いま台灣産のパイナップル🍍が日本で急速に売れています。台灣スイーツの「パイナップルケーキ」も人気だといいます。その理由に今月1日から始まった中國のある政策がありました。
パイナップルを手にしているのは、台灣の蔡英文総統。Twitter に日本語でこう書き込んでいます。
「台灣産パイナップル🍍を応援してくださる日本の皆さん、ありがとうございます!」
(蔡英文総統より)
さらに、日本への輸出量が過去最高になったことも伝えています。都内の青果店を訪ねると・・・
「昨日3ケースだけ入ったんですけど、やはり(昨日の)午前中でなくなった。」
(新宿八百屋 荒巻秀俊専務取締役)
台灣を代表するスイーツと言えば「パイナップルケーキ」です。こちらも・・・
「通販の注文件数が目に見えてぐんと増えて、パイナップルケーキを買って応援しようという動きが出てきたのかなと感じている」
(郭元益 倉八真夕店長)
日本で台灣産のパイナップルが人気になったきっかけは、中國のある政策です。
「こうして果物店で売られているパイナップル。1日からは中國へ台灣からの輸入が停止されました」(記者)
「国家の大事な問題だから、庶民としては禁止されたら売らなくていい」(青果店の店員)
中國政府は1日から輸入を停止した理由について、こう説明しています。
「害虫がいったん入ると、農業生産や生態系の安全に深刻な脅威となる」
(中國・関税当局〔2月26日〕)
台灣産のものから害虫が検出されたことを理由に挙げていますが、台灣側はそう受け止めていません。
「中國が一方的に輸入を一時停止した。明らかに貿易以外の理由だ」
(台灣 蔡英文総統)
専門家は台灣とアメリカの関係をけん制する狙いがあると指摘します。
「アメリカと台灣との関係が非常によくなってアメリカの台灣支援が続いて、こういう状況になると、中國にしてみれば台灣に対して非常に強い圧力をかけたい」
(東京大学 東洋文化研究所 松田康博教授)
トランプ政権下で台灣への武器輸出を進めたアメリカ。バイデン政権も台灣との関係を深めることを明言しています。台灣重視の姿勢に中國政府は・・・
「アメリカの新政権は台灣問題の敏感さを十分認識し、トランプ政権のような危険な火遊びをやめることを求める」
(中國 王毅外相)
輸出先の9割以上が中國だという台灣産のパイナップル。台灣側は販路の拡大を進めています。
「心配不要、悩むことないです。政府が皆さんをサポートします」
(台湾 蔡英文総統)
支援の輪は広がり、中國への輸出量は去年4万トンでしたが、それを上回る量を台灣内外で販売・輸出できる見込みだとしています。台灣にあるアメリカの代表機関もパイナップルの写真を掲載して、支援を表明。
「国内外の良き友人たちのサポートに感謝します」
(蔡英文総統のFacebookより)
専門家はパイナップルだけでは、中國政府の期待する効果は見込めないとみています。
「逆に台灣のナショナリズムをかきたててしまう。また他の国が台灣をサポートしようという動きになってしまうので、かえって逆効果。(中國は)台灣側の出方をよく見て、またアメリカがどういうふうに出るのかをよく見ながら、水道の蛇口を開けたり閉めたりするような形で相手に圧力をかけていく。そういうやり方の一環だろうと考えられる」
(東京大学 東洋文化研究所 松田康博教授)
相変わらず卑劣で魑魅魍魎みたいな火遊びしてる國の政府のやる事です。不信感だけが膨張していきます。
昨日、スーパー行ったけど台灣産パイナップルは売れ切れたのか見つけられなかった。
引き続き、台灣のパイナップル🍍を見つけて買ってこよう。
加油 台灣❣️