アンダンテ ~私の歩幅で~

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蓬莱柿

2008年09月11日 | 誕生果
きょう9月11日は 公衆電話の日 です。

1900(明治33)年に、日本初の自動公衆電話が、
東京の新橋と上野駅前、それと熊本市内に
設置されたことに由来しているのですね。

当時は、まず交換手を呼び出して、それから
お金を入れて、相手先に繋いでもらったらしい。
「自動電話」と呼ばれていたそうです。

1925(大正14)年に、ダイヤル式で、
交換手を必要としない電話が、登場しました。
それから、「公衆電話」と呼ばれるようになったとか。

その後、公衆電話は増える一方。
街中に電話ボックスのある風景も素敵だったり。

赤やピンクのダイヤル式と、
グリーンやグレーのプッシュホン式と。

カード式公衆電話が、とても画期的で、
特別なオリジナル・テレホンカードが嬉しくて。

利用客の多い駅周辺などには、
かなりの数の公衆電話がズラリと設置されて、
さらに順番待ちの行列ができるくらいのこともありました。

近年は、携帯電話等の普及により、
設置されている公衆電話の数が、
かなり少なくなりました。

時代の流れの速さを感じるとともに、
ちょっぴり寂しいような気もします。


■9月11日の誕生果

   蓬莱柿 (ほうらいし)
     素直

 ・和名 : ホウライシ
 ・分類 : クワ科、 イチジク属、 落葉低木
 ・原産地 : アラビア半島南部から小アジア


蓬莱柿。
イチジクとしては、初めて渡来した品種。

寛永年間(1624~1644)。
ポルトガル人によって、日本に伝えられました。

果実は、内側に多数の白い小花が密生した花托(かたく)が
つぼ状に肥大発育してできたもの。

外からは、花が見えないまま、果実が発育するため、
「無花果」という文字があてがわれました。

果実には、カリウムやカルシウム等のミネラルと、
ビタミンEなどが含まれています。

生食のほか、ジャムや乾果での利用も多いです。
欧米では、乾果の利用がかなり多いらしい。

欧米のドライイチジクは、まるで日本の乾物と
同じような扱いもされるようですね。

保存が利くのと、水戻しも可能で、
お手軽なデザートにもなるため。

イチジクには、夏果と秋果があり、
秋果は、8~10月頃、熟します。

もしも、身近にイチジクの木があったなら、
見上げてみてくださいな。

食べ頃のイチジクの実が、なっているかもしれません。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■9月11日の誕生色 : ブループリュス
■9月11日の誕生花 : ブドウ、他