大分県由布市では、米粉の消費拡大の為様々な取り組みを行っています。
締め切りがきてしまいましたが、米粉料理コンテストも行われています。
私は、たまたまジリ焼きのセミナーに行った時、この話を知り一応応募しました。
賞品は米粉30kとホームベーカリー。
決して貰うつもりではありませんが、貰ってもどうしましょう? そんな声が聞こえました。
この本は1992年に 「日本の食生活全集」 聞き書き大分編
(社) 農村漁村文化協会 から発行されたものです。
全国の分が発行されています、¥2900。
大正の終りから昭和の始め頃の大分県の食生活を再現した内容です。
通常白米だけをたべるのは、晴れの日くらいで、殆どが雑穀入りご飯、又は
小麦粉料理だったようです。
農家は殆どの植物を自給自足し、余ったものは他所の品物に交換していた。
今の食生活から想像できないくらい質素ではあるけれど、手つくりの食事が
並ぶ食卓は、女性の愛情をいっぱい感じる事が出来ます。
ボタンさえ押せば何でも食べられる現在、果たして其処に愛はあるのでしょうか?
この本の中にも沢山のおやつが出てきます。
小麦粉、そば粉、米粉、モチコメ粉等の粉物を使った こびり です。
こびり とは、 小腹が空いたときに頂くおやつの事。
その中の一つ ジリ焼き とは?
小麦粉と米粉を水で溶き、鉄板で焼き、中に具材を入れて巻く、と言う素朴なおやつです。
私が生まれたのは大分県中部ですが、幼い時に北九州に引き上げたので、
大分県の事は殆ど知りませんでした。
ミオクラブに参加してから、段々と大分県に興味が湧いてきましたね~。
その中の一つ、 由布ジリ研究会 があります。 http://oita-shokuiku.net/
このグループでは新しいジリの開発をしつつ、米粉の消費拡大にも
一役かおうと言う取り組みをしています。
昔の食事は決して貧しいものとは思いません。栄養学で言うと不足かも
知れませんが、土地で生きてきた知恵の溢れる食事です。
先祖が何千年とかけて作ってきた、食文化が一番合っていると思います。
アメリカが気付いて、作ったマクガバンレポート、残念ながら、活用しているのは
一部のセレブでしょうか、、、、、、、、。
健康な身体を作るのは、正しい食事を摂る事でしょうか。
話が若干横道にそれましたが、昔の食生活を省みるのも大切と感じました。