アンダンテ ~私の歩幅で~

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ヘマタイト原石

2010年01月11日 | 誕生石
きょう1月11日は 鏡開き(かがみびらき)。

お正月、年神様にお供えした鏡餅を、
お雑煮やお汁粉にして食べて、一家の円満を願う
という行事。

もともとは、武家社会の風習でした。

そのため、切腹を連想する刃物は使わずに、
木づちや手で、鏡餅を、割ったり砕いたりするのですね。

「割り」や「鏡切り」という言葉を使わずに、
「開き」というのも、縁起を担いだ言い方です。

でも最近、市販の大きめの鏡餅は、
鏡餅の形をしたハリボテの中に、
普通の四角いお餅が入っているタイプが多くなりました。

このタイプだと、
文字通り、鏡餅の底を開くだけ!?

もしも、お餅を木づちで砕いたなら、
白いお餅の粉やかけらが、多少は飛び散りそうです。


石を切断すると、
真っ赤な粉が飛び散るのは・・・


■1月11日の誕生石

   ヘマタイト原石 (hematite)
     自己認識、満足

 ・英 名hematite
 ・和 名赤鉄鉱(せきてっこう)
 ・モース硬度5 - 6
 ・産 地アメリカ合衆国、カナダなど

ヘマタイト原石。
鉄鉱石の中で、一番重要な鉱物。

ヘマタイトは、酸化鉄の結晶体で、
色は、赤褐色から、赤が濃くなった灰色や黒など。
不透明で、金属光沢があります。

ヘマタイトが多く含まれた土壌は、赤土になります。

鉄の原料として、また赤色の顔料として、
古くから用いられてきました。

酸化鉄の結晶体で、私たち日本人が思い浮かべやすいものは、
錆びた鉄釘、でしょうか。

鉄釘の錆びは、ちょっとくすんだ赤い色ですが、
ヘマタイトは、もっと鮮やかな赤になるようです。

ヘマタイトを切断したり研磨すると、真っ赤な粉が出ることから、
ギリシア語で「血」を意味する haima から名付けられました。

ちなみに、「ヘモグロビン」も、同じ語源です。


原石というと、
本来の姿がよくわからないモノが多そうですが……。

でも、ヘマタイトの原石は、ちょっと違うみたいです。
原石そのものも、おもしろい形だったりするのだとか。


ヘマタイトは、内部に熱い血潮が流れているような、
そんなエネルギーがいっぱいの石なのかもしれませんね。


★パワーストーン効果★
古代から出征時のお守りとされてきており、
勝利をつかむための「ここ一番!」という時、頼りになる石。
生命力がみなぎり、自信と勇気を持つことができそうです。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■1月11日の誕生花 : カーネーション (ピンク)、他
■1月11日の誕生色 : ミストグリーン
■1月11日の誕生果 : 章 姫

行きたいコンサート

2010年01月11日 | コンサート
いろいろなコンサート情報を見ていて。
現在、私が白羽の矢を立てているのが・・・

  ♪ 舘野 泉さん
     ピアノコンサート

  ♪ 仲道 郁代さん
     ピアノ・リサイタル

舘野 泉さんのプログラムの曲目には
  ・スクリャービンの「前奏曲と夜想曲」
  ・三手連弾で「四つの小さな夢の歌」(吉松隆)
などがあります。

仲道 郁代さんのプログラムは、ショパンとシューマンで、
  ・ショパンのエチュード数曲
  ・シューマン「謝肉祭」


どちらも土曜日の昼間なので、足取りも軽く~。
さあ、どうしようかな?