先日、古本屋さんで、
雑誌「音楽の友」を3冊購入しました。
図書館へ行けば読めそうな気もしましたが、
そこで出会ったのも何かのご縁、ということで。
(安価ということも、手が出た理由でしょう。。笑)
そのうちの1冊は、1997年5月号。
特集のひとつが「ブラームス・ワンダーランド」です。
当時、没後100年を迎えたブラームスについて、
その人物像にスポットをあてた記事が掲載されています。
ほぼ10年前の雑誌を初めて手に取り、見ていると、
まるでタイムマシンで10年近く前に行ったような、
そんな気持ちになりました。
いくつもの記事の中のひとつに、
ピアニスト、ヘルムート・ドイチュ氏の語りを、
ソプラノ歌手、鮫島有美子さんがまとめた文章が
3ページあります。
その文章の最後は、以下のように締めくくられています。
ワーグナーやR・シュトラウス、
あるいはマーラーといった他の作曲家たちには
熱狂的ファンがいると同時に大嫌いという人たちもいますが、
ブラームスはどの音楽家にも愛されていると思います。
少なくとも、私にはそうでないとは考えられません!
「好き」、「好きではない」、「嫌いではない」、「嫌い」。
それぞれ意味は異なりますね。
ピアノ演奏においては、
難しい割には、それだけの演奏効果が得られない、
という理由で、敢えてブラームス作品に臨まない人も、
少なからずいるでしょう。
でもだからといって、ブラームスが嫌い
という意味ではないと、私も思っています。
ブラームスって、一見とっつきにくそうなのですが、
こちらから歩み寄ると、その分だけ、
あちらからも近づいてきてくれるような、
少なくとも、私には、そんな風に感じられるのです。
古い雑誌のページをめくるたびに、
約10年分の「月日のにおい」が漂ってきます。
雑誌「音楽の友」を3冊購入しました。
図書館へ行けば読めそうな気もしましたが、
そこで出会ったのも何かのご縁、ということで。
(安価ということも、手が出た理由でしょう。。笑)
そのうちの1冊は、1997年5月号。
特集のひとつが「ブラームス・ワンダーランド」です。
当時、没後100年を迎えたブラームスについて、
その人物像にスポットをあてた記事が掲載されています。
ほぼ10年前の雑誌を初めて手に取り、見ていると、
まるでタイムマシンで10年近く前に行ったような、
そんな気持ちになりました。
いくつもの記事の中のひとつに、
ピアニスト、ヘルムート・ドイチュ氏の語りを、
ソプラノ歌手、鮫島有美子さんがまとめた文章が
3ページあります。
その文章の最後は、以下のように締めくくられています。
ワーグナーやR・シュトラウス、
あるいはマーラーといった他の作曲家たちには
熱狂的ファンがいると同時に大嫌いという人たちもいますが、
ブラームスはどの音楽家にも愛されていると思います。
少なくとも、私にはそうでないとは考えられません!
「好き」、「好きではない」、「嫌いではない」、「嫌い」。
それぞれ意味は異なりますね。
ピアノ演奏においては、
難しい割には、それだけの演奏効果が得られない、
という理由で、敢えてブラームス作品に臨まない人も、
少なからずいるでしょう。
でもだからといって、ブラームスが嫌い
という意味ではないと、私も思っています。
ブラームスって、一見とっつきにくそうなのですが、
こちらから歩み寄ると、その分だけ、
あちらからも近づいてきてくれるような、
少なくとも、私には、そんな風に感じられるのです。
古い雑誌のページをめくるたびに、
約10年分の「月日のにおい」が漂ってきます。