アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ショール・トルマリン

2009年07月10日 | 誕生石
私の目の前にある英和辞典。
よれよれ・・・です。

買ったのは
高校時代だったか、大学生になってからだったか、
忘れてしまいましたが。。。(^^;

ハイ、まだ持っています。(^_^)

とりあえずの意味が知りたい時は
電子辞書で十分なのですが、
やっぱり紙が好き。


"black" を引いてみましょうか。

おぉ、単語の意味はいくつもありますが、
それ以上に、ブラックなんたら~という、
英語独特の言い方がたくさんあるんですね~!


今回の発見!
それは、"black beetle"
何のことだと思いますか?

なんとなく、想像がついたりして。
今頃から初秋の頃までが、一番のシーズンだと思います。
よく知られている単語は "cockroach" です。

はい、正解!
「ゴキブリ」です。

英語圏の人の目から見ても、やっぱり似ているんですね~。
(カブトムシ大好きさんからは、クレームがきそう。。)


興味深かったのは "black coat" かな。
主にイギリスで「教員、公務員、会社勤めの人」のこと。
アメリカでは white -collar worker" です。

日本では、「ホワイトカラー」の方が馴染みがありますね。
現代のイギリスで、 "black coat" と呼んでいるかどうか、
ギモンですが。

歴史や気候風土など、いろいろな要素がありますが、
アメリカでは意識的に「ホワイト」を使うようになったのかな、
・・・なんて考えてみたり。


私の英和辞典に
"black tourmaline" (ブラック・トルマリン)は、
ありませんでした。


■7月10日の誕生石

   ショール・トルマリン (Schorl Tourmaline)
     健康

 ・英 名Schorl Tourmaline
 ・和 名鉄電気石(てつでんきせき)
 ・モース硬度7 - 7.5
 ・産 地ブラジル、アフリカなど

ショール・トルマリン。
ブラック・トルマリン とも呼ばれている、
鉄分を含む漆黒の不透明な石。

「ショール」だけで「鉄電気石」を意味していますが、
トルマリンの仲間であることを明確にするため、
「ショール・トルマリン」と呼んでいるところもありそうです。

トルマリンは、和名の「電気石」が表しているように、
電気を帯びる鉱物です。

この鉱物の結晶は、上端と下端とでは、違う極を持ちます。
加熱(加圧)すると、それぞれ「+」と「-」に帯電します。
(何もしなければ、電気は帯びない?)

英国のヴィクトリア朝時代(特に19世紀後半)には、
喪服用の宝石として広く使われていたそうです。

トルマリンの中では一番多く産出されることもあり、
現代では、健康グッズにも取り入れられています。

トルマリンには、さまざまな色があります。
その中でも、黒いトルマリンがショール。

黒は、すべての色を含んでいると考えると、
あらゆる可能性を秘めた石なのかもしれません。


★パワーストーン効果★
邪悪なものから身を守ってくれます。
肉体と精神と感情のバランスを整えて、美容にも効果あり。
良いエネルギーを引き寄せる突破口をつくってくれます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)

    
■7月10日の誕生花 : フウリンソウ、他
■7月10日の誕生色 : ペールパステルブルー
■7月10日の誕生果 : 夕張メロン

ブラック・黒

2009年07月10日 | 色いろいろ
光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
  ・色相: 単色光の波長に相当するもの
  ・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
  ・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。


きょうは、この色・・・ 

ブラック (black) (くろ) です。

黒と一口に言っても、
いろいろな黒があるなぁって思うこと、ありませんか?

たとえば、衣類。
黒と黒を合わせてみたら・・・・・あら?何か違う?
そんな風に感じたこと、ありませんか?

繊維の場合、黒という色を出すためには、
赤をどんどん濃くしていくか、
青をどんどん濃くしていくか、のどちらかだからです。

ですから、赤系の黒と、青系の黒を合わせると、
違いが見えるのですね。

それ以外にも、
繊維の質感によって、色の見え方は変わってきますね。

どの色もだと思いますが、
完全な「黒」というのは、ありません。

色には“幅”があると思うのです。
黒も、例外ではありません。


漢字の黒という字は、
「煙出し(煙突)」と「炎」とが、一緒になった文字。

火の上の煙突に、
煤(すす)が点々とついた状態を表しています。

また、別の説で、黒は、
「田」と「土」と「火」が、一緒になった文字。

焼き畑を行った後の土が黒くなることから、
その状態を表しているとも。


黒は、表意文字なんですね。

「黒」を「くろ」と読むことについても、
「暗い」が転じたものだとか。


日本語だけでなく、英語の「ブラック」も、
もともとは「煤で黒くなった」という意味だとか。

ほかの言語でも、黒を表す言葉には、
「燃える」という意味が含まれているらしいです。

人類が火を使うようになって、
物を燃やしたり、焼いたりするようになりました。

火だけでなく、そこから発生した煤も、
人類の生活に文化をもたらしたようです。

また火は、闇夜に明かりを灯すようにもなりました。

火は、人類に、
黒という色の概念をもたらしたようにも思えます。


すべての光を吸収することにより、黒く見えることから、
黒にはすべての色が含まれている、という考え方もあります。

また黒は、すべての色の引き立て役でもあるんです。
黒に囲まれた色や、黒と接している色は、
よりくっきりと鮮やかに、美しく見えますよね。

これは、光のなせる技でしょう。


黒は、一見単純で、とても身近で、神秘的な色。

梅雨明け前

2009年07月10日 | 季節の風景
2009年7月10日 午前7時49分 撮影


何となく晴れ。
風が少しあるので、雲は流れるかな?

ここ数日、東京地方は、
かなり蒸し暑くなっています。

ちょっと動いただけで、汗だくだく。
本格的な夏まで、もう少しですね~。

梅雨明けしたら、
お気に入りワンピの出番です♪

素敵な夏に、なりますように。。☆



2009年7月10日 午後7時8分 撮影