【Walzer Opus 39 Klavier zu zwei Haenden (ヘンレ版)】
ブラームスの「16のワルツ」第1番(op.39-1)は、
ロ長調(H dur)の明るい曲で、
華麗な舞踏会の幕開けがイメージできます。
曲としては、あまりややこしいものではありませんが、
実際に弾くとなると、結構大変な1曲だと思います。
オクターブのフォルテが続くため、
それを維持する安定した手指の力と弾力性、
そして、オクターブの鍵盤を確実に捉えることが
要求されます。
ブラームスのように、手の大きい男性にとっては、
あまり大変な曲ではないかもしれませんが…。
この曲を私は一応弾けますが、まだまだ不安定です。
白鍵でオクターブを弾いたとき、
時折となりの鍵盤にも触れてしまい、
余分な音が入って濁ってしまうのです。(涙)
しっかり弾こうとして、私は、
つい手首まで固めてしまいます…。
オクターブをきれいに弾きたいと思い、
最近始めたのが、ハノンのオクターブ練習です。
随分前にマルをいただいておりますが、
その後はほとんど弾いていませんでした。
ハノン51番「オクターブで音階をひくための準備」
には、以下のように書かれています。
1と5の指を固くせずにオクターブにおき、
手首を十分に柔らかくしてしっかり押さえ、
他の指はややまるくします。
手首がらくに動くようになるまで、
初めの8小節をゆっくりとくり返し、
次にだんだん速くしながら全部をとまらずにひきます。
もし手首がつかれたら、だんだんゆっくりに速度をおとします。
つかれがとれたら、またしだいに速くします。
まずは自己満足の演奏を目指して、頑張っています♪