
そりゃまあ きれいでございました。

※こんなイメージっす。ごめんなさい、またネットから拝借

( って言うか、星空撮影に必要な道具、毎回 ザックに忍ばせているんだったら
いいかげん チャレンジしてみたら、っていう話ですよ、ねっ⁈

その後 寝静まった夜半からの 猛烈な風。

布団の中で、明日、こんな風じゃあ どうしようかと
不安になるくらいに 吹き荒れました…










明け方
少しだけ、風の吹き荒ぶ間隔が開いたような気がして
外を覗いて見ます。
窓ガラスについた露で、朝の冷え込みもかなりだった事がわかります。

小屋の窓からは 朝焼けの端っこの方の、
薄くピンクに色づいた 雲だけが見えます。

おっと、見逃すとこだった、
カメラを持ち、慌ててサンダルをつっかけて 外にでます。
寒っ‼





「 ご飯だよ~っ‼」




さてさて、

今日の行程をどうしようか、
ここは思案のしどころであります。

どうしようか、と言うのは、
つまり 宝剣岳に 回るか、回らないか、の択一
(


とにかく、下りる方向は一緒だから
天気の良いうちに、行くだけ行ってしまいましょう…





ところが、駒ケ岳の山頂に登り返す寸前で
あっという間に ガスに取り囲まれてしまいます。
あらら…

これだから 山の天気ってのは、
油断なりません

昨日のうちに、眺望を楽しんでおいて大正解‼
山で学んだ

明日また、とか 後でもう一度、とかは 山ではダメ!
出会える風景・眺望は いつだって一期一会なんだね~
目の前の絶景に、風景に、アングルに、
いつだって 感度センサーは オンスイッチでいないとね‼
ガスはますます濃くなって、
5メートル先が かろうじてうかがえる程度。
しょうがないから どんどこ進みます。








↑↑


あっという間に 乗越浄土。
このまま 千畳敷を下りるのは、


というわけで、宝剣岳を経由してのルートを選択です。
岩稜帯に入るので、ストックは畳んで収納、
滑らない手袋に変え、
用意を整えます。


え?!
ヘルメット?!
ホントは ここの為に持ってきたけど、
寒いしな~ ま、いいかっ ←



のっけから 岩場

「ほんとに ここ行くの?」と、



ここで自分まで弱気を出してしまってはまずいでしょ
「慎重に行けば大丈夫!! (な はず) 」

深い霧で 最初はよく見えなかったけど
結構な数の人が こっちにも回って来ています。
( 内心、ホッ…


へっぴりですが… 進みます!!


クサリ場の 登りと下りの交差です

声を掛けて、譲り合いながら… じゃないとね
何しろ、右、深く切れ落ちてるし…



慌てないで、「3点支持」 「3点支持」と 自分に言い聞かせながら
慎重に 足と手を動かします。






オ~イ、

その先、切れ落ちてるからね


ぷぷっ

さっきまで 弱気の虫だったくせに…



一瞬ガスが切れて、千畳敷カール側が 足元に見えてます
ヒューッ
♪ もしかしてだけど、 ♪
♪ もしてしてだけど、 ♪
崖から突き出すように張り出すこの岩が~
天狗岩って言われてる 名物岩なんじゃないの~♪



最近 ここの上で逆立ちした命知らず がいるそうです!!
アンビリーバボー!!








だ、か、らー、調子にのるなっちゅうの!!

途中、右に左にスパッて切れ落ちてる
細い岩場のやせ尾根を行ったり
鎖だけ渡らせた岩場を越えたりと

ビビリまくりながらも 無我夢中でございます



後から考えると
ホント 霧に包まれていて 助かったなー
見通しクリアーだったら

やばかった


とりあえず、岩場を終え、
ちょっと放心状態でございます



あんな岩場を越えてきたんだねぇ~
よしよし、って自分を褒めてあげたいっす‼


ウキキッ!! ← って、小癪な



ガスが少しづつ晴れてきたみたいっす


ロープウェイ駅も見えてきました


麓の街も見えてきたし


ここの分岐( 極楽平 )を カール側へ下れば
今回の山行も終わりっす。
ところで、 “極楽平”って、
確かに乗越浄土からやって来た人達には 納得いくネーミングだね‼







おっ!?
宝剣岳の、トップのガスもとれてきた



あらあら、青空じゃない…

宝剣岳のピークにいる人が 見えてます!!
ヒャーッ、

今頃 お尻ヒューヒューしてるんだろうなぁ

まぁ、そんなんで無事 帰還でやんす

まだまだロープウェーは、天国へ、餓鬼満載でやんす…



すっかり、穏やかな天気に…



名残惜しいけど、もたもたしてると
下りのロープウェーも 乗車待ちの整理券がでるらしいし、


バイバイ、宝剣くん、
スリル満点で楽しかったよ~




さて、温泉、温泉

そして…

ゴキュッ、ゴク、ゴク、
プハーッ!!

ついでに、こちらも よろしくお願いします…

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