何年くらい前からでしょうか・・・昼間に鳴くはずのセミが、夜中でも鳴いています。昨夜も夕食後、急に窓の外でジジジィーーーと始まりました。
「あっ、また夜中に鳴いてる」と思ってテレビを消し、しばし鳴き声に聞き入りました(←物好き)
夜でも街灯や深夜営業の明るさなどで、昼間とカン違いして鳴くことがあるそうです。
夜の気温が25度以上とか気温も関係してくるようですが。
そういえば、ウチの隣は小さめのマンションで、植え込みにいくつものライトがあって、そこだけ結構明るい。
昔の人はもっと早寝で夜は暗くて、夜は静かだったものねぇ~・・・セミだって昼間とカン違いしちゃうよね
みんなうるさがるけど、私はセミの鳴き声はきらいではありません。
特にミンミンゼミのミーンミンミンミィーーのリズムとかクマゼミのシュワシュワ(ショワショワ?)とか、ツクツクボウシの鳴き声にいたっては芸術性すら感じる。
何より何年も土の中で過ごしてやっとこさ外に出てきたと思ったら、1~2週間くらいしか生きられないんだもの。鳴かしてあげましょう。
鳴くのは男子だけ。女子への自分アピールなんです。それもチャンスは1~2週間しかない!
ちなみに土の中での幼虫期間はセミの種類にもよるだろうけど、土の温度も関係してくるらしい。土が温かいと比較的早く成長してしまうんだって。だいたい3年~7年くらいだそうです。
だけどもっとすごいのがいる!
昔、「たけしの万物創世記」という番組で見た「17年ゼミ」という、アメリカ東部で17年に1度、大発生するセミ。
その数、数十億「素数ゼミ」といって13年ゼミもいるらしいが、それにしてもキッチリ17年・13年で出てくるんだからスゴイ
なぜ17年なのか、いくつか説はあるけど、、、
天敵の鳥類に食べ尽くされるのを防ぐため。ところがセミを食べた鳥類も大繁殖するわけで、でも鳥類にも寿命があるからセミ情報は次世代へ受け継ぐ。そこで鳥の「ココに来ればセミがたくさんいる・ごはんに困らない」という遺伝情報の限界が17年なのだそう。17年ゼミはちゃんとその周期に合わせて次の世代が出ていくのだ。いつもながら生物の知恵には感心させられる。
・・・と番組では伝えていたが、もう十年くらい前なので、現在は新しい説があるかもしれません。さっき新聞見たら今夜「ダーウィンが来た!」でとりあげるみたいなので、興味を持った方は見てみて下さい~