アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

高 尾

2008年09月03日 | 誕生果
陽射しは、夏の名残り。

風は、サラリと爽やか。

日が暮れて、夜になると、

虫たちの合唱が始まる。

秋の夜長のはじまり。


■9月3日の誕生果

   高尾 (たかお)
     実力派、希望

 ・英名 : Takao
 ・和名 : タカオ
 ・分類 : ブドウ科、 ブドウ属
 ・原産地 : 日本


高尾。
東京で生まれた、種なしの黒ブドウ。

昭和46(1971)年。
東京都立川市にある、東京都農業試験場が
巨峰の実生から育成して、つくりあげたブドウ。

高尾山のふもとで出来たブドウなので、
「高尾」と名付けられました。

品種登録は、昭和50(1975)年。

果皮は黒紫色で、大粒。
味は、濃厚でコクがあります。

黒ブドウは、ブドウの糖分が表面に出て固まると、
白い粉のようになります。

この粉のようなものを、ブルームと言います。

ブルームのつき具合は、
美味しさのバロメータなのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■9月3日の誕生色 : ホーリーグリーン
■9月3日の誕生花 : ヒョウタン、他

常磐色

2008年09月03日 | 色いろいろ
光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
  ・色相: 単色光の波長に相当するもの
  ・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
  ・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。


きょうは、この色・・・ 

常磐色 (ときわいろ) です。

常磐色は、松や杉などの常緑樹の、
老木の深い緑色。

常緑樹の老木は、何十年も、何百年も、
ずっと、緑色を保っています。

そこから、永遠不滅の象徴となったり、
神聖視されたりしています。

日本のように四季のある地域には、
季節の移ろいがあります。

若葉や柳の色から、若竹色、青竹色、老竹色、老緑、
などなど、季節や年月による変化のそれぞれにも、
先人たちは色の名前をつけてきました。

そのような変化があるからこそ、
いつまでも変わらない緑色が、
特別なものであることを感じられるのですね。

世の中が変化して、自分自身も変化していく中で、
いつまでも変わらずに・・・

ずっと同じでありたい。
ずっと同じであって欲しい。

そんな何かが、あなたの心にあるならば、それが、
あなただけの大切な「常磐」なのかもしれません。