今回の 白馬三山縦走、
正直、ちょっとだけ甘く見ていました ( 懺悔 )
「白馬三山って、入門者向けのコースでしょ」
「“三山縦走”って言ったって、白馬岳には前に もう行ったことあるし、
今回は 白馬鑓温泉 に入ることが 最大の目的の
お気楽 縦走でございますですよ、ハイッ」
なんて…
軽率な発言、深く、それは深ーく、反省しております…
ん?
サルですが、何か?
えっちら こっちら、ツアー様が通る
ひょーっ! 見事な眺めやん!
すれ違う人たちも皆、最高のコンデションに笑顔 笑顔…
『分け入っても分け入っても 青い山』 by 山頭火
『振り返っても 振り返っても 青い空』 by 隊長、
おそまつ…
行くぜ 白馬!!
いよいよ 間近に迫ってきました。
あと もう一頑張りや~
ここを登りきれば…
こんな高い所で 日本海の水平線が眺められるのって
なんか不思議やねぇ…
歩いてきた道のりまで くっきりだぁ~
ここで、雪倉岳・朝日岳方面と道を分けます。
テント場から 抜きつ抜かれつしながら 同じようなペースで
歩いてきたソロのお兄さんと サヨナラです。
またどこかでね~
テント場で 一緒だった学生君達。
若いって、それだけで素晴らしいね
よしっ、最後の登りっ!!
むっ!! 雪と岩の殿堂、剱様っ 見参!!
頂上、見えたっ!!
あまり左 行き過ぎるなよ~
お尻が ヒューッ!!
と、白馬岳まで、
ド快晴の、 それはそれは 真っ青な空の下
ただただ気持ちの良い稜線歩き。
心地よい汗はかいたものの 疲れは一切感じず
快調に到着でげす。
剱岳の 威風堂々とした雄姿
さすがっ‼︎
そういやぁ、前に来た時は
ガスガスで、何も見えなかったんだっけ…
雪倉岳、なんか気になる山だなぁ…
いつか、そっちへ回って、
朝日岳経由で蓮華温泉へ
周回するなんていうのも 面白そうだねぇ
白馬大雪渓方面を覗き込みます。
見ているそばから
雲が湧き上がってきます。
もしもし、
あんまり覗き込むと 危ないっすよ‼︎
登頂者で賑う山頂、
ひとしきり 眺望を楽しんだ後
いよいよ 三山縦走に向けて歩き出します。
眼下には
「白馬山荘」と「白馬頂上小屋」が重なり合うように、
そして
白馬杓子岳、白馬鑓ヶ岳( らしき ) 山容が
拡がっています。
おサル君、あそこ(頂上小屋)まで行ったらお昼にすべぇ~
ウキッ⁈ ウキキーッ‼︎
いそいそ、ウキウキ、らんらんらん
この時までは 今日は楽勝じゃん なんて
お気楽気分の、無知な隊長でした …
山の神さま、
ごめんなさい
白馬山荘到着、
白馬頂上小屋へは、
勿体無いけど、もう一段更に下らなけりゃなりません。
上から見たら、
ほんとすぐそこに 見えてたのに…
雪倉岳に向かう雪渓の上
蟻んこみたいな 登山者の姿が見えます。
前の日に泊まった登山客は
既に全員出発してしまい
今日泊まるであろう客は
さすがにまだ到着していないだろうし
束の間 日本最大の山小屋「白馬山荘」におとずれた
静寂の時間です
おおっ!!
白馬大雪渓が見えましたっ!!
蟻さんが たくさん登ってきています
何度見ても、要塞のようにしかみえないその姿
サンダーバードの基地のモデルは
ここじゃないのかしらん
白馬頂上小屋に到着。
実は ここで前に食べたカレーライスが美味しくて
それを楽しみにしてきたのですが
聞くと 11時から…
それを待つためだけに、貴重な時間を潰すわけにもいかず、
泣く泣く断念。
手持ちのパンを ささっと食べて
ザックを再び背負います。
と、
見上げる先に、
白馬山荘と白馬岳…
こんなに下っちゃったのね…
「登り返し」に 元来メンタル的に弱い隊長、
視覚的なダメ押し で
テンション、まじダウン…
それでも 気を取り直し、
やっとこさ、分岐地点へ戻り、
いよいよ目指すは、三山、先ずは 次の杓子岳!!
目の前に続く、でっかい山塊二つ、
まさか、あれ登って下りて、また登って下りるの?
んなわけないよねぇ…
手前の瘤みたいなのが、杓子岳なんだよ、きっと…
どう見ても 疑いようのない事実でも
見て見ぬふりして、自分をだまし
ただ勢いだけで足を前に進めます…
こんな状況で、
おサル君は どう考えているんだろ?
きっと
今日の夕食、何食べようかなっ、てなところかしらん、
ぷぷっ
惰性で進んでも、
振り返ればずいぶんと歩を進めているもんです。
白馬頂上小屋 脇 上の分岐が
もう あんなに小っちゃくなっちゃいました…
獅子みたいな 大岩
剱と立山、覗き込めはしませんが
その間に深く切れ込んでいるだろう黒部渓谷、
北アルプスのパノラマにも
だいぶ慣れてきてしまいましたが、
すごいところを 今 歩いてるんだねぇ…
テンションが少しダウンしてしまった時には、
こんなお花畑が 心 癒してくれます
おサル君も、だいぶへばってきたようです…
もう、自分を誤魔化せません…
そう、あの塊 二つ、越えていかないと、
美味しいご飯も、楽しみな温泉にも たどり着けないのです…
大雪渓に向けて 崩れ落ちて見える 杓子岳の裾
雪渓の上に落ちてる岩や石は、
ここから崩落していくんだね
案外と心が強い おサル君
飄々と歩を進めていきます…
二つの山の間のコルまで、
下りきったところから 改めての登攀開始!!
まだ、カメラに向かってポーズをとる余裕のおサル君
余裕のよっちゃん、
師匠と呼ばせていただきますっ!!
( その4に続きます…)
ついでに、こちらも よろしくお願いします…
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