8月27日男声練習報告
圭先生が帰国されて初めての男声練習で、No.37,41、44の音取り・歌詞付けを行いました。出席はテノール8人、ベース14人。ベースに1人入団があり、20人となりました。
全体を通して、以下のご指導がありました。
・「,」がある箇所は切り、次の音をはっきりと発音する。
・発声の際は、スペースを作ることこだわって声を出すし、胸骨や肋骨の間、頭の後方(軟口蓋の奥)を広げる(ヨーロッパ人になって歌う)。
・テノールは、頭声をもっと意識し頭の後ろを広く、ベースは音程が低くなるので胸で歌わず、上顎を意識する。
【No.37】 The lord gave the word(主は御言葉を告げ)
<全体>
・リズムの特徴を捉えて歌う(特に冒頭の複々点に注意。装飾音符気味に)。
・「メリスマ」は、大切な言葉を誇張するときに使う。メサイアの場合、情景や感情を表
すことに使われていることを理解する。
・「preachers」発音、語尾の「Z」を忘れない。「r」を巻ける人は巻き舌で。
<テノール>
・12,13小節メリスマ部分、「ド」「ド」と同じ音になるところ要注意。「ド」「レ」と動かないようにする。
・同じ音が続くときは、腹筋を使う癖を付ける。
<ベース>
・13小節の2拍目は音程が下がるので注意。
・21小節はテナーとリズムが一致しているので意識する。遅れない。
【No.41】And The Glory Of The Lord (枷を打ち砕き、軛を投げ捨てよう)
<全体>
・2つのテーマがあることを意識する。
・音程が飛ぶことがおおいので、音程の正確さを意識して歌う。
・途中の転調(臨時記号)に注意して歌う。
・33小節、4パート揃うので意識する。
・最終的には速いテンポが予想されるので、早さにも慣れる。
・以下の発音に注意!
cast カスト キャにならないよう注意。
yokes OUの二重母音忘れない。最後の“s”を必ず言う。
bonds asunderリエゾンする。
away weiの発音時に唇を十分使って早く言う。
<テノール>
・テノールが先行することが多いので、はっきりと自信を持って出る。
・音階が下りた時に落ちた音にならないように息を使って柔らかく歌う。軟口蓋を開けて頭声を意識する。
・33小節の音程、39小節、「シ♭」の音程に注意。
・57小節、「レ」の音間違えないように。
<ベース>
・26小節「シ♭」の音程に注意。転調していることを意識する。
・28小節は「シ」で「♭」がないことに注意。
・47小節、出だしをはっきり歌う。
【No.44】Halleluja(ハレルヤ)
<全体>
・「メサイア」最大の目玉曲、晴れやかに良い声で歌う。決して吠えない、喉声にならない!
・Hallelujah」は「レ」は少し「イ」を混ぜては津音、「ル」は少し長めに重心を置いて歌う。
・3つのテーマがありそれに合いの手を入れる。
・Aの「reign」の「r」は巻いて、はっきりと重心を置いて歌う。
・Dからは、レガートで歌う。
・Fからは「s」がついて複数になる箇所が多くあるので、はっきりと「ズ」と発音する。
・74小節からは3or4パートが揃うことが多いので、和音を意識する。
<テノール>
・5小節目の「ファ♯」で歌う。楽譜の版によって異なっていることがあるので要注意。
・高音でテーマを歌っている部分とそうでない部分のところを意識して歌うように。半分くらいの声量で美しく歌うことを心がける。
・Eは頭声、ファルセットで歌う。
<ベース>
・怒鳴らずに正しい発声できれいに歌う。
・小気味よく、リズム遅れない。
・p175は難しいので、繰り返しの練習を
・43小節「トリル(tr)」は付けない。
・85小節からはベースが主旋律。
次回は、9月4日で女声のパート練習です。藤井先生から「37,41,44,46を練習するので予習・復習を」とのご連絡です。音取りも残り少なくなりました。最後までがんばりましょう!
なお、欠席された際には、本ブログの練習報告・録音を参考にして、充分な練習をお願いします。
<練習音源>
37番
https://s.mypocket.ocn.ne.jp/FVm7lQ
41番
https://s.mypocket.ocn.ne.jp/FZgvHW
44番