今私が弾いている曲のひとつが、
ブラームスの「16のワルツ」第4番(Opus39-4)です。
この曲は、冒頭から「f」です。
そして、わずか1ページの楽譜の中には、
「f」が5箇所、「piu f」が1箇所、それに「rf」が2箇所
あります。
発想記号は「appassionato」ひとつだけです。
その他、松葉印での「crescendo」と「decrescendo」や
「cresc.」の表記、それにアクセント記号があります。
これらを指示通りに弾くと、それはもう凄まじいです。
若き日のブラームスの力強いエネルギーがほとばしり、
有り余るくらいに感じてしまいます。
「フォルテが続く曲は、聴くのがとても大変です。
そして、弾くのはもっと大変です。」
と先生はおっしゃって、「f」の解釈を一部意訳しました。
力強さを感じながらも、音量は落とすのです。
何という曲を選択してしまったのだろうと
思ったこともありました。
(「何という曲」=「難曲」・・・ナンチャッテ m(_ _)m)
ただ、フォルテ系の曲が苦手だった私が、
何の抵抗感もなく音を出せる曲ではあるんです。
ですから、きっと先生は、
私の選曲にもビックリだったでしょうし、
その後の取り組みにもビックリなさっていると思います。
そのような曲を、私はまだまだ弾ききれていません。
独特のリズムも、実は、まだ不十分であることがわかり、
装飾音風の速いトリルのような箇所も不安定で…。
下手に弾き込むと、手首に負担がかかりますしね。
でも、ここは、どうにか頑張るのみです!