アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

丸かぶり

2006年02月03日 | 
今日は節分。
暦の上では、明日から春になります。

ここ何年かは
 「恵方巻」の丸かぶり
も、すっかりお馴染みになりました。

太巻き寿司を、切らずに、
丸ごとかじりつくというもの。

商売繁盛、無病息災、願い事が叶う、
その年必ず幸運が訪れる、厄落とし、
等々の意味を持つようです。

太巻き寿司の丸かじりも良いけれど、
ロールケーキの丸かぶりも、
やってみたいナ。。。♪

先生が知らない曲

2006年02月03日 | ピアノ全般
私のピアノの先生は、いわゆるエリートだと思います。
幼少の頃からピアノを習い、高校からは
音楽を専門に学んでいらっしゃいます。
また、学生時代からピアニストとしてご活躍でした。

学生時代は、大きなコンクールを目標とすることも多く、
いつも大曲に取り組んでいたそうです。

そのため、ピアノを学ぶ上で必要とされる小品と、
リサイタル等で世間一般に求められる小品以外の
曲については、あまりご存じないという事実があります。

また、音楽全般に関しても、
本当にクラシックのド真ん中なのです。

1999年の秋口から先生のお世話になり始め、
課題を1曲終えて、年末に向かうにあたり、
私が「クリスマスの曲が弾きたい」と申し出たところ、
先生がご用意してくださったのはバッハの曲でした。

私としては、一般的なクリスマスソング等を
イメージしていたのですが…。
それでも、そちらは私の知らない世界。
一生懸命バッハを弾きました。
でもその当時は、トリルがきれいに入らなくて。。。

そのような感じで、
今現在、私が弾きたいと思うような小品・・
・・つまり、演奏時間が数分程度の曲
を、先生はあまりご存じではないのです。

一応楽譜はお持ちなのですが、
きちんと見たことのない小品もたくさんあるようです。
でも、最近は必要に迫られて、先生も小品の楽譜を見たり…。

そのような作業をしているうちに、
小品にも素敵な曲がたくさんあるということを
先生も発見するに至りました。

ブラームスのワルツも、そのひとつです。
さすがに第15番はご存じでしたが、
その他の15曲については、先生もお初でした。

私のような、基礎のない大人の教え子がいなければ、
先生が学生時代から持っている楽譜の何冊かを、
このタイミングで再度開くこともなかったでしょう。

先生と私。
今まで歩んできた音楽の道は全く異なりますし、
できることにも雲泥以上の差があります。
人間的にも、先生の方が年齢以上にずっとオトナだと思います。

それでも、たまには、
私から先生へ、良い影響を与えることができるのだと、
ちょっぴり実感しています。