
残暑、という言葉がむなしいほどの気温。
団員が部屋に集まると蒸し風呂のようにエアコンがききません。
それでも体をほぐして、熱心に発声練習をして
「カルミナブラーナ」の練習に入ります。
歌が大好きでないとできないことですね
さて最初にCD「カルミナブラーナ」の1番2番を聴きレッスンに入りました。
1番[O Fortuna]
O Fotuna~♫と歌うところは息を回す感じに歌うと良い。
ただ押して大きく歌うのでは感動しない。
リズム感を持って息を回すように歌う。
最初のffが終わって次にppで歌うときには
効果的にffで歌った体を絞るように感情がppになるように歌う。
2番[Fortune plango vulnera]
バスの重々しい声から入る歌唱
リズム感を失わないように!!
具体的にはvulneraの8分音符2個続くところをしっかり二つの音を歌う。
そのことによってリズムが崩れない。
11テノールが入って二重唱になるところはpになってテノールが目立たないように
3番[Veris leta facies]
大聖堂の中に響く声をイメージ
大聖堂ではファルセットのように歌わないと
響きが重なって濁って聴こえるので
たとえば最初のVerisのスラーの歌い方では二番目の音を抜くように歌う。
そういうテクニックが必要

次のhicemalisも最初のhは鳴らさないでひそめて歌う。
pからppへ、そしてpppまでアルト&バス、ソプラノ&テノールとつないで行く。
特に同じ音が続くと必ず下がってくるので
一つずつの音を改めて歌う感じに筋肉を使う。
5番[Ecce gratum]
p29のレガートに歌うところはスラーが続くが
スラーの後ろの音をしっかり歌う練習をして、そのあと母音を長く歌うようにする。
徐々にテンポアップするのでそのことを最初から覚悟しておくこと。








以上1時15分から3時45分までのレッスンで古澤先生にご指導いただいたことでした。
常に喉仏が下がった状態で口に母音がたまるように歌うと
自然に響きが付いてくるので息を吐こうとか響かせようとか思わないこと
毎回先生にご指導いただいている発声の最重要課題です。
では皆様日々努力いたしましょう



