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<4月 2日の誕生花>
ミヤコワスレ
・菊(きく)科
・学名 : Gymnaster savatieri
Gymnaster = アスター属 (ミヤマヨメナ属)
savatieri = フランス人の医師で植物学者の
Paul Amedee Ludovic Savatier
さんの名前にちなみます。
・原産地 : 日本
・別名 : 野春菊(ノシュンギク)、東菊(アズマギク)
<花言葉>
強い意志、別れ、また逢う日まで、憂いを忘れる、
穏やかさ、しばしの憩い、しばしの想い、隠れた美しさ
今日の誕生花、ミヤコワスレの
花色は、濃紫、淡紫、淡青、紅、桃、白です。
基本色は紫のようですが、もともとは白い花とか?
開花時期は、4月頃~6月頃。
今日の誕生花のミヤコワスレは、紫色の可憐な花です。
その名前の由来は、都を忘れるほど美しい花・・・
ではなさそうです。
承久の乱(1221年)の失敗により、
順徳天皇は佐渡島に流されました。
順徳天皇は、22年間をこの孤島で過ごしました。
打ち寄せる波の音ばかりの生活は、
都の優雅な暮らしに慣れきった身には大変つらいものでした。
順徳天皇は、寂しい孤島の生活の中で、
御所の周辺に咲いた白菊に向かい、
「お前を見ていると心が慰められる。都のことが忘れられる。」
と話しかけました。
島の人達も、それ以来、この花を
ミヤコワスレ と呼ぶようになったのだそうです。
可憐なミヤコワスレの花。
ほんの一瞬だけでも辛い気持ちを解放し、
穏やかな気持ちにしてくれる・・。
そんな力がありそうですね。
ホッとさせてくれると同時に、その生命力で、
生きる強さを与えてくれるようにも思います。
(2007年4月2日 学名等追加・修正・加筆)