山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

木曽駒ヶ岳&宝剣岳 錦繍の旅 前編

2015年10月11日 14時35分45秒 | 中央アルプス
何を隠そう、
そう、お初でございます、中央アルプス



アルプス と名のつく山や、
アルプスに位置する山には、
ある意味とっても敏感な隊長ですが、
今まで何故か 中央アルプスだけは
縁が遠かったのでございます…

何故⁈. って
東京に住む者にとって、
新宿を起点に 行きやすい山域と言うのがあって、
北アルプスも南アルプスも、場所によっちゃあ そりゃ確かに遠いけど
まだ 中央アルプスに比べれば
交通手段では格段にアクセスし易いのが事実(印象?)です。


それでも
木曽御嶽山や、恵那山空木岳と言った
人気の百名山なら、
隊長ぐらいのキャリアでさえも
とっくに足を踏み入れていておかしくないのですが、ね。


その代表格と言うのが、木曽駒ヶ岳

ところで、全国に「駒ヶ岳」と名のつく山、数多く有りますが
イケメン代表は そりゃ何と言っても、 甲斐駒ヶ岳でしょ‼

へへっ、俺、俺




じゃあ 木曽駒ヶ岳は、と言うと…
そうだなぁ、ちょっと歳の離れた
身体の大きい長兄、っていう感じ⁉

え⁈ 全然 イメージ 合ってない⁉
そうかなぁ~


結局、普段から山に登っていて
そのシルエットだけでも
実際にしょっ中 目にしている山か、そうでないか、ってところが
お馴染みの山に なれるかなれないかの 差、って事だね


でも、木曽御嶽山、
もしも馴染みになっていたなら
ちょうど1年前の今頃に 登っていてもおかしくない位の人気の山で、
そしたら自分も もしかしたら巻き込まれていたかも…

そう考えると、
運 不運 って事だけで、一言で くくってしまえない
複雑な心境です…


まっ、でも、
せっかくお初に訪ねるのなら、
敬意を表して 長兄から訪ねるのが マナーでしょう
ここは…



って訳で、山の日の翌日( まだ来年からだけど )、
台風崩れの 爆弾低気圧が遠ざかるのを見届けて
出かけて参りましたです。

アクセスが悪いのは この際 諦めて、
新宿発の高速バスで 中央高速 駒ヶ根I.C まで。
なんでも、ここで降りてすぐの所で
ロープウェイ駅行きの 路線バスにつながるらしい…

高速の渋滞で 15分ほど 予定より遅れて着いたのが…



女体入口 ‼ ⁉

何ともリアクションに 困る名前の、バス停です…

ここから、
さぁ いらっしゃい、という事なら
据え膳食わぬは男の恥 はい、お世話になります。
なにぶん、初めてなので、
優しく 宜しく リードしてくださいね


って、だから、違うっ つーの‼
その頭ん中の 妄想、一回 消してくれます⁈

ちょうどその時、隊長の前を、一台の空車タクシーが
通り過ぎようとしていました。
窓から こっちを見る運ちゃんから
テレパシー ⁈ …
「お兄さん達、乗ってけば良いのに…」

次の刹那、ごく当たり前に
手を挙げ、タクシーを止める隊長でした。

運ちゃんから 道々 聞いたところだと、
あのまま 連絡バスを待っていたら、最低でも一時間は
更に ロープウェイに乗るのが遅れてただろうと…

それを裏付けるかの様に、
そのままタクシーで ロープウェイ駅に乗り付けた我々に告げられたのは…

「はい、今、整理券発行しているから これ受け取ってね
今の時点で 約1時間半待ち ね、よろしく」

マジ っすか? 係員のおじさん…





見渡すと、
天国か地獄行きか、閻魔様のお裁きを待つ
まるで亡者の如き 観光客の群れ、群れ、群れ…
( 結局 ロープウェイチケット買えば、みんな、
天国へ行けるんだけどね、ハハッ… )

※注 決してここに写っていらっしゃる方々を亡者と言っている訳ではございません


混むとは聞いていたけど、
まさか これほどとは…
慣れない場所、少ない情報の中で、
余裕を見て ロープウェイ「千畳敷駅」を
午後1時出発として コースタイムを計算していたんだけど
果たして それ迄に 上に行けるのか?

今日のお宿、玉乃窪山荘へ 4時到着を想定しています
日の短い今の季節では
結構 ギリギリの時間設定 なんだけどなぁ~

ま、慌ててもしょうがない
早めのお昼を済ませ、待ってよう。

1時間は待った頃、
インターのバス停で見た人達が
ようやく ロープウェーの出発駅に到着していました。





どうやら、黄葉は中腹まで 下りて来てしまっているようです…







で、どうにか上の千畳敷駅に到着。
千畳敷駅をスタート出来たのは、
なんと、想定した通りの 午後1時‼
隊長の、面目躍如でございます、ヘヘヘッ。










写真では、今までに何度も見てきた、
千畳敷カール
今、まぎれもない 本物の 千畳敷カール
目の前に広がっています‼

すっげぇ~っ‼

目の前に広がるカール地形の、
いったい大きいんだか そうでもないんだか
なんだかスケール感が変なのですが、
おサル君は、
ロープウェイ駅で見つけた「カール」
千畳敷「カール」で 山「ガール」が食べるんだとか 何だか言って
妙にはしゃいでいます。




気を取り直し
登山届をちゃんとだして、っと





ここ、ほんとに3,000m近い標高の 山の上なの⁈
老若男女で賑わう周りを見渡してみると
腰の曲がったお婆ちゃんはいるし、
踵の高いサンダルのお姉ちゃんもいるしで、
ある意味 すごいっす。
ここまで 気軽に上がってこれてしまう事の
良い面、悪い面 きっと あるんだろうねぇ…




そんな事 思いながら
天国の駅から、
更に 天国への階段みたいな 急登を登りだします。



振り返ると、
日本の誇る高峰、ワン(富士山)、ツー(北岳)、スリー(間ノ岳)が見えています。
( 来る途中、タクシーの運ちゃんに教えてもらいました )
安心してください、見えてませんよ 見えてますよ!!






時々、間違って勢いで登っちまったんだろうなぁ、
と おぼしき人とすれ違います。
まぁ、事故がなきゃ 何より…



やっぱり、ここ 千畳敷カール
同じカールでも、涸沢カールなんかに比べると
ザイデングラートみたいな、
来る者を容易に寄せ付けない 難所がない分
隊長の肌感覚でいうと1/4くらいはスケールが違う感じかなぁ

てな感じで…


「乗越浄土」まで、
サクッと登ってきちゃいました。


風、強っ!!
山懐に囲まれていたカールとは異なり
稜線に立った途端、西側からの容赦ない風が…


千畳敷カールの真上に
突き刺さったかのようにみえる『宝剣岳』


よく見ると、います、います、
命知らずが…

※先程の運ちゃんによると、なんでも ここの天狗岩という
名物岩の上で 最近、逆立ちした奴がいるんだとか…
阿保です…








するってえと、
木曽駒ケ岳はこっちの方角だねっ!!


千畳敷カール方面をバックに も一度パチリっ



しかし、
風が強いと
体感温度で、2~3度は違うっていうから
恐らく この時点で 気温5度は上回ってなかったはず

しばらくは我慢して進みましたが
堪らずフードをかぶり、手袋を2枚重ねにして
やっと安心。
山では、早め早めの対応を考えないと
いざ 対応しようとした時には手遅れっていう事が
よくあるからねっ



木曽駒ケ岳方面の視界を遮っていた中岳までやって来ると…
やっと 本峰 木曽駒ケ岳が見えてきました。
ん!?
その左隣に見えるあれは、 中央アルプスでは 隣の山塊となる『御嶽山』!!

今日は 噴煙は上がっていませんでした。
改めて、合掌。


おサル隊員発案、
フードの 風による飛ばされ除けの洗濯バサミ
今日みたいな強風の日は 大活躍


振り返ると、先程の「乗越浄土」が すぐそこに


「強風」だけを除けば、 最高の天気に視界の この日
たくさんの人が ここまで来ていました。





おサル君の 
最近の、登りたい山ベストに入っていた山域に、
やっと来れたね!!
ウキ、ウキーッ!!



さて、では 中岳を越え、いよいよ本峰、木曽駒ケ岳へ行きますか
目の前には、山頂と、山頂小屋と、幕営地が見えます。




次 木曽駒ケ岳~宝剣岳 後編に続きまーす。



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