アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

アンモライト

2010年01月07日 | 誕生石
思い出は、鮮明な過去の記憶。

自分の胸の中に、そっとしまっておきたかったり。
誰かに話してみたかったり。


いつ取り出しても、きらきら輝いているような、
そんな思い出は、ありますか?


■1月7日の誕生石

   アンモライト (ammolite)
     幸せな未来

 ・英 名ammolite
 ・和 名菊石(きくいし)
 ・モース硬度4 - 5.5
 ・産 地カナダ

アンモライト。
虹色の光沢を持つアンモナイトの化石。

カナダ・アルバータ州で発見されたアンモナイトの中に、
虹色に輝くキレイな石がありました。

放っておけるはずが、ありません。

1981年、世界宝石連盟により、
アンモライトは、宝石として公式に認定されました。

アンモライトは非鉱物で、
琥珀や真珠と同じく、生物起源の宝石です。


アンモライトになっているのは、
古代デボン紀から白亜紀後期に生息していたと思われる
プラセンチケラスと呼ばれるアンモナイト。

プラセンチケラスは、
イカやタコに近い生物らしい。

白亜紀の頃。
カナダ・アルバータ州付近は海の底。

長い年月ゆえなのでしょうか。
アンモライトには、多くの鉱物が含まれているとか。

やや軟らかいので、取り扱いには注意が必要です。

アンモライトは、宝石としてだけでなく、
地質学的にも、生物学的にも、とても貴重に思えます。


1億年前後の時間をも閉じこめているアンモライト。
その輝きは、何億光年という宇宙からの光と、
通じるものがあるのかもしれません。


★パワーストーン効果★
すべての色を含んでいるアンモライトは、持ち主に
あらゆる幸運をもたらしてくれます。
過去からの光は、未来へと進んでいきます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■1月7日の誕生花 : チューリップ (白)、他
■1月7日の誕生色 : 漆 黒
■1月7日の誕生果 : とよのか

七草の節句

2010年01月07日 | 季節の風景
2010年1月7日 午前9時7分 撮影


きょう1月7日は 七草の節句 ですね。

ごちそうやお酒をいただく機会の多い年末年始。
お疲れ気味で野菜不足の胃腸に、
七草粥(ななくさがゆ)で、ひと休み、でしょうか。

七草粥を食べると、
厄よけや長寿富貴を得られるとされていますね。


この風習のはじまりは、平安時代で、
一般に浸透し定着したのは、江戸時代といわれています。

もともとは五節句のひとつで、
中国由来の 人日の節句 (じんじつのせっく)とか。

   ※五節句
    ・1月7日  人日(じんじつ)
    ・3月3日  上巳(じょうし)
    ・5月5日  端午(たんご)
    ・7月7日  七夕(しちせき)
    ・9月9日  重陽(ちょうよう)


古来中国では、正月(1月)の・・・

 ・1日 = 鶏の日
 ・2日 = 狗の日
 ・3日 = 猪の日
 ・4日 = 羊の日
 ・5日 = 牛の日
 ・6日 = 馬の日

としており、その動物を殺さないようにしていたそうです。
(例.1日には、鶏を殺さない)

そして、1月7日は「人の日」。
この日は、犯罪者に対する刑罰をおこなわなかったらしい。

また1月7日には、
7種類の野菜を入れた羮(あつもの)を食べる習慣があります。

   ※羮(あつもの)
    熱い物の意。
    野菜や魚肉などを入れて作った熱い吸い物など。

この羮を食べる習慣が日本に伝わり、七草粥になったとか。


ところが、日本にも、
現代の七草粥に近いものがあったようです。

時は、奈良時代。
日付は1月15日。
調理に使われたのは、穀類ばかり。

昔は、1月15日までがお正月だったので、
1月15日は、理解できます。


こうして、いろいろ見ていると、
地域や時代が異なり、風習が異なっていても、
どれもが、お正月から平常へ、節目の行事ですよね。


わが家では、息子が明日から学校なので、
冬休みモードから、平常モードへ、
ようやくギアチェンジです!