アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

二十世紀

2008年09月17日 | 誕生果
午後5時16分 撮影

 
私が子どもの頃は、「21世紀」という言葉が、
たくさん使われていたように思います。

21世紀というと、すべてが、とても進化していて、
私たちの暮らしが、すごく便利になっていて、
ロボットがたくさんいて、楽しくて、快適で・・・。

そのように、未来の世界をイメージして
あれこれと思い描いていたものでした。

20世紀から21世紀へと移り変わる頃。

2000年のミレニアムや、実際に21世紀になった2001年は、
その年というだけで、ウキウキと特別な気分でした。

そして、21世紀。

紙から電子へと、様々なモノの形態が変わり、
家庭におけるコンピュータも普及し、
携帯電話も、より多くの人が持つようになり、
テレビも、あと3年足らずで、全部が地デジになり、
エトセトラ、エトセトラ。

20世紀の頃の想像を超えた世界に、
なってきているのかもしれません。

次の「22世紀」という言葉にも、
希望が持てますように。。。


■9月17日の誕生果

   二十世紀 (にじゅっせいき)
     誠実な生涯

 ・英名 : Nashi, Japanese pear
 ・和名 : ニジュッセイキ、ニジュウセイキ
 ・分類 : バラ科、 ナシ属
 ・原産地 : 日本


二十世紀。
二十世紀梨のはじまりは、ゴミ捨て場。

1888(明治21)年。当時13歳の少年だった
千葉県松戸市に住む松戸覚之助氏が、
親類のゴミ捨て場に、小さな梨の樹があるのを発見。

父親が経営する梨園に移植して、育てたところ、
10年目の1898(明治31)年に、結実。

今までにないような、甘くて多汁で、口当たりの良い梨。
その上、外見も美しい。

その果実を見て、渡瀬寅次郎氏が、
「二十世紀梨」と命名したのだそうです。

典型的な青梨。

肉質が良く、甘くて酸味もあり、多汁。
また、日持ちも良い、嬉しい梨です。

千葉県で発見され、育てられた二十世紀梨ですが、
現在、日本一の産地は鳥取県。

鳥取県は、二十世紀梨を栽培するにあたり、
恵まれた土壌であることに加え、県をあげての努力も、
二十世紀梨と一緒に結実したのでしょうね。

鳥取県に二十世紀梨が導入されてから、
今年で104年目です。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■9月17日の誕生色 : 浅葱鼠
■9月17日の誕生花 : フウセンカズラ、他