再開発に伴い2024年12月29日で閉館(一時休館)する学士会館。
2022年1月と2024年2月の画像をアップしておきたいと思います。
※天候が微妙に違うので画像の色合いが異なります
2017年頃にも撮影したけどひどい写真でした今回の画像も全然満足はしていないけど。。
近代建築とかキレイな建物って撮るの難しいな~といつも思います。
思えば20代、本郷在住の頃父の仕事の手伝いの外回りでたまに通りかかり、見上げるだけの建物でした。
スマホはもちろんデジカメもない時代、そもそもカメラ持ち歩いてないし・・
学士会館のサイトからその歴史を抜粋しました。
天災と人災、時代に振り回されたことがわかります
学士会館は1913(大正2年)1月に西洋風の木造2階建ての施設を創建しましたが神田三崎町で起きた大火により焼失。
復興に向けて1913年(大正12年)9月1日、基礎工事を開始する予定でしたが、奇しくもその日、関東大震災に襲われて計画は延期。
その後焼失と再建を繰り返し、ついに1928(昭和3年)現在の学士会館が建設されました。
昭和11年の2・26事件の際には、第14師団東京警備隊司令部が置かれ、
昭和16年に太平洋戦争が勃発すると、翌年以降、会館屋上に高射機関銃陣地が設けられました。
昭和20年には、会館の一部が空襲の被害を受ける一方、館内のいくつかの部屋を日本軍に提供することになりました。そして終戦後の同年9月、連合国軍総司令部(GHQ)に接収されて閉館。
高級将校の宿舎や将校倶楽部として使用されていましたが、昭和31年7月に返還されました。
宿泊、レストラン、会議室、結婚式場などを完備する学士会館は、
学士会会員のための倶楽部施設ですが、現在では一部施設を除いて一般利用が可能となっていました。
※既に一部閉店、予約で埋まっています。
学士会館は関東大震災後に建築された震災復興建築ということです。
4階建ての旧館は1926(大正15年)年6月に着工、1928(昭和3年)年5月に開業。
当時では極めて珍しい耐震・耐火の鉄骨鉄筋コンクリート造り。
旧館設計者は帝国ホテル東京(新本館)や日本橋の高島屋百貨店、前田侯爵邸などを手掛けた高橋貞太郎氏。
旧館を尊重するかのように一歩後退して建つ5階建ての新館は、1937(昭和12年)9月に増築開業。
設計者は藤村朗氏。
画像右側が高橋貞太郎設計の旧館。
左側が新館。
これ唯一、新館側からの外観全体なのにひどい画像・・
旧館は曳家保存し、耐震工事も行った上で将来に向けて保存・活用していく計画だそうです。
残念ながら新館は解体されるとか。
旧館は竣工当時流行したスクラッチタイル。
東大や多くの歴史的建造物に使われ、街中の小規模な古いビルにも見受けられます。
ここから内観です。
ほとんど2022年撮影分で、許可を得て撮影しています。
フロントの方もとても感じがよかったです^^
※現在は撮影に関して制約があります
とにかく画像を貼りまくります
マイナスネジがいっぱい。
歴史的建造物の玄関に階段アリ。
玄関だけでかなり撮りました^ー^;
この、鋲が打ち込まれた柱は十二角形ですって!
漆喰の彫刻も素晴らしい。
ステンドグラスもあちこちに。
フロント付近は撮影の可否を問うと快諾してくれて、尚且つスタッフがそっと奥に入ってくれました。
こちらの訪問記事↓↓
学士会館☆中国料理 紅楼夢とセブンズハウス(神田錦町)
館内のステンドグラスは帝国ホテルの内装に似てます。
(デザインがライトさんっぽい)
現在の帝国ホテル設計も高橋貞太郎さんですしね♪
ちなみに帝国ホテルもいっぱい撮ってあるので、建て替え前にアップしたい。
ここからは立入禁止なのでズーームで撮影。
更にズーーーム
ドラマで使われた廊下かな?
ここから照明特集。
シンプルで品があります。
ここからお手洗い。
細かいところまで彫刻が!
地下への階段までもがスクラッチタイル。
コチラの地下もオシャレです。
撮影許可はここまで。
(今はだめかもしれません)
今月末に通常見学できないエリアも見させてもらえる見学会に、インスタ友達が参加するのでその画像を楽しみにします。
改装後も歴史的建造物としての価値が感じられる建物になるといいな。
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