら ぼくでん)は、日本の戦国時代の剣士、兵法家。父祖伝来の鹿島古流(鹿島中古流)に加え、天真正伝香取神道流を修めて、鹿島新当流を開いた。)。日本古武道協会 | 鹿島新當流剣術のホームページを見ましたが、英語のページはありませんね。外人さんは武士とか剣術とかにロマンを感じたりしないんですかね?鹿島神社も英語のページがないようですが、潜在能力はあるのに埋もれているだけのような気はします。首都圏は日本の世界に対する玄関口でもありますから、神社や剣術に興味のある外人さんの関心に答えればまだまだいけるのではないですか?成田にも近いという地の利もあります。
鹿島神社さんによればアピールポイントは勝負必勝みたいですね(鹿島神社 | 勝負必勝の神様)。
>『常陸国風土記』には鹿島社に多くの神戸、すなわち祭祀維持のための付属の民戸が設置されたことが見える。また風土記では、大化5年(649年)に神郡として香島郡(鹿島郡)が成立し、天智天皇年間(668年-672年)には初めて使いが遣わされて造営のことがあったと記す。以上の背景としては大化の改新後の新政による朝廷の東国経営強化が考えられ、改新を契機として朝廷は鹿島社とつながりを深め、天智朝の社殿造営を大きな画期としたと見られている。※鹿島神社
風土記は出雲風土記で触れましたが、常陸国風土記も完全ではないにしろ残っており、古い時代で茨城(常陸)と言えば寧ろ鹿島をイメージしてしまう人も結構いるのではないかと思います。
鹿島神社を考える時、セットで考えたいのは香取神社(ウィキペディア)です。香取神宮(ウィキペディア)が総本山(千葉県)ですが、鹿島神宮と距離的に近く、塚原卜伝が香取神道流を修めたとされているように(無形文化財 天真正伝香取神道流 公式サイト)関連は深いですから、一緒に参拝するといいのではないかと思います(鹿島神宮と香取神宮 [寺・神社] All About>茨城県の鹿島神宮と千葉県の香取神宮は、古事記や日本書紀に登場する重要な神様を祀った由緒ある神社です。二つの神社に祀られる神様はご縁が深く、比較的近い場所にあるので、できたら双方お参りして、ご利益を倍増しましょう)。
>主に利根川・江戸川沿いを中心に分布する。南の荒川沿いには氷川神社、それらに挟まれる元荒川沿いには久伊豆神社が分布し、その分布圏は境界を侵すことなく分かれていることが西角井正慶により指摘されている。香取神社の分布圏は10世紀以降に開拓された、元は低湿地だった土地である。※香取神社
>彩帆香取神社(ウィキペディア)>彩帆香取神社(さいぱん かとりじんじゃ)は、アメリカ合衆国北マリアナ諸島サイパン島ガラパン(創建時、南洋群島サイパン島ガラパン町)にある神社である。大正時代に創建され、太平洋戦争中に破壊されたが、1985年(昭和60年)11月19日、日本の香取神社連合会などの手により神社は再建され、「彩帆香取神社」と命名された。>社号標は2004年6月ごろに自然倒壊したが、2005年6月、天皇・皇后がサイパンを訪問するに当たり修復された。>毎年秋には、日本人会主催の祭礼(秋祭り)が実施されており、七五三の祈願も行われる。たくさんの提灯が奉納され、会場では多くの出店が軒を連ねる。日本人のみならず現地の島民も訪れるため、交流の場となっている。
鹿島神宮・香取神宮に知名度は劣ると思いますが、息栖神社(神栖市観光協会)も東国三社として著名なようですし、鹿嶋市のお隣さんですからここも一緒に回るといいかもしれません。
公共交通機関による交通アクセスですが、JR鹿島線(ウィキペディア)・・・は残念ながらそれほど使われていないようで、高速路線バスかしま号(ウィキペディア)が有力みたいですね(>東京駅と鹿嶋市及び神栖市・潮来市を結ぶ高速路線バスである。1989年の運行開始以降鉄道並行路線でありながら低廉な運賃、速達性、使いやすい経路設定や車両の居住性などから人気が高くなり、本数も多くなかった東日本旅客鉄道の特急列車「あやめ」からの乗客もかしま号に移行し(*その後、あやめ号は減便され、2015年3月には廃止になった)(>鹿島側沿線は鹿島臨海工業地帯・水郷筑波国定公園であり、出張、通勤、通学から観光さらには茨城県立カシマサッカースタジアムでのサッカー観戦まで多種多様な需要に支えられており、定期乗車券まで発売されているほどである。鹿島地域の鉄道路線(JR鹿島線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線)は交通系ICカードエリア外であるが、本路線は高速バス路線として2013年3月31日に交通系ICカードSuica、PASMOを導入し、相互利用できる全国交通系ICカード10種類に対応している(ミッドナイトかしま号、一部の臨時バス、カシマサッカースタジアム直行臨時バスを除く))、高速バス路線としては日本有数の高頻度運行路線に成長した)。ただ、水郷で有名なお隣の潮来市には止まるんですが、途中の千葉県(香取市)には止まりません。関東鉄道の高速バスお得な乗車券ページを見るとつくばなんかは周遊キップもありますね。鹿島サッカースタジアムも鹿島宇宙技術センターもありますから、一手間かかってしまいますが佐原香取ICで停車することにして(香取神宮のアクセスページによれば徒歩15分)、観光周遊切符でも発売するというアイディアは有り得るように感じます。可能性はあるにも関わらず茨城県と千葉県に別れていることによって埋もれている事案なのかなって感じですね。どうだか知りませんが。
(鹿島が一般的な表記ですが、市名の鹿嶋は分かり難いですね。佐賀の鹿島(旧藤津郡)より著名で伝統もあると思うのですが、合併が遅かったようです。東鹿島とかにするよりは(東松山方式)マシかもしれませんがね。さっさと合併するか佐賀に藤津を名乗ってもらうよう頼んでおけば良かったかもしれませんね。加えて前身の鹿島町を名乗ったのは茨城の方がずっと先のようです。町のダブリは良くて市のダブリがダメなのも良く分からないところです。)
隣接する千葉県との連携を考えるなら銚子も近いです。ま~るい半島めぐり 銚子観光
多少距離はありますが、関東の神社で言えば、四方拝(ウィキペディア)(>四方拝(しほうはい)とは、宮中で行われる一年最初の儀式。この時に天皇が拝される神々・天皇陵は伊勢神宮、天神地祇、神武天皇陵・先帝三代(明治天皇の伏見桃山陵、大正天皇の多摩陵、昭和天皇の武蔵野陵)の各山陵、武蔵国一宮(氷川神社)・山城国一宮(賀茂別雷神社と賀茂御祖神社)・石清水八幡宮・熱田神宮・常陸国一宮(鹿島神宮)・下総国一宮(香取神宮)である。)で陛下が拝されるのは鹿島神宮・香取神宮の他に武蔵一宮氷川神社があります。
氷川神社で検索をかけると現在1位がウィキペディア氷川神社ですが(>氷川神社(ひかわじんじゃ)は、素戔嗚尊を主祭神とする氷川信仰の神社。武蔵国(現埼玉県、東京都)の荒川流域を中心として200社以上、氷川を冠しない社も含めれば260社以上があり、簸川神社と書く神社もある)、2位に恋あかりー川越氷川神社【特設サイト】)、4位が日本郵船氷川丸について|武蔵一宮 氷川神社です。川越の氷川神社(ウィキペディア)は結構信仰を集めているようですね。>氷川神社(ひかわじんじゃ)は、埼玉県川越市宮下町にある神社。太田道灌以来、川越の総鎮守とされ歴代川越藩主の篤い崇敬を受けた。>関東三大まつりで国の重要無形民俗文化財である川越祭り(川越氷川祭)は元々氷川神社の例大祭である。敷地内に、結婚式場である氷川会館がある。埼玉県内では唯一の神社隣接の専門結婚式場として知られる。また、結婚式のなかで行われる誓いの儀式「結い紐の儀」は川越氷川神社独自の儀式として商標登録されている。・・・総本社のアピールポイントは氷川丸のようです(日本郵船歴史博物館・日本郵船氷川丸)。グーグル先生に聞いてブラウジングするだけでも興味深いことが分かります。
他に関東で有名なのは鶴岡八幡宮でしょう。こちらは英語のページもありますね。
>その後、源氏再興の旗上げをした源頼朝公は、治承4年(1180)鎌倉に入るや直ちに御神意を伺って由比ヶ浜辺の八幡宮を現在の地にお遷しし、 建久2年(1191)には鎌倉幕府の宗社にふさわしく上下両宮の現在の姿に整え、鎌倉の町づくりの中心としました。 また、頼朝公は流鏑馬や相撲、舞楽など、今日にも引き継がれる社頭での神事や行事を興し、 関東の総鎮守として当宮に厚い崇敬の誠を寄せたのです。 以降、当宮は武家の精神のよりどころとなり、国家鎮護の神としての信仰は全国に広まりました。 当宮への信仰を背景に鎌倉を中心として興った質実剛健の気風は、その後「武士道」に代表される日本人の精神性の基調となりました。 現在では国際的史都鎌倉の中心的施設として国の内外より年間を通して数多の参拝者が訪れます。
>現在の御本殿は、文政11年(1828)、江戸幕府11代将軍徳川家斉の造営による代表的な江戸建築で、 若宮とともに国の重要文化財に指定されています。 (以上鶴岡八幡宮ホームページ 鶴岡八幡宮についてより抜粋)
知名度で言えば以上の著名神社を更に上回るのは明治神宮(トップページのハッタリの効かなさ具合は異常。20年前?これ以上人を集めたくないんでしょうか?)及び日光東照宮でしょう。日光東照宮なんかはデービットアトキンソン氏が指摘していましたが、とにかく文化財としての価値が凄いようです。世界遺産もなるほどでしょう。日光東照宮(ウィキペディア)をみると建物の説明でクラクラしてきますね。拝観料がありますが、資源(人・お金)をそれだけ注ぎ込んでいるということでしょう。日本での文化(宗教)と経済の両立のひとつの到達点ですね。あまり来客が多すぎるというなら拝観料をとるのもひとつの選択肢で、その拝観料で文化財としての価値を高め守っていけば地元の雇用に資することにもなります。まぁ本来は信仰の場ですから、氏子(コトバンク)の方から拝観料はとれないかもしれませんがね。拝観料をとっても神主の遊び代に消えるなら意味が無いとも思えます。日光のインバウンドに関しては調査があるようです。
「日光インバウンド調査」について - 足利銀行
>東京から日光までの鉄道移動に関する不便は「便数の少なさ」以外殆どないが、バスに関しては不満・不便の声が少なくない
鹿嶋の例を考えるとバスが弱いのは不審な気がしますが、特急を出している東武がシッカリしているのか、栃木が北へ向かうメインルートであるため鉄道が強いのか素人には良く分からないですね。
>• 一般的に訪日時に期待の高い「食事・料理」への期待値が極めて低く(6.3%)、地域の料理の印象が薄いことは当該地域の弱みのひとつ
失礼ながら栃木に食のイメージはないですね。逆に言うと日本で食に自信があるところはインバウンド獲得で強みがあるかもしれません。
8pを見ると調査票が英語・中国語であるため必ずしも正確ではないようですが、アジアからは1位が台湾(14.0%)、3位がタイ(10.1%)です。中国は4.0%ですから人口を考えると中韓は伸びしろがあると考えられなくもないですが、やはり親日国が日本文化をレスペクトしているのだと考えられます。韓国に至っては油撒きにきたりしますから論外だとしても、日本文化は自分達の派生などと軽く見ているのかもしれませんね。
欧州からは2位フランス11.3%、4位スペイン9.0%、6位イタリア6.4%が上位です(イギリス・ドイツと続く)。アングロサクソン(米豪含む)やドイツも悪くないですが、ロマンス語(ローマの末裔)圏が強いですね。フランスやイタリアのブランドは日本でも強いですし、フランス料理・イタリア料理・スペイン料理も人気ですね。日本にも和食があります。自国の文化に対する関心の高さが他国の文化に対する関心の高さに繋がっている可能性はあるかもしれません。
10pを見ると訪日客そのものの数は台湾が1位です。これは人口を考えると脅威的ですね。やはり日本が好きだから日本に来ているとしか考えられません。タイは訪日数は台湾に比べ大分少ないですが日光に来る割合は台湾以上です。外省人は13%ですがタイに比べれば中国人意識が日本文化に興味を持つことにブレーキをかけていると推測できなくもありません。それでも数的に1位ですけどね。中国人は人口を考えると日本に関心が今のところない感じです。日光の割合は特に低い。やはり文化的に自国を上と考えているところがあるのでしょう。それでも栃木には訪日数では下回る韓国より大分来ているようです。「鬼怒川 中国人」で爆買いがHitしましたから、鬼怒川かもしれませんね。評判は悪いようです。スペインでも中国人は嫌われていると出ましたから、マナーの悪い観光客問題も考えるべきなのかもしれませんね。上客が逃げないようにするのも大事なことです(爆買いを考えると中国が上客とも見ることもできなくありませんが、引いちゃいましたしね。いずれにせよ文化観光で爆買いもクソもありませんね)。あえて数を追及しない(宣伝や外国語対応しない)も戦略のひとつかもしれません。親近感を感じて餃子を食べに来ているという根拠は見つけられませんでした。韓国は日本に来ても日光にも栃木にも比較的来ません。これは距離の圧倒的近さから九州重視であるようです(九州インバウンド観光振興に向けて - 日本政策投資銀行 2p 43% ただし韓国人は消費単価が断トツで少ないようです。14p 原因は出典を確認したところケチであるというよりは距離の近さからなのでしょう、滞在日数が少ないことが原因である印象です)。
米国は栃木には来ています(10.9%で2位)。日光にもそれなりに来ていますが5%ほどであることを考えると、何処に来ているのか疑問がわきますが、cnnで紹介されたことによりあしかがフラワーパークに来ている可能性があるようですね(出典:拝啓世界様>あしかがフラワーパークは、アメリカCNNが選出した『世界の夢の旅行先9カ所』に、日本で唯一選ばれた場所です。これにより、海外からの知名度が上昇しています。)(日本もランクイン!米国CNNが選出した『世界の夢の旅行先』9カ所 RETRIP)。>映画「アバター」の魂の木とほとんど同じような樹齢143年の藤の木があり、紫色の花が地面まで何層にもわたって咲き誇っていると話題の場所。たくさんの藤の花は私たちを癒してくれ、非日常の世界を体験させてくれます。・・・世界ベストナインのひとつに日本をいれていただけるのは有り難いですが、日本での知名度が圧倒的に劣る(ような気がする)(失礼)あしかがフラワーパーク。CNNエ・・・。確かに他にない素晴らしさがあるんでしょうが、アングロサクソンの主観的な独自の視点は空恐ろしいですね)。オーストラリアは訪日数と比較すれば日光には来ています。日本文化にそれなりに興味はあるんでしょうか。ドイツもイギリスも訪日数に比べて日光には来ています。欧米は距離の遠さから訪日数自体は少ないですが、アジアより日本文化に興味を持つ人々の割合が高いですね。単純に物珍しさはあるんでしょう。
>首都圏+日光(+関東)という限られたエリアを訪れる来訪者はまだ多くなく、日本全国の周遊ルートの一環として、『世界遺産日光』を訪れていることがわかる
>「日光を来訪する人が他によく訪れる観光地」という定番の組み合わせは特にみられない
>多く挙げられる観光地は、京都、大阪、飛騨高山、広島など。関東エリア内の周遊は多くない
世界遺産ブランドはまだまだ強いのかもしれませんが、まだまだ伸びしろがあるとも考えられますね。日本人の感覚で言えば、日本周遊だと移動が大変じゃない?って気がするんです。日本旅行とか言って日本周遊する日本人はいないですからね。バイクや自転車でツーリングはあるかもしれませんが。イタリア旅行だと「イタリア旅行 ローマ フィレンツェ ベネチア」が予測変換で出てきましたが、テーマが似ている感じですよね。京都との組み合わせが強いなら分かるような気はしますが、必ずしも文化一辺倒でなくてもいいなら、近隣の関東にも潜在的競争力はあるかもしれません。西日本には関空から来てもらってもいいですしね。
20pを参照すると訪日客がもっとも期待するのは食らしいです。訪日外国人は日本を訪れる際に何を期待しているのか?(訪日ラボ)を参照すると、和食・寿司・天ぷら・そばといった日本食定番もそれなりに強いですが、肉料理・ラーメンも結構強いようです。そう考えると現地の特色ある美味しい料理はそれはそれで大事だとしても東京の美味い店に競争力はあるかもしれませんね。英語表記・対応すると可能性はあるでしょう(九州だと韓国語対応とか)。まぁそんな面倒なことをしなくても人気の店は日本人だけでやっていけると思いますがね。外国人が行列してまで人気店に行くかは怪しいですが。・・・多分宿泊とコミコミですから、ホテルや旅館が食を考えるのが基本なんでしょうね。ラーメンはイメージじゃないとしても、肉料理はホテルや旅館で出せそうですね(既に出していると思いますが、日光に食のイメージがないのだとしたらとちぎ和牛を宣伝すれば認知される可能性がありそうです)。日本人も好きでしょうから、つぶしはきくはずです。ラーメンはラーメン屋になるんでしょうが、一風堂なんかは外国人に知名度・人気があるみたいですね(なるほどそこ!東京へ来た外国人を連れて行くと喜ぶ観光?どころ【定番+穴場MIX】>外国人には日本のラーメンはものすごい人気。その中でも豚骨でかつニューヨークでも超人気店ってことで一風堂の知名度が高いようです。滞在期間中連れて一度は連れて行ってあげましょう。)一風堂に日光支店はないようですから、イメージじゃないにしても、顧客満足度を追及するなら、あえて外国人に人気の店を外国人が集まる観光地にたてるという戦略も考えられなくもないかもしれません。競合店は脅威でしょうが、そこはひとつ日光の魅力が高まれば全体に波及すると考えてもいいかもしれませんね。中国人・台湾人は親近感があるラーメンを好んでいるようですから、中国人・台湾人が好むラーメン屋が何かということになります。【台湾の反応】日本のラーメン人気トップ10!台湾人「一蘭が入ってないの ...(台湾の反応ブログ)を参照すると一蘭のようですが、一蘭も日光(栃木)に店舗はありません。中国人の評価は酷評も多いようです(中国人「なんでみんな日本のラーメンが好きなの?中国のラーメンと ... 中国四千年の反応!海外の反応ブログ)。これは親日か反日かで説明がつく部分も多いかもしれませんね。反日は来てんじゃねぇって言いたくもなりますが、中国人はじゃあ何食べたら満足するんだよ?って反骨心が湧いてこないでもありません(中国人が好きな日本食ランキング - 3位天ぷら、2位納豆、1位は? マイナビニュース)。1位は寿司で「中国人 寿司」で検索すると回転寿司が楽しいとかで好きなようです。2位の納豆は検索してみると興味があるだけで口にあわないようです。茨城残念。3位の天ぷらで検索したら答えらしきものがHit。中国人が食べたら涙が出る、日本のソウルフード(livedoorニュース)>中国のネット上には今や、日本の「美食」にかんする情報があふれており、日本料理の持つ繊細さ、視覚的な美しさ、季節性などが賞賛されている。その代表格は寿司だ。しかし、中国の女性向けメディア・PCLADYは昨年12月、寿司だけが日本料理ではなく、大衆的な料理にも日本らしさがあふれているとして「おいしくて涙が出る」8つの料理を紹介している。>記事が挙げた「涙が出る」料理は、天ぷら、お好み焼き、おにぎり、たこ焼き、流しそうめん、鍋、焼き鳥、焼き肉の8種類。・・・中国人狙いの観光地は(ナゼカ急に来なくなったりマナーが悪くて上客が逃げても責任はとりませんが。誰が何と言おうとも筆者は中国を疑いの目で見てますし変なことをしたら文句を言います)、この辺で良い店を揃えておけば確実に計算できると思います。売られた勝負は買うにしても、勝てる勝負を確実に勝つのが基本ですね。
食についで訪日客が日本に期待するのはショッピングですが、日光は期待されていません。
訪日外国人観光客は「何を」「どこで」「どのような決済手段で」買い物をしているのか?>
>主要国籍ごとに訪日外国人観光客が何を購入しているかを一覧にした表ですが、この表によると、日本を訪れた外国人の63.5%が日本で「菓子類」を購入しており、48.3%が「医薬品・健康グッズ・トイレタリー」を購入しています。
菓子インバウンドに可能性はあるようです(インバウンド × お菓子メーカー:訪日客向け商品の開発に取り組む製菓業界 ... 訪日ラボ)。韓国の購入率は高いですが、購入金額で言えば台湾・香港・中国ですね。やっぱり少し韓国はケチなのか。ポテチとかそういう普通のお菓子を買っていることが想定されます。単価が高いのはより高級菓子志向でしょうか。日光の場合も台湾は多い訳ですし、栃木の菓子含む定番土産はそれなりに効果はあるはずです(栃木でこだわりの和菓子20選〜名店から穴場まで〜 友人に絶対喜ばれる!栃木県の定番人気おすすめお土産15選 RETRIP)。京都なんか土産物屋多いでしょう?日光にショッピングの期待が無さ過ぎるのだとしたら、取りに行けば掘れる可能性はあるはずです。
ついで数の多い「化粧品・香水」(42.3%)、単価の高い「カメラ・ビデオカメラ・時計」あたりは近隣の東京との連携ですね。「マンガ・アニメ・キャラクター関連商品」あたりもまずまず購入されているようですが、外国人で日本語ができる人がどれだけいるか考えるとマンガ・アニメそのものではなく、母国で放映されている・出版されているキャラクターの関連グッズに可能性を感じますね(調べても簡単には分からないんですが推測です)。本家の日本の方が充実していて当然ですからね。東京がやるしかないんですが、そういうグッズを取り扱う店が外国人対応をすれば効果が出る気はします。>この中で興味深いのは、「都心の複合商業施設(18.6%)」、「鉄道駅構内の店舗(10.9%)」よりも、 「観光地の土産店(31.0%)」のほうが圧倒的に利用されている ということです。田舎の観光地だからと言って「インバウンド対応をしても意味がないのでは?」と言わず、しっかり外国語メニュー、指差し会話ツールなどを導入すれば、一定の効果が出ると言えるでしょう。
訪日前の期待で最後に触れたいのは歴史伝統文化体験です。これは22.8%とそれなりに人気が高いです。
日本歴史・伝統文化体験ランキングTOP10
1位の温泉は訪日前の期待では別立てになっていますが、他の9つはどれも東京との連携でカバーできると思います。大阪でも全部やれるでしょうね。京都との連携も有り得ますし。注目したいのは5位の殺陣です(殺陣教室の情報なので盛っている可能性はありますがw)。直ぐに思いつくのは日光江戸村ですね(栃木県の外国人観光客に人気の観光地5選!インバウンド拡大には魅力発信が鍵に)。日光江戸村・日光東照宮・あしかがフラワーパーク・中禅寺湖(日光)・殺生石(那須)・華厳の滝(日光)が挙げられています。日光東照宮を日本周遊の一環として回るのもいいですが、栃木だけでも結構ありますし、関東・東京を視野に入れれば更に詰め込めますね。世界遺産の認知度がそれだけ高いということなのでしょうが(日光とあわせて行っているのが京都、大阪、飛騨高山、広島のようですから、大阪は別の理由のようですが(参考:インバウンド・バブルに沸く大阪、人気の秘密は?道頓堀はアジア系を中心とした来阪外客で空前の大賑わい 投信1)、他3つは明らかに世界遺産目当てですね。単に認知度の問題でしょう(逆に言えば認知度さえあげれば他の文化遺産も可能性があるのでは?)。殺陣と言えば鹿島も何かできないかと思わなくもないですが(本物ですからね)。
いい記事が見つかったので大阪を検討してみます。
>国土交通省が3月21日に発表した公示地価(2017年1月1日現在)によると、商業地が+1.4%上昇(2年連続のプラス)、住宅地が+0.022%上昇(9年ぶりのプラス)、全用途が+0.4%上昇(2年連続のプラス)となりました。
>今回も、大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)を中心に商業地の地価は堅調に回復していることが注目されました。特に、大阪圏の地価上昇が著しく、商業地の「上昇率」では全国上位5位全てを大阪市が占めました。
>ちなみに、上昇率第1位は、道頓堀1丁目にあるフグ料理店「づぼらや」前で、直近1年間で+41.3%も上昇しました。極めて大きな上昇率と言えます。
大都市圏が強いのは予想通りとしても大阪が特に強いことは筆者は知らなかったですね。
>大阪の商業地価の上昇を支えている最大の要因は、何といっても外国人観光客の急増です。
>訪日外国人観光客のうち大阪に立ち寄った「来阪外客」は、2011年158万人→2012年203万人(+28%増)→2013年263万人(+30%増)→2014年376万人(+43%増)→2015年716万人(+90%増)→2016年941万人(+31%増)と推移しています(出所:大阪観光局)。
>特に、2015年以降の伸び率が急拡大していることがわかります。実際、大阪の宿泊施設は需給がひっ迫しており、ホテル代は軒並み高騰しています。
>確かに、アベノミクス始動以降は日本全体への訪日外国人旅行客数が増えていますが、2012年836万人(+34%増)→2013年1,036万人(+24%増)→2014年1,341万人(+29%増)→2015年1,974万人(+47%増)→2016年2,404万人(+22%増)の推移と比較しても、来阪外客数が大幅に伸びていることは一目瞭然です(出所:日本政府観光局、観光庁)。
アベノミクスインバウンドの最大の勝者は大阪だったというのは意外です。安倍政権に近い維新と大阪自民は争っている場合じゃないんでしょうか?それはともかく・・・
>前出の大阪観光局が実施した『関西国際空港 外国人動向調査結果』によれば、「訪れた場所」の第1位が道頓堀(難波、心斎橋)の71%、第2位が大阪城で60%、第3位のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)はやや差が開いて35%でした。
>また、「訪れた結果おすすめしたいと思った」第1位がUSJの82%、第2位が大阪城の73%、第3位が道頓堀の72%という結果でした。
>本当にザックリ言うと、この3か所の人気が突出して高く、第4位以下(通天閣、梅田スカイビル空中展望台、観覧車“HEP FIVE”など)を大きく引き離しています。
道頓堀と大阪城人気が突出しているようですね。USJが凄いところは行ってみた結果の満足度が非常に高いところです。
>まず、これら人気スポットは4位以下も含めて、道頓堀を中心に集約されています。“徒歩圏にある”というのは言い過ぎですが、たとえば、午前に大阪城、午後にUSJ、夜に道頓堀というように、その気になれば1日で周ることが可能です。仮にUSJで1日丸々費やしたとしても、翌日に大阪城、通天閣、梅田スカイビル、HEP FIVEを全て周ることはまったく問題ないはずです。
東京がコンパクトな観光地でないとは筆者は思わないんですが、上で触れた中国人の食の好みを考えると、道頓堀が強い理由が見えてくる気がします。大阪城にあたる城も東京にはないですからね。ディズニーランドはUSJに対抗できると思いますが、上海と香港にあるのが難でしょう。USJもシンガポールにあるのが注目度で道頓堀・大阪城に引き離される理由なのかもしれません。観光全てに言えますが、やはり見たことの無いものに興味があるみたいですね。筆者などは鉄筋でエレベーター付きの大阪城よりはちょっと遠くても姫路城の方が・・・と思ってしまうのですが、本物志向がないのかより巨大なものに惹かれるのか近場がいいのか修理が影響したのか(終わっているようですが)。東京の観光地と言っても大体24区で完結するでしょうから、伸びが大阪に比べて今ひとつだとしたら、コンパクトさと言うよりコンテンツが近場のアジアに弱いのかもしれませんね。
>そして、夜の街である道頓堀にも、その秘密があります。ご存知の通り、道頓堀にはランドマーク的な広告や看板がたくさんあります。外国人観光客は、こうした派手なデコレーションが大好きと考えられます。
>実際、道頓堀のグリコサイン(注:江崎グリコが設置している看板)前では、自ら“グリコポーズ”で写真に納まる来阪外客が大勢いました。また、来阪外客が長蛇の待ち行列をなしている飲食店(串カツ、ラーメン、回転寿司、たこ焼き等)は、ほぼ例外なく派手な看板を掲げています。
外人がネオンサインが好きかどうか定かではありませんが(欧州では看板・広告の類がそもそも少ないようです。参考:欧州のネオン 東京システック)、韓国人はネオンが好きなようですね。参考:ネオンサイン | 韓国情報サイト 모으다[モウダ] 香港はネオンサインのイメージがありますね(香港観光の定番!上空を埋め尽くす名物の看板について NAVERまとめ)。日本をけばけばしくしろとも思いませんが、道頓堀はこれで成功しているようですからいいんでしょう。歌舞伎町もネオン街ですけどね。池袋も渋谷も六本木もネオン街ですが。
大阪がコンパクトだから強いかどうか別としてコンパクトそのものが観光に不利だということはないと思います。大阪だけでなく近隣の奈良・京都にも中国人は来ているようです(マナーが悪いらしいですが)。京都・奈良が近いのも大阪の魅力でしょう。高野山(和歌山)も中国人に人気のようです(マナーが悪いらしいですが)(高野山インバウンドに関してはこちら「【高野山のまちづくり②】外国人観光客であふれる高野山。今、密教の聖地で何が起きているのか LIFULL」>世界遺産というブランド力を誇る高野山でも、信者の減少はボディブローのように効き始めている。宿泊客がこのまま減り続ければ、宿坊寺院は維持できなくなり、やがては高野山の伝統的な景観が失われるのではないかと危惧する声もある。それを食い止めるためには、「いかに宿泊客を増やすか」が鍵となる。1200年の仏都・高野山もインバウンドなくしては存立できなくなる時代が、もうそこまで来ているのだ)。「高野山 中国人」で検索して(何故か)見つけたのは富田林観光(【富田林市観光協会】とんだばやしナビ)。城之崎温泉インバウンドもあるようです(4年で30倍! データ分析でインバウンド需要をつかみ取った城崎温泉 日経トレンディネット)。こちらは中小が多く欧米向けのようです。>もう一つ、欧米の個人客をメインターゲットとする取り組みが特徴だ。これには城崎温泉の環境が背景にある。中小規模の旅館が多く、団体客を受け入れられる大規模旅館は少ない。「爆買い」で訪れる中国人の団体バスツアーの来訪は期待しにくい。そのため、もともと個人旅行による訪日が多い欧米の個人客を狙うことにした。・・・来ることは来るらしいですがね。有馬温泉も個人客中心にインバウンドはあるみたいですね(有馬温泉(神戸市北区)も訪日旅行客増の恩恵、増える外国人旅行客 ... ツーチャイナ)。和歌山もインバウンドはちょっと頑張っているようですが香港人に好かれているという特徴があるようです(一番が函館・二番が和歌山なのだそうです)(香港人が和歌山を好むワケ 日経ビジネス)。成功の鍵は顧客視点のユーザーインだそうです。>マーケティングの観点から言えば、従来の観光強化の対策は「プロダクトアウト」の発想だった。作り手の立場から顧客に提案していたわけだ。それを市場や顧客のニーズに応える「マーケットイン」「ユーザーイン」の発想に切り替えた。・・・大阪・京都・奈良のような強力な武器が無くても結構工夫と努力でやれるようですね。>「世界で一番日本好き」と言われるのが、香港の人々だ。訪日のリピート率は世界の国・地域で最も高く、驚異の82.2%(観光庁調べ)に上る。・・・中国が反日教育とか始めちゃったら日本の観光に打撃もあるかもしれませんね。そういう観点で香港を見るのもいいかもしれません。台湾もそうですが。
以上ですが、全体の感想としては大阪の強さを考えるとアジア人の好みを分析すれば近場だから伸びるは伸びるでしょうね。文化は訪日数自体は少ないですが欧米の方が好みというか伸びしろを感じます(なぜ欧州の観光客は日本よりタイを選ぶのか 東洋経済オンライン)。タイが強いのなら沖縄ももっといけるかもしれませんね。インバウンドが全てではありませんが、可能性を感じる自治体はチャレンジしてみては?
※深夜3時30分終了。駆け足でやったつもりですが食事をはさんだだけで10時間ぶっ通し。さすがに予告していた通りに全くできません。残念ですが。幸い月曜夕方から開いてますから、日曜までを月曜までとします。申し訳ありません(笑)。知らないことが多い。
>全国にある鹿島神社の総本社。千葉県香取市の香取神宮、茨城県神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社。また、宮中の四方拝で遥拝される一社である。※鹿島神宮
>東北地方・関東地方を中心として全国に約600社あり、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮を総本社とする。多くは鹿島神宮から勧請して創建され、神宮と同じ武甕槌神を祀っている。※鹿島神社
>武甕槌神は、香取神宮(千葉県香取市)の経津主神とともに中臣氏・藤原氏の氏神とされたことから朝廷・中央貴族の信仰を受け、武神であることから武家の崇敬も受けた(鹿島信仰)。※鹿島神社
鹿島神社は神社としてはかなり著名な神社で日本文化や神道に興味がある人の中では誰でも知っている部類の神社だと思います。筆者の中では、鹿島と言えば剣術で塚原卜伝(ウィキペディア)は著名ですね(>塚原 卜伝(つかはら ぼくでん)は、日本の戦国時代の剣士、兵法家。父祖伝来の鹿島古流(鹿島中古流)に加え、天真正伝香取神道流を修めて、鹿島新当流を開いた。)。日本古武道協会 | 鹿島新當流剣術のホームページを見ましたが、英語のページはありませんね。外人さんは武士とか剣術とかにロマンを感じたりしないんですかね?鹿島神社も英語のページがないようですが、潜在能力はあるのに埋もれているだけのような気はします。首都圏は日本の世界に対する玄関口でもありますから、神社や剣術に興味のある外人さんの関心に答えればまだまだいけるのではないですか?成田にも近いという地の利もあります。
鹿島神社さんによればアピールポイントは勝負必勝みたいですね(鹿島神社 | 勝負必勝の神様)。
>『常陸国風土記』には鹿島社に多くの神戸、すなわち祭祀維持のための付属の民戸が設置されたことが見える。また風土記では、大化5年(649年)に神郡として香島郡(鹿島郡)が成立し、天智天皇年間(668年-672年)には初めて使いが遣わされて造営のことがあったと記す。以上の背景としては大化の改新後の新政による朝廷の東国経営強化が考えられ、改新を契機として朝廷は鹿島社とつながりを深め、天智朝の社殿造営を大きな画期としたと見られている。※鹿島神社
風土記は出雲風土記で触れましたが、常陸国風土記も完全ではないにしろ残っており、古い時代で茨城(常陸)と言えば寧ろ鹿島をイメージしてしまう人も結構いるのではないかと思います。
鹿島神社を考える時、セットで考えたいのは香取神社(ウィキペディア)です。香取神宮(ウィキペディア)が総本山(千葉県)ですが、鹿島神宮と距離的に近く、塚原卜伝が香取神道流を修めたとされているように(無形文化財 天真正伝香取神道流 公式サイト)関連は深いですから、一緒に参拝するといいのではないかと思います(鹿島神宮と香取神宮 [寺・神社] All About>茨城県の鹿島神宮と千葉県の香取神宮は、古事記や日本書紀に登場する重要な神様を祀った由緒ある神社です。二つの神社に祀られる神様はご縁が深く、比較的近い場所にあるので、できたら双方お参りして、ご利益を倍増しましょう)。
>主に利根川・江戸川沿いを中心に分布する。南の荒川沿いには氷川神社、それらに挟まれる元荒川沿いには久伊豆神社が分布し、その分布圏は境界を侵すことなく分かれていることが西角井正慶により指摘されている。香取神社の分布圏は10世紀以降に開拓された、元は低湿地だった土地である。※香取神社
>彩帆香取神社(ウィキペディア)>彩帆香取神社(さいぱん かとりじんじゃ)は、アメリカ合衆国北マリアナ諸島サイパン島ガラパン(創建時、南洋群島サイパン島ガラパン町)にある神社である。大正時代に創建され、太平洋戦争中に破壊されたが、1985年(昭和60年)11月19日、日本の香取神社連合会などの手により神社は再建され、「彩帆香取神社」と命名された。>社号標は2004年6月ごろに自然倒壊したが、2005年6月、天皇・皇后がサイパンを訪問するに当たり修復された。>毎年秋には、日本人会主催の祭礼(秋祭り)が実施されており、七五三の祈願も行われる。たくさんの提灯が奉納され、会場では多くの出店が軒を連ねる。日本人のみならず現地の島民も訪れるため、交流の場となっている。
鹿島神宮・香取神宮に知名度は劣ると思いますが、息栖神社(神栖市観光協会)も東国三社として著名なようですし、鹿嶋市のお隣さんですからここも一緒に回るといいかもしれません。
公共交通機関による交通アクセスですが、JR鹿島線(ウィキペディア)・・・は残念ながらそれほど使われていないようで、高速路線バスかしま号(ウィキペディア)が有力みたいですね(>東京駅と鹿嶋市及び神栖市・潮来市を結ぶ高速路線バスである。1989年の運行開始以降鉄道並行路線でありながら低廉な運賃、速達性、使いやすい経路設定や車両の居住性などから人気が高くなり、本数も多くなかった東日本旅客鉄道の特急列車「あやめ」からの乗客もかしま号に移行し(*その後、あやめ号は減便され、2015年3月には廃止になった)(>鹿島側沿線は鹿島臨海工業地帯・水郷筑波国定公園であり、出張、通勤、通学から観光さらには茨城県立カシマサッカースタジアムでのサッカー観戦まで多種多様な需要に支えられており、定期乗車券まで発売されているほどである。鹿島地域の鉄道路線(JR鹿島線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線)は交通系ICカードエリア外であるが、本路線は高速バス路線として2013年3月31日に交通系ICカードSuica、PASMOを導入し、相互利用できる全国交通系ICカード10種類に対応している(ミッドナイトかしま号、一部の臨時バス、カシマサッカースタジアム直行臨時バスを除く))、高速バス路線としては日本有数の高頻度運行路線に成長した)。ただ、水郷で有名なお隣の潮来市には止まるんですが、途中の千葉県(香取市)には止まりません。関東鉄道の高速バスお得な乗車券ページを見るとつくばなんかは周遊キップもありますね。鹿島サッカースタジアムも鹿島宇宙技術センターもありますから、一手間かかってしまいますが佐原香取ICで停車することにして(香取神宮のアクセスページによれば徒歩15分)、観光周遊切符でも発売するというアイディアは有り得るように感じます。可能性はあるにも関わらず茨城県と千葉県に別れていることによって埋もれている事案なのかなって感じですね。どうだか知りませんが。
(鹿島が一般的な表記ですが、市名の鹿嶋は分かり難いですね。佐賀の鹿島(旧藤津郡)より著名で伝統もあると思うのですが、合併が遅かったようです。東鹿島とかにするよりは(東松山方式)マシかもしれませんがね。さっさと合併するか佐賀に藤津を名乗ってもらうよう頼んでおけば良かったかもしれませんね。加えて前身の鹿島町を名乗ったのは茨城の方がずっと先のようです。町のダブリは良くて市のダブリがダメなのも良く分からないところです。)
隣接する千葉県との連携を考えるなら銚子も近いです。ま~るい半島めぐり 銚子観光
多少距離はありますが、関東の神社で言えば、四方拝(ウィキペディア)(>四方拝(しほうはい)とは、宮中で行われる一年最初の儀式。この時に天皇が拝される神々・天皇陵は伊勢神宮、天神地祇、神武天皇陵・先帝三代(明治天皇の伏見桃山陵、大正天皇の多摩陵、昭和天皇の武蔵野陵)の各山陵、武蔵国一宮(氷川神社)・山城国一宮(賀茂別雷神社と賀茂御祖神社)・石清水八幡宮・熱田神宮・常陸国一宮(鹿島神宮)・下総国一宮(香取神宮)である。)で陛下が拝されるのは鹿島神宮・香取神宮の他に武蔵一宮氷川神社があります。
氷川神社で検索をかけると現在1位がウィキペディア氷川神社ですが(>氷川神社(ひかわじんじゃ)は、素戔嗚尊を主祭神とする氷川信仰の神社。武蔵国(現埼玉県、東京都)の荒川流域を中心として200社以上、氷川を冠しない社も含めれば260社以上があり、簸川神社と書く神社もある)、2位に恋あかりー川越氷川神社【特設サイト】)、4位が日本郵船氷川丸について|武蔵一宮 氷川神社です。川越の氷川神社(ウィキペディア)は結構信仰を集めているようですね。>氷川神社(ひかわじんじゃ)は、埼玉県川越市宮下町にある神社。太田道灌以来、川越の総鎮守とされ歴代川越藩主の篤い崇敬を受けた。>関東三大まつりで国の重要無形民俗文化財である川越祭り(川越氷川祭)は元々氷川神社の例大祭である。敷地内に、結婚式場である氷川会館がある。埼玉県内では唯一の神社隣接の専門結婚式場として知られる。また、結婚式のなかで行われる誓いの儀式「結い紐の儀」は川越氷川神社独自の儀式として商標登録されている。・・・総本社のアピールポイントは氷川丸のようです(日本郵船歴史博物館・日本郵船氷川丸)。グーグル先生に聞いてブラウジングするだけでも興味深いことが分かります。
他に関東で有名なのは鶴岡八幡宮でしょう。こちらは英語のページもありますね。
>その後、源氏再興の旗上げをした源頼朝公は、治承4年(1180)鎌倉に入るや直ちに御神意を伺って由比ヶ浜辺の八幡宮を現在の地にお遷しし、 建久2年(1191)には鎌倉幕府の宗社にふさわしく上下両宮の現在の姿に整え、鎌倉の町づくりの中心としました。 また、頼朝公は流鏑馬や相撲、舞楽など、今日にも引き継がれる社頭での神事や行事を興し、 関東の総鎮守として当宮に厚い崇敬の誠を寄せたのです。 以降、当宮は武家の精神のよりどころとなり、国家鎮護の神としての信仰は全国に広まりました。 当宮への信仰を背景に鎌倉を中心として興った質実剛健の気風は、その後「武士道」に代表される日本人の精神性の基調となりました。 現在では国際的史都鎌倉の中心的施設として国の内外より年間を通して数多の参拝者が訪れます。
>現在の御本殿は、文政11年(1828)、江戸幕府11代将軍徳川家斉の造営による代表的な江戸建築で、 若宮とともに国の重要文化財に指定されています。 (以上鶴岡八幡宮ホームページ 鶴岡八幡宮についてより抜粋)
知名度で言えば以上の著名神社を更に上回るのは明治神宮(トップページのハッタリの効かなさ具合は異常。20年前?これ以上人を集めたくないんでしょうか?)及び日光東照宮でしょう。日光東照宮なんかはデービットアトキンソン氏が指摘していましたが、とにかく文化財としての価値が凄いようです。世界遺産もなるほどでしょう。日光東照宮(ウィキペディア)をみると建物の説明でクラクラしてきますね。拝観料がありますが、資源(人・お金)をそれだけ注ぎ込んでいるということでしょう。日本での文化(宗教)と経済の両立のひとつの到達点ですね。あまり来客が多すぎるというなら拝観料をとるのもひとつの選択肢で、その拝観料で文化財としての価値を高め守っていけば地元の雇用に資することにもなります。まぁ本来は信仰の場ですから、氏子(コトバンク)の方から拝観料はとれないかもしれませんがね。拝観料をとっても神主の遊び代に消えるなら意味が無いとも思えます。日光のインバウンドに関しては調査があるようです。
「日光インバウンド調査」について - 足利銀行
>東京から日光までの鉄道移動に関する不便は「便数の少なさ」以外殆どないが、バスに関しては不満・不便の声が少なくない
鹿嶋の例を考えるとバスが弱いのは不審な気がしますが、特急を出している東武がシッカリしているのか、栃木が北へ向かうメインルートであるため鉄道が強いのか素人には良く分からないですね。
>• 一般的に訪日時に期待の高い「食事・料理」への期待値が極めて低く(6.3%)、地域の料理の印象が薄いことは当該地域の弱みのひとつ
失礼ながら栃木に食のイメージはないですね。逆に言うと日本で食に自信があるところはインバウンド獲得で強みがあるかもしれません。
8pを見ると調査票が英語・中国語であるため必ずしも正確ではないようですが、アジアからは1位が台湾(14.0%)、3位がタイ(10.1%)です。中国は4.0%ですから人口を考えると中韓は伸びしろがあると考えられなくもないですが、やはり親日国が日本文化をレスペクトしているのだと考えられます。韓国に至っては油撒きにきたりしますから論外だとしても、日本文化は自分達の派生などと軽く見ているのかもしれませんね。
欧州からは2位フランス11.3%、4位スペイン9.0%、6位イタリア6.4%が上位です(イギリス・ドイツと続く)。アングロサクソン(米豪含む)やドイツも悪くないですが、ロマンス語(ローマの末裔)圏が強いですね。フランスやイタリアのブランドは日本でも強いですし、フランス料理・イタリア料理・スペイン料理も人気ですね。日本にも和食があります。自国の文化に対する関心の高さが他国の文化に対する関心の高さに繋がっている可能性はあるかもしれません。
10pを見ると訪日客そのものの数は台湾が1位です。これは人口を考えると脅威的ですね。やはり日本が好きだから日本に来ているとしか考えられません。タイは訪日数は台湾に比べ大分少ないですが日光に来る割合は台湾以上です。外省人は13%ですがタイに比べれば中国人意識が日本文化に興味を持つことにブレーキをかけていると推測できなくもありません。それでも数的に1位ですけどね。中国人は人口を考えると日本に関心が今のところない感じです。日光の割合は特に低い。やはり文化的に自国を上と考えているところがあるのでしょう。それでも栃木には訪日数では下回る韓国より大分来ているようです。「鬼怒川 中国人」で爆買いがHitしましたから、鬼怒川かもしれませんね。評判は悪いようです。スペインでも中国人は嫌われていると出ましたから、マナーの悪い観光客問題も考えるべきなのかもしれませんね。上客が逃げないようにするのも大事なことです(爆買いを考えると中国が上客とも見ることもできなくありませんが、引いちゃいましたしね。いずれにせよ文化観光で爆買いもクソもありませんね)。あえて数を追及しない(宣伝や外国語対応しない)も戦略のひとつかもしれません。親近感を感じて餃子を食べに来ているという根拠は見つけられませんでした。韓国は日本に来ても日光にも栃木にも比較的来ません。これは距離の圧倒的近さから九州重視であるようです(九州インバウンド観光振興に向けて - 日本政策投資銀行 2p 43% ただし韓国人は消費単価が断トツで少ないようです。14p 原因は出典を確認したところケチであるというよりは距離の近さからなのでしょう、滞在日数が少ないことが原因である印象です)。
米国は栃木には来ています(10.9%で2位)。日光にもそれなりに来ていますが5%ほどであることを考えると、何処に来ているのか疑問がわきますが、cnnで紹介されたことによりあしかがフラワーパークに来ている可能性があるようですね(出典:拝啓世界様>あしかがフラワーパークは、アメリカCNNが選出した『世界の夢の旅行先9カ所』に、日本で唯一選ばれた場所です。これにより、海外からの知名度が上昇しています。)(日本もランクイン!米国CNNが選出した『世界の夢の旅行先』9カ所 RETRIP)。>映画「アバター」の魂の木とほとんど同じような樹齢143年の藤の木があり、紫色の花が地面まで何層にもわたって咲き誇っていると話題の場所。たくさんの藤の花は私たちを癒してくれ、非日常の世界を体験させてくれます。・・・世界ベストナインのひとつに日本をいれていただけるのは有り難いですが、日本での知名度が圧倒的に劣る(ような気がする)(失礼)あしかがフラワーパーク。CNNエ・・・。確かに他にない素晴らしさがあるんでしょうが、アングロサクソンの主観的な独自の視点は空恐ろしいですね)。オーストラリアは訪日数と比較すれば日光には来ています。日本文化にそれなりに興味はあるんでしょうか。ドイツもイギリスも訪日数に比べて日光には来ています。欧米は距離の遠さから訪日数自体は少ないですが、アジアより日本文化に興味を持つ人々の割合が高いですね。単純に物珍しさはあるんでしょう。
>首都圏+日光(+関東)という限られたエリアを訪れる来訪者はまだ多くなく、日本全国の周遊ルートの一環として、『世界遺産日光』を訪れていることがわかる
>「日光を来訪する人が他によく訪れる観光地」という定番の組み合わせは特にみられない
>多く挙げられる観光地は、京都、大阪、飛騨高山、広島など。関東エリア内の周遊は多くない
世界遺産ブランドはまだまだ強いのかもしれませんが、まだまだ伸びしろがあるとも考えられますね。日本人の感覚で言えば、日本周遊だと移動が大変じゃない?って気がするんです。日本旅行とか言って日本周遊する日本人はいないですからね。バイクや自転車でツーリングはあるかもしれませんが。イタリア旅行だと「イタリア旅行 ローマ フィレンツェ ベネチア」が予測変換で出てきましたが、テーマが似ている感じですよね。京都との組み合わせが強いなら分かるような気はしますが、必ずしも文化一辺倒でなくてもいいなら、近隣の関東にも潜在的競争力はあるかもしれません。西日本には関空から来てもらってもいいですしね。
20pを参照すると訪日客がもっとも期待するのは食らしいです。訪日外国人は日本を訪れる際に何を期待しているのか?(訪日ラボ)を参照すると、和食・寿司・天ぷら・そばといった日本食定番もそれなりに強いですが、肉料理・ラーメンも結構強いようです。そう考えると現地の特色ある美味しい料理はそれはそれで大事だとしても東京の美味い店に競争力はあるかもしれませんね。英語表記・対応すると可能性はあるでしょう(九州だと韓国語対応とか)。まぁそんな面倒なことをしなくても人気の店は日本人だけでやっていけると思いますがね。外国人が行列してまで人気店に行くかは怪しいですが。・・・多分宿泊とコミコミですから、ホテルや旅館が食を考えるのが基本なんでしょうね。ラーメンはイメージじゃないとしても、肉料理はホテルや旅館で出せそうですね(既に出していると思いますが、日光に食のイメージがないのだとしたらとちぎ和牛を宣伝すれば認知される可能性がありそうです)。日本人も好きでしょうから、つぶしはきくはずです。ラーメンはラーメン屋になるんでしょうが、一風堂なんかは外国人に知名度・人気があるみたいですね(なるほどそこ!東京へ来た外国人を連れて行くと喜ぶ観光?どころ【定番+穴場MIX】>外国人には日本のラーメンはものすごい人気。その中でも豚骨でかつニューヨークでも超人気店ってことで一風堂の知名度が高いようです。滞在期間中連れて一度は連れて行ってあげましょう。)一風堂に日光支店はないようですから、イメージじゃないにしても、顧客満足度を追及するなら、あえて外国人に人気の店を外国人が集まる観光地にたてるという戦略も考えられなくもないかもしれません。競合店は脅威でしょうが、そこはひとつ日光の魅力が高まれば全体に波及すると考えてもいいかもしれませんね。中国人・台湾人は親近感があるラーメンを好んでいるようですから、中国人・台湾人が好むラーメン屋が何かということになります。【台湾の反応】日本のラーメン人気トップ10!台湾人「一蘭が入ってないの ...(台湾の反応ブログ)を参照すると一蘭のようですが、一蘭も日光(栃木)に店舗はありません。中国人の評価は酷評も多いようです(中国人「なんでみんな日本のラーメンが好きなの?中国のラーメンと ... 中国四千年の反応!海外の反応ブログ)。これは親日か反日かで説明がつく部分も多いかもしれませんね。反日は来てんじゃねぇって言いたくもなりますが、中国人はじゃあ何食べたら満足するんだよ?って反骨心が湧いてこないでもありません(中国人が好きな日本食ランキング - 3位天ぷら、2位納豆、1位は? マイナビニュース)。1位は寿司で「中国人 寿司」で検索すると回転寿司が楽しいとかで好きなようです。2位の納豆は検索してみると興味があるだけで口にあわないようです。茨城残念。3位の天ぷらで検索したら答えらしきものがHit。中国人が食べたら涙が出る、日本のソウルフード(livedoorニュース)>中国のネット上には今や、日本の「美食」にかんする情報があふれており、日本料理の持つ繊細さ、視覚的な美しさ、季節性などが賞賛されている。その代表格は寿司だ。しかし、中国の女性向けメディア・PCLADYは昨年12月、寿司だけが日本料理ではなく、大衆的な料理にも日本らしさがあふれているとして「おいしくて涙が出る」8つの料理を紹介している。>記事が挙げた「涙が出る」料理は、天ぷら、お好み焼き、おにぎり、たこ焼き、流しそうめん、鍋、焼き鳥、焼き肉の8種類。・・・中国人狙いの観光地は(ナゼカ急に来なくなったりマナーが悪くて上客が逃げても責任はとりませんが。誰が何と言おうとも筆者は中国を疑いの目で見てますし変なことをしたら文句を言います)、この辺で良い店を揃えておけば確実に計算できると思います。売られた勝負は買うにしても、勝てる勝負を確実に勝つのが基本ですね。
食についで訪日客が日本に期待するのはショッピングですが、日光は期待されていません。
訪日外国人観光客は「何を」「どこで」「どのような決済手段で」買い物をしているのか?>
>主要国籍ごとに訪日外国人観光客が何を購入しているかを一覧にした表ですが、この表によると、日本を訪れた外国人の63.5%が日本で「菓子類」を購入しており、48.3%が「医薬品・健康グッズ・トイレタリー」を購入しています。
菓子インバウンドに可能性はあるようです(インバウンド × お菓子メーカー:訪日客向け商品の開発に取り組む製菓業界 ... 訪日ラボ)。韓国の購入率は高いですが、購入金額で言えば台湾・香港・中国ですね。やっぱり少し韓国はケチなのか。ポテチとかそういう普通のお菓子を買っていることが想定されます。単価が高いのはより高級菓子志向でしょうか。日光の場合も台湾は多い訳ですし、栃木の菓子含む定番土産はそれなりに効果はあるはずです(栃木でこだわりの和菓子20選〜名店から穴場まで〜 友人に絶対喜ばれる!栃木県の定番人気おすすめお土産15選 RETRIP)。京都なんか土産物屋多いでしょう?日光にショッピングの期待が無さ過ぎるのだとしたら、取りに行けば掘れる可能性はあるはずです。
ついで数の多い「化粧品・香水」(42.3%)、単価の高い「カメラ・ビデオカメラ・時計」あたりは近隣の東京との連携ですね。「マンガ・アニメ・キャラクター関連商品」あたりもまずまず購入されているようですが、外国人で日本語ができる人がどれだけいるか考えるとマンガ・アニメそのものではなく、母国で放映されている・出版されているキャラクターの関連グッズに可能性を感じますね(調べても簡単には分からないんですが推測です)。本家の日本の方が充実していて当然ですからね。東京がやるしかないんですが、そういうグッズを取り扱う店が外国人対応をすれば効果が出る気はします。>この中で興味深いのは、「都心の複合商業施設(18.6%)」、「鉄道駅構内の店舗(10.9%)」よりも、 「観光地の土産店(31.0%)」のほうが圧倒的に利用されている ということです。田舎の観光地だからと言って「インバウンド対応をしても意味がないのでは?」と言わず、しっかり外国語メニュー、指差し会話ツールなどを導入すれば、一定の効果が出ると言えるでしょう。
訪日前の期待で最後に触れたいのは歴史伝統文化体験です。これは22.8%とそれなりに人気が高いです。
日本歴史・伝統文化体験ランキングTOP10
1位の温泉は訪日前の期待では別立てになっていますが、他の9つはどれも東京との連携でカバーできると思います。大阪でも全部やれるでしょうね。京都との連携も有り得ますし。注目したいのは5位の殺陣です(殺陣教室の情報なので盛っている可能性はありますがw)。直ぐに思いつくのは日光江戸村ですね(栃木県の外国人観光客に人気の観光地5選!インバウンド拡大には魅力発信が鍵に)。日光江戸村・日光東照宮・あしかがフラワーパーク・中禅寺湖(日光)・殺生石(那須)・華厳の滝(日光)が挙げられています。日光東照宮を日本周遊の一環として回るのもいいですが、栃木だけでも結構ありますし、関東・東京を視野に入れれば更に詰め込めますね。世界遺産の認知度がそれだけ高いということなのでしょうが(日光とあわせて行っているのが京都、大阪、飛騨高山、広島のようですから、大阪は別の理由のようですが(参考:インバウンド・バブルに沸く大阪、人気の秘密は?道頓堀はアジア系を中心とした来阪外客で空前の大賑わい 投信1)、他3つは明らかに世界遺産目当てですね。単に認知度の問題でしょう(逆に言えば認知度さえあげれば他の文化遺産も可能性があるのでは?)。殺陣と言えば鹿島も何かできないかと思わなくもないですが(本物ですからね)。
いい記事が見つかったので大阪を検討してみます。
>国土交通省が3月21日に発表した公示地価(2017年1月1日現在)によると、商業地が+1.4%上昇(2年連続のプラス)、住宅地が+0.022%上昇(9年ぶりのプラス)、全用途が+0.4%上昇(2年連続のプラス)となりました。
>今回も、大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)を中心に商業地の地価は堅調に回復していることが注目されました。特に、大阪圏の地価上昇が著しく、商業地の「上昇率」では全国上位5位全てを大阪市が占めました。
>ちなみに、上昇率第1位は、道頓堀1丁目にあるフグ料理店「づぼらや」前で、直近1年間で+41.3%も上昇しました。極めて大きな上昇率と言えます。
大都市圏が強いのは予想通りとしても大阪が特に強いことは筆者は知らなかったですね。
>大阪の商業地価の上昇を支えている最大の要因は、何といっても外国人観光客の急増です。
>訪日外国人観光客のうち大阪に立ち寄った「来阪外客」は、2011年158万人→2012年203万人(+28%増)→2013年263万人(+30%増)→2014年376万人(+43%増)→2015年716万人(+90%増)→2016年941万人(+31%増)と推移しています(出所:大阪観光局)。
>特に、2015年以降の伸び率が急拡大していることがわかります。実際、大阪の宿泊施設は需給がひっ迫しており、ホテル代は軒並み高騰しています。
>確かに、アベノミクス始動以降は日本全体への訪日外国人旅行客数が増えていますが、2012年836万人(+34%増)→2013年1,036万人(+24%増)→2014年1,341万人(+29%増)→2015年1,974万人(+47%増)→2016年2,404万人(+22%増)の推移と比較しても、来阪外客数が大幅に伸びていることは一目瞭然です(出所:日本政府観光局、観光庁)。
アベノミクスインバウンドの最大の勝者は大阪だったというのは意外です。安倍政権に近い維新と大阪自民は争っている場合じゃないんでしょうか?それはともかく・・・
>前出の大阪観光局が実施した『関西国際空港 外国人動向調査結果』によれば、「訪れた場所」の第1位が道頓堀(難波、心斎橋)の71%、第2位が大阪城で60%、第3位のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)はやや差が開いて35%でした。
>また、「訪れた結果おすすめしたいと思った」第1位がUSJの82%、第2位が大阪城の73%、第3位が道頓堀の72%という結果でした。
>本当にザックリ言うと、この3か所の人気が突出して高く、第4位以下(通天閣、梅田スカイビル空中展望台、観覧車“HEP FIVE”など)を大きく引き離しています。
道頓堀と大阪城人気が突出しているようですね。USJが凄いところは行ってみた結果の満足度が非常に高いところです。
>まず、これら人気スポットは4位以下も含めて、道頓堀を中心に集約されています。“徒歩圏にある”というのは言い過ぎですが、たとえば、午前に大阪城、午後にUSJ、夜に道頓堀というように、その気になれば1日で周ることが可能です。仮にUSJで1日丸々費やしたとしても、翌日に大阪城、通天閣、梅田スカイビル、HEP FIVEを全て周ることはまったく問題ないはずです。
東京がコンパクトな観光地でないとは筆者は思わないんですが、上で触れた中国人の食の好みを考えると、道頓堀が強い理由が見えてくる気がします。大阪城にあたる城も東京にはないですからね。ディズニーランドはUSJに対抗できると思いますが、上海と香港にあるのが難でしょう。USJもシンガポールにあるのが注目度で道頓堀・大阪城に引き離される理由なのかもしれません。観光全てに言えますが、やはり見たことの無いものに興味があるみたいですね。筆者などは鉄筋でエレベーター付きの大阪城よりはちょっと遠くても姫路城の方が・・・と思ってしまうのですが、本物志向がないのかより巨大なものに惹かれるのか近場がいいのか修理が影響したのか(終わっているようですが)。東京の観光地と言っても大体24区で完結するでしょうから、伸びが大阪に比べて今ひとつだとしたら、コンパクトさと言うよりコンテンツが近場のアジアに弱いのかもしれませんね。
>そして、夜の街である道頓堀にも、その秘密があります。ご存知の通り、道頓堀にはランドマーク的な広告や看板がたくさんあります。外国人観光客は、こうした派手なデコレーションが大好きと考えられます。
>実際、道頓堀のグリコサイン(注:江崎グリコが設置している看板)前では、自ら“グリコポーズ”で写真に納まる来阪外客が大勢いました。また、来阪外客が長蛇の待ち行列をなしている飲食店(串カツ、ラーメン、回転寿司、たこ焼き等)は、ほぼ例外なく派手な看板を掲げています。
外人がネオンサインが好きかどうか定かではありませんが(欧州では看板・広告の類がそもそも少ないようです。参考:欧州のネオン 東京システック)、韓国人はネオンが好きなようですね。参考:ネオンサイン | 韓国情報サイト 모으다[モウダ] 香港はネオンサインのイメージがありますね(香港観光の定番!上空を埋め尽くす名物の看板について NAVERまとめ)。日本をけばけばしくしろとも思いませんが、道頓堀はこれで成功しているようですからいいんでしょう。歌舞伎町もネオン街ですけどね。池袋も渋谷も六本木もネオン街ですが。
大阪がコンパクトだから強いかどうか別としてコンパクトそのものが観光に不利だということはないと思います。大阪だけでなく近隣の奈良・京都にも中国人は来ているようです(マナーが悪いらしいですが)。京都・奈良が近いのも大阪の魅力でしょう。高野山(和歌山)も中国人に人気のようです(マナーが悪いらしいですが)(高野山インバウンドに関してはこちら「【高野山のまちづくり②】外国人観光客であふれる高野山。今、密教の聖地で何が起きているのか LIFULL」>世界遺産というブランド力を誇る高野山でも、信者の減少はボディブローのように効き始めている。宿泊客がこのまま減り続ければ、宿坊寺院は維持できなくなり、やがては高野山の伝統的な景観が失われるのではないかと危惧する声もある。それを食い止めるためには、「いかに宿泊客を増やすか」が鍵となる。1200年の仏都・高野山もインバウンドなくしては存立できなくなる時代が、もうそこまで来ているのだ)。「高野山 中国人」で検索して(何故か)見つけたのは富田林観光(【富田林市観光協会】とんだばやしナビ)。城之崎温泉インバウンドもあるようです(4年で30倍! データ分析でインバウンド需要をつかみ取った城崎温泉 日経トレンディネット)。こちらは中小が多く欧米向けのようです。>もう一つ、欧米の個人客をメインターゲットとする取り組みが特徴だ。これには城崎温泉の環境が背景にある。中小規模の旅館が多く、団体客を受け入れられる大規模旅館は少ない。「爆買い」で訪れる中国人の団体バスツアーの来訪は期待しにくい。そのため、もともと個人旅行による訪日が多い欧米の個人客を狙うことにした。・・・来ることは来るらしいですがね。有馬温泉も個人客中心にインバウンドはあるみたいですね(有馬温泉(神戸市北区)も訪日旅行客増の恩恵、増える外国人旅行客 ... ツーチャイナ)。和歌山もインバウンドはちょっと頑張っているようですが香港人に好かれているという特徴があるようです(一番が函館・二番が和歌山なのだそうです)(香港人が和歌山を好むワケ 日経ビジネス)。成功の鍵は顧客視点のユーザーインだそうです。>マーケティングの観点から言えば、従来の観光強化の対策は「プロダクトアウト」の発想だった。作り手の立場から顧客に提案していたわけだ。それを市場や顧客のニーズに応える「マーケットイン」「ユーザーイン」の発想に切り替えた。・・・大阪・京都・奈良のような強力な武器が無くても結構工夫と努力でやれるようですね。>「世界で一番日本好き」と言われるのが、香港の人々だ。訪日のリピート率は世界の国・地域で最も高く、驚異の82.2%(観光庁調べ)に上る。・・・中国が反日教育とか始めちゃったら日本の観光に打撃もあるかもしれませんね。そういう観点で香港を見るのもいいかもしれません。台湾もそうですが。
以上ですが、全体の感想としては大阪の強さを考えるとアジア人の好みを分析すれば近場だから伸びるは伸びるでしょうね。文化は訪日数自体は少ないですが欧米の方が好みというか伸びしろを感じます(なぜ欧州の観光客は日本よりタイを選ぶのか 東洋経済オンライン)。タイが強いのなら沖縄ももっといけるかもしれませんね。インバウンドが全てではありませんが、可能性を感じる自治体はチャレンジしてみては?
※深夜3時30分終了。駆け足でやったつもりですが食事をはさんだだけで10時間ぶっ通し。さすがに予告していた通りに全くできません。残念ですが。幸い月曜夕方から開いてますから、日曜までを月曜までとします。申し訳ありません(笑)。知らないことが多い。