てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

2013 妙高・戸隠高原探訪記 ミスジマイマイの休眠

2013年06月07日 13時52分00秒 | インポート





ミスジマイマイと思われる大きなカタツムリがシラカバの樹にくっついていた。
少し力を入れるとパコッと剥がれた。

幕を張って、それが乾燥して固着していたようだった。
調べてみると

平野部から山地帯の広葉樹の疎林などに生息し、庭園などでも見られる。地上から樹上まで活動し、人の背丈を超えるほどの樹上にもいる
高温・高湿度の日は樹上を這い回るが、気温16℃・湿度70%を下回ると不活発になり休眠に入る

とある。
この中の湿度70%を下回ると不活発になり休眠に入るが当てはまるのだろうか。




2013 妙高・戸隠高原探訪記 ブナハアカゲタマフシ

2013年06月07日 13時03分06秒 | インポート





この虫こぶにはすっかり騙されてしまった。

地面に赤い花が散ったようなものが落ちていて気が付いたのだが、虫こぶなら落ちている筈がない。
これまでいろいろな虫こぶを見てきたが、朽ちるまで木にくっついている筈だ。
また、触ってみるとスポンジのようにフワフワしていた。

お仲間のMさんが虫こぶではと言われたがまさかと思った。
調べてみてその訳がわかった。

教えて頂いたMんには大変失礼しました。

よく見ると葉が不自然に変形している。

------------------

「虫こぶ」は特定の昆虫が、特定の樹木に作る場合がほとんどで、これはタマバエという昆虫が、ブナの若葉の表側に作ってできたものです。
また、ネーミングがとってもストレートです。「ブナ・ハ・アカゲ・タマ・フシ」、つまりブナの葉にできる、赤い毛玉状の、タマバエが作る虫こぶ、という意味です。
大きさは様々ですが、大きいもので7~8mmくらいでしょうか。この虫こぶの中で、タマバエの幼虫が成長し、羽化して旅立った後には、地面に落下するそうです。






2013 妙高・戸隠高原探訪記 ツノアカヤマアリ

2013年06月07日 12時18分22秒 | インポート











ふと白樺の幹を見ると、やや大きく赤っぽいアリがたくさん見られた。
特徴があるので種類が判るも知れない。

撮影していると一匹が手に登ってきて指に噛み付いた。
気の強いアリのようだ。
頭部に角のような突起があるのが特徴だという。

調べてみると
働蟻は体長4.5 ~6.5mm .体色は,頭部,胸部,腹柄部は赤褐色が基調で,頭部,胸部背面はやや暗褐色である.頭部後縁は窪んでいることが,近縁種との大きな違いである。

ふつう単独で営巣するが,クロヤマアリ やヤマクロヤマアリ に一時的寄生をすることがある。小規模の塚を枯れ草でつくる。アブラムシやカイガラムシに集まる
とある。





2013 妙高・戸隠高原探訪記 シラネアオイ

2013年06月07日 11時34分08秒 | インポート






もう花期は既に終わっていて一株だけ見つけた。
崖になっていて前に回れない。

---------------------------

シラネアオイ属の多年草の一種。深山の植物。日本固有種の1属1種である
北海道から本州中北部の日本海側にかけての山地帯と亜高山帯のやや湿り気のあるところに分布している
高さは20-30 cm。花期は5-7月頃。花弁はなく、7 cmほどの淡い紫色の大きな萼片が4枚あり、大変美しい姿をしている。