アンダンテ ~私の歩幅で~

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ムラサキハナナ (紫花菜)

2006年04月05日 | 誕生花
   

<4月 5日の誕生花>
  ムラサキハナナ (紫花菜)
   ・油菜(あぶらな)科
   ・学名 : Orychophragmus violaceus
         Orychophragmus = オオアラセイトウ属
         violaceus = 紫紅色の,スミレ色の
   ・原産地 : 中国、東アジア (江戸時代に渡来)
   ・別名 : 大紫羅欄花(おおあらせいとう)、
        諸葛菜(しょかっさい)
        紫金草(しきんそう)
        花大根(はなだいこん)
        平和の花(へいわのはな)

<花言葉>
  知恵の泉、優秀、仁愛、熱狂、競争

今日の誕生花、ムラサキハナナの
花色は、紫、青、白です。

開花時期は、3月頃~5月頃。

ムラサキハナナは、菜の花に似ているので、
「紫色の菜の花」で「紫花菜」と命名されたとか。
紫色の花が主流ですが、まれに白もあるようです。

「オオアラセイトウ」の「アラセイトウ」は、
「ストック」のことです。

また、「花大根」の名前の方が
良く知られているかとも思います。
「花大根」と言っても、野菜ではありません。
花弁4枚の花が「大根の花」に似ているため、
この名前で呼ばれるようになりました。

ただし、アブラナ科ハナダイコン属に
別種があるので、和名の異物同名ということで、
この名前の使用を避けることもあるようです。

「諸葛菜」は中国の呼び名で、
三国志の諸葛亮(しょかつりょう)が
出陣の先々でこの種子をまいたことから、
そう呼ばれるようになったみたいです。

「平和の花」(ピースフラワー)は、
中国の南京ゆかりの花です。
日中戦争時の悲惨な経験を繰り返してはならない
という願いを込めて、
「平和の花」と呼ばれるようになったとのことです。

第二次大戦後、急速に日本全国に広がったようです。
寒さにも強く、こぼれ種でも育つので、
一度種まきすると、その後は手間いらずです。
放っておくと、簡単に半野生化します。

春のやわらかな光の中で、
群生している紫色のじゅうたんを、
きっと、あなたも目にしたことがあるでしょう。

(2007年4月5日 学名等追加)