おとといは、障害児の普通高校進学相談会でした。参加人数は28名。(会の高校生2人、浪人1人、大学生1人)も参加してくれました。
ネットの情報をみて参加してくれた方は、「障がいをもっていても、みんなと一緒に、同じように、学校に行けること。(入試の)特別配慮の多さにびっくり」とアンケートに書いてくれました。
また、中学校の中での子どもの不安と、それをうまく先生に伝えられない親自身の不安を話していた方は、「印象に残ったこと」として、「自信を持つこと」と、一言だけ書いてくれていました。
そう言われてみれば、高校生活について話してくれた二人の高校生も、受検の経験を話してくれる親たちも、みんな「自信」にあふれているのだと改めて気づきます。
別のグループでは「この会の人はみんな親バカで」という話で盛り上がったようです。
そう、「0点でも高校へ」と、「自信」をもって言えるのは、「こんなに学校が好きで、友だちが好きで、高校生になりたくてがんばっているうちの子が、高校生になれない訳がないでしょ。」という、ある意味根拠のない自信、親バカな自信が必要なんだなと思います。
「子どもは誰も、家の中では有名人」という言葉があります。家の中では、みんなが子どもの名前を、笑顔を、好きなこと、苦手なことを知っている。その延長に、小学校があり、中学校があった。その先に「高校」があることに何の不思議もない、ということにつながるんだと思います。
そして、その先に、みんなと交流して生活する「社会」がある。
知り合いのために情報を聞きにきたという方が、わが子の受検時のことを思い出し、「特別支援学校高等部に進むことも考えたが、ある意味、子どものその後を狭める可能性があるものだったのだなと気づいた」と書かれていたのも印象的でした。
受検生の相談にのります、という会ですが、毎年、新たな「納得と自信」をもらうのは私たちのようです。