アンダンテ ~私の歩幅で~

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グリーン・ジルコン

2009年05月03日 | 誕生石
きょう5月3日は 憲法記念日 です。

「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」国民の祝日
とされています。

憲法記念日を、あなたは、お祝いしますか?

わが家は、何もしません。
ゴールデンウィークという“まとまり”で見てしまったり、
憲法を日常的に考える機会も少ないかなぁ……。

1945年(昭和20年)8月15日をもって
日本における第二次世界大戦が終結。

その後、整えられた憲法は、
1947年5月3日に日本国憲法として施行されました。

さらに、1948年に、「公布・施行の祝日法」により、
憲法記念日 として制定されたのです。

以前は、各家庭レベルで、
日の丸の旗を掲げてお祝いしていたようです。

現代の東京界隈で、そのような光景を目にすることは、
ほとんどなくなったように見受けられます。

また現代は、
暦が休日でも、お仕事なさっている方も多いですよね。

ここはシンプルに。
どなたにとっても、素敵な1日でありますように。


■5月3日の誕生石

   グリーン・ジルコン (Green Zircon)
     平和の願い

 ・英 名Green Zircon
 ・和 名風信子石(ジルコン)
 ・モース硬度6.5 - 7.5
 ・産 地ブラジルなど

グリーンジルコン。
透明感のある緑色をした、金属ジルコニウムの珪酸塩の結晶。

ジルコンは、主に火成岩や一部の変成岩中に生成します。

よく知られている無色のジルコンは、
屈折率が高くキラキラ輝くため、
ダイヤモンドと間違われることも。

そして、何らかの不純物が含まれると、
緑色のジルコンになります。


ジルコンの和名は「風信子石」。
“風信子”を見て「あら!」と思った方。
そう。“風信子”はヒヤシンスの和名です。

ヒヤシンス という名前は、ギリシア神話に出てくる美少年
ヒアキントス(ヒュアキントス)に由来します。

では、なぜ、
ジルコンの和名が「風信子石」と呼ばれるのでしょうか?

それは、古代ギリシャにまで、さかのぼります。

ジルコンのまばゆいばかりの輝きが、
“理想の青年像”といわれるアポロンを連想させ、
さらに、アポロンに愛されたヒアキントスにちなんだのだと
いわれています。


「ジルコン」という名前の由来は・・・

ペルシャ語で“金”を意味する "zar" と、
“色”を意味する "gon" から、というのと、
アラビア語で“朱”を意味する zarguin から、らしい。

ただ、どちらも同じ語源で、
ジルコンの結晶そのものの色を、
表現した言葉のようですね。


透き通った緑色の石をながめていると、
自分の中の毒素が分解されて消えていくような気がします。


★パワーストーン効果★
透明感のある緑色には、精神を癒す効果があります。
持ち主や周囲の人々の心を平穏にし、
内面的な美しさや柔らかさを引き出します。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■5月3日の誕生花 : タンポポ、他
■5月3日の誕生色 : ティールグリーン
■5月3日の誕生果 : ジャックフルーツ