アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

甲斐路

2008年09月04日 | 誕生果
コーヒーメーカーのサーバーを
ミキサーカップにぶつけてヒビを入れてしまったのは、
6月中旬 のこと。

それ以来ずっと、自分の手で、ドリッパーで、
コーヒーを入れている。

不自由さは、感じていない。
面倒だとも、思わない。

食事のときであっても、お茶のときであっても、
コーヒーを入れる動作が、
一連の流れの中にしっくりと収まっている。

お湯を沸かしながら、コーヒー豆を挽く。

ポットにドリッパーをのせ、フィルターをセットして、
挽きたてのコーヒーを入れる。

お湯を注ぎ始めると、
ふんわり広がるコーヒーの香り。

ほんのわずかな時間なのに、
とってもリッチな気分。


■9月4日の誕生果

   甲斐路 (かいじ)
     繊細、率直

 ・英名 : Kaiji
 ・和名 : カイジ
 ・分類 : ブドウ科、 ブドウ属
 ・原産地 : 日本


甲斐路。
甲斐の国で生まれた「赤いマスカット」。

ネオマスカットに、赤ブドウのフレームトーケーを
交配してできた実生群中から、研究を重ねて、
選抜・育成をした結果生まれたのが、この甲斐路。

甲府在住の植原正蔵(うえはらせいぞう)氏が、
戦前から手がけて完成させた「赤いマスカット」です。

昭和52(1977)年に、甲斐路 と命名され、
名称登録もされました。

果粒は、優美で明るい鮮紅色。
果皮は、強靭で裂果しにくいこともあり、
日持ち性と輸送性はとても優秀。

果肉は、しまっており、
果皮と果肉は分離しません。

上品なマスカット香が少しあり、
とても甘く、独特のコクもあります。

成熟期は、9月中旬頃から10月上旬頃。
生産地は、もちろん甲斐の国。

植原正蔵氏は、植原葡萄研究所 を設立しています。
現在は、植原正蔵氏のご長男である宣紘氏が代表取締役。

これからも、時代や人々のニーズに即した、
日本生まれの美味しいブドウが期待できそうですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■9月4日の誕生色 : ビリジャン
■9月4日の誕生花 : ダイコンソウ、他