アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

"左手のピアニスト" 館野泉さん

2006年06月16日 | ピアノ全般
今日も息子が学校をお休みしているため、
いつもと違う生活のリズムの中で、
いつもは見ないテレビ番組を見ていると・・
「左手のピアニスト 館野泉さん」 に出会いました。

館野泉さんについては、
いくつものテレビ番組で紹介されているようなので、
ご存じの方も多いと思います。

館野泉さんはピアニストで、お住まいはフィンランド。
2002年1月、コンサートの最中に脳溢血で倒れてしまいました。
そのまま右半身不随となり、そのため、
ピアニストの生命ともいうべき右手の自由を失いました。

失意の日々を送る父を、ずっと見ていらした
ヴァイオリニストでもある息子さん。
ある日、彼は父親に1冊の楽譜をプレゼントしました。
イギリスの作曲家ブリッジが書いた
左手のピアニストのための曲です。

その曲の美しさに、たちまち惹き込まれた館野泉さん。
たとえ手が一本でも、同じ音楽であることに変わりない
ということを実感なさったそうです。

その後、館野泉さんは、ご自分から
左手用のピアノ曲の作曲を依頼なさったりもして、
再びピアニストとして活躍を始められました。

ラヴェルの 「左手のためのピアノ協奏曲」 など、
今現在、世界には1,000を越える
左手のためのピアノ曲があるそうです。



息子の熱も、ようやく37度を下回るようになりました。
これで一段落でしょう。
部活の公式戦は、ちょっと危ういのですが、
修学旅行はギリギリセーフだと思います。

お見舞、ご心配、励まし・・・
とても心強く感じられました。
どうもありがとうございました。

チューベローズ

2006年06月16日 | 誕生花
   

<6月16日の誕生花>
  チューベローズ
   ・彼岸花(ひがんばな)科
   ・学名 : Polianthes tuberosa
         Polianthes = リュウゼツラン属
   ・原産地 : メキシコ、アメリカ中南部、アンデス山脈
   ・別名 : 月下香(げっかこう)

<花言葉>
  危険な楽しみ、危険な関係、危険な快楽

今日の誕生花のチューベローズは、
花色は乳白色です。
花は一重咲き、八重咲き、葉に斑の入る品種
などがあります。

江戸時代には 「オランダすいせん」 や 「ジャガタラすいせん」
と呼ばれていたようです。
花の形がスイセンに似ているからでしょう。
八重咲きの花は、バラのようにも見えます。

強い芳香を放ち、特に夜間に香りが強くなります。
花言葉を見ると、かなり魅惑的な植物のようです。

その昔、アステカの人々は、この香油を
チョコレートのフレーバーに使ったそうです。
私は、このお花の香りを知らないので、想像がつきません。
現代では使われていないのでしょうか?

チョコレートと言えばカカオです。
カカオの原産地はメキシコですから、
自然の恵みを上手に利用して、
食べる楽しみに花を添えていたのですね。

チョコレート。
日本では文明開化とともに新しく売り出された食品です。
その得体の知れない黒いモノの名前が
「貯古齢糖」または「千代古齢糖」でした。
長寿の秘薬とのふれこみだったとか。。。?