アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

7月の誕生石 索引

2009年07月31日 | 誕生石
石の名前をクリックすると
その石のブログ記事が表示されます

 7月
1日 アクアマリン
2日 バリサイト
3日 ロック・クリスタル
4日 スター・ダイオプサイド
5日 プラチナ
6日 オブシディアン
7日 スター・ローズ・クォーツ
8日 ミルキーオパール
9日 スギライト
10日 ショール・トルマリン
11日 半円真珠
12日 レッド・ベリル
13日 クリソベリル
14日 スリーカラー・フローライト
15日 仏像真珠
16日 アズライト
17日 砂 金
18日 レインボー・ムーンストーン
19日 セレナイト
20日 アクアマリン・キャッツアイ
21日 モス・アゲート
22日 乙女水晶
23日 ウォーターメロン・トルマリン
24日 グリーン・トパーズ
25日 シェル
26日 枝珊瑚
27日 メレダイヤモンド
28日 ルビー・スピネル
29日 ブラックオパール
30日 ヘリオドール
31日 レッド・ジルコン

レッド・ジルコン

2009年07月31日 | 誕生石
夏になると、私の実家の庭には、
黄色いカンナと、ヒマワリが咲いていました。

小学生の頃、小柄だった私にとっては、
実際以上に大きく見えて、ものすごい存在感。

青や紫のアサガオも咲いていたのに、
狭い庭一面が、黄色一色のイメージ。


ある日、近所の友だちの家へ遊びに行くと、
そこには、真っ赤なカンナが咲いていました。

とても衝撃的でした。
それ以来、私の赤い色の基準が、
そのカンナの花になってしまったくらい。

明るさのある、しっかりとした、赤い色。
目も、心も、釘付けです。


■7月31日の誕生石

   レッド・ジルコン (Red Zircon)
     平安

 ・英 名Red Zircon
 ・和 名風信子石((ふうしんしせき)
 ・モース硬度6.5 - 7.5
 ・産 地ブラジル、ミャンマー、スリランカなど

レッド・ジルコン。
鮮烈で深い赤い色をしたジルコン。

ジルコン、特に赤褐色のジルコンを、古代ギリシャ人が
「ヒヤシンス」または「ヒュアキントス」と呼んでいました。

  花のヒヤシンスは、
  ヒュアキントスが流した血の跡に咲いた花、
  といわれています。  

そのことから、和名も、花のヒヤシンスと同じ「風信子」で、
石なので、風信子石と呼ばれるようになりました。


キュービック・ジルコニアと混同されがちですが、
列記とした別物。
何といっても、ジルコンは、天然石です。

レッド・ジルコンの魅力は、
なんといっても、その色と質感でしょう。

赤い色は、不思議……。


ジルコンという名前の由来については、
グリーン・ジルコン を、ご覧くださいね。


★パワーストーン効果★
身につけていると、人を引きつけるパワーが強まります。
自分のアイディアや企画を、うまくアピールできるでしょう。
適切な思考のプロセスから、平安に落ち着くことができます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■7月31日の誕生花 : カボチャ、他
■7月31日の誕生色 : プルシャンブルー
■7月31日の誕生果 : 貴 陽

土用の丑の日って?

2009年07月31日 | ことば
きょう7月31日は 土用の丑の日 です。

「え? 7月19日も土用の丑の日だったけど?」
と思いますよね。

そのとおりで、本日は 二の丑
7月の土用中に、2回「丑の日」があるのは、
かなり希なこと。(前回は、300年以上前とか!?)

それにしても・・・

  1. 土用 ってナニ?
   (土曜じゃないし……)

  2. 丑の日 ってナニ?
   (牛じゃないし……)

  3. どうして、うなぎを食べるの?
   (マグロのお刺身じゃないし……)

と、わからないコトだらけです。(私には。。)


まずは、1つめのギモン、土用。

古代中国に端を発する「五行説」というのがあります。

これによると、万物は5種類の元素、つまり
   木、火、土、金、水
からなるのだそうです。

この5種類の元素を季節に当てはめると・・・

  ・木は、木々がぐんぐん育つ「春」
  ・火は、灼熱の太陽が照りつける「夏」
  ・金は、実りと収穫の「秋」
  ・水は、胎内と霊性の中で“その時”を待つ「冬」

  ・土は、万物を育成し保護する「季節の変わり目」
      (すべての季節に共通)

で、各季節とも、
最後の19日間が「土用」と呼ばれるのだとか。
今年の土用は、7月19日から8月6日まで。

ということは・・・
もともとは季節ごとに「土用」があるハズで、
現在も残っているのが、夏の土用だけ?

節分に、ちょっと似ているかも……。


2つめのギモン、丑の日。

「丑」は、十二支、
   子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
に登場する「ウシ」です。

かつて日本では、時刻や日にちにも、
十二支を取り入れていました。

日にちは順番に、「子の日」「丑の日」・・・と。
また、時刻の「丑三つ時」は、今でも使われていますね?

今年は、土用の入りが7月19日で「丑の日」でした。
翌7月20日は「寅の日」、さらに7月21日は「卯の日」……
で、7月31日に再び「丑の日」が巡ってきたわけです。

たいていは、土用の丑の日が、
7月に1回、8月に1回なので、
もっと離れているように感じてしまいます。(@私)


そして3つめのギモン、うなぎを食べる理由。

土用の日にうなぎを食べるようになったのは、江戸時代。

経緯については、いくつかの説があるようです。
その中で、よく取り上げられているのが
蘭学者平賀源内 さんでしょう。

知り合いのうなぎ屋さんから、
「夏は、うなぎの売れ行きが悪くて、商売が厳しい・・」
と、相談を受けた源内さん。

考えた源内さんは、
  「本日、土用丑の日」
と書いて店先に貼ってみたところ、大当たり~。

庶民は「偉い源内さんが言うことだ。間違いない!」
と思ったのでしょう。

「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」
という民間伝承とピタリと一致したことも、
庶民のハートを射止めるのに十分だったことでしょう。

それを見た、ほかのうなぎ屋さんたちも真似したことから、
「土用の丑の日にはうなぎを食べよう」
という風習が、庶民の間に定着したのです。


土用の丑の日は、
みんな揃って贅沢できる、うれしい日
でもありますね。(^_-)☆